曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

生命

2017年07月23日 | 日記

今日の花

 

花壇の花 暑くてもますます元気です。

 


 今日はお葬儀がありました。ご近所のおばさんで私がごく小さいころから可愛がっていただき、ごく最近までお付き合いのあった方のお葬儀です。101歳と362日の長寿を全うされた方です。

歳とられてからもとても元気でしっかりした方で90歳を過ぎても長く一人暮らしで頑張っておられましたが、この何年かは施設で元気に過ごしておられました。施設の庭で家庭菜園を営むほどの元気さと気力を持った方でした。5日前でしたか、医師の日野原重明さんが105歳で亡くなられたとニュースで聞きました。日野原先生は100歳を越してからも医師としての仕事を続け、また講演にも出かけられていたと聞いています。100歳を越してまで元気で活躍のできる人というのはすごいことだと驚かざるを得ません。私も昨年70歳代に入りました。意識として残りの人生のことを少しは考えるようになりましたがいかんせん凡人ですから自分のことで精いっぱいです。でも運よくというか100歳まで生きられるとするとあと30年もあります。どんな未来が待っていることでしょうね。今はあまり深く考えないことにしましょう。

今までずいぶん多くの方とのお別れの会に参列してきましたが、100歳を越した方はお二人だけです。一人の方は19世紀の末に生まれ21世紀の初めまで生きられました。3世紀にまたがって生きた方はとても珍しいことではないでしょうか。命というものを考えさせられた一日でした。

 


セミの命

今日、玄関からの歩道にニイニイゼミが落ちていました。まだ夏が始まったばかりというのに、ふと気になって足を停めました。セミは昆虫の中では桁外れに長い寿命を持っています。卵から成虫になって命を落とすまでの期間は何年もかかります。昔はセミは7年間地中にいて這い出してきて成虫になったら1週間で死ぬと言われていましたね。実際は地中で成長する期間は2年から6年くらいが多く栄養状態が良いと早く成虫になり環境が悪いと年数がかかるものだそうです。地表に出てセミになってからの寿命も3週間から2か月くらい生きるものもいるそうで、一週間で死ぬというのは絶食状態で飼育するような場合のことのようです。

翅がちぎられているので鳥に襲われたのかもしれません。身体の一部は蟻がもって帰り無駄にはなりません。

 

アサギマダラの死

アサギマダラは卵から成虫になるのに気候の良い時ならば約一月です。そして蝶になってからの命はずいぶん長くて5か月から6か月生きるものもいます。

この三つの蛹は私の飼育室で生まれた卵から成長して、ようやく今月の半ばに蛹になったのですが、ここの所の連日30℃になる暑さに耐えかねて死んだものと思われます。気候的に無理だったようです。

 

私は仕事柄(みかん作り)畑や野山で生き物を相手に仕事をしていますので、いきものの生と死とに毎日付き合っています。生命を作り出すお手伝いもしますが、何百万の命を取ることもあります。食物連鎖の頂点に立つ人間が生きてゆくことによって自然界の莫大な命が失われています。地球の自然と環境を良い状態で守りたいなら自然との付き合い方をもっと上手にするべきと思いませんか。食べ物はほどほどに、エネルギーもほどほどに、お金もほどほどに、喧嘩もほどほどに、静かに100歳まで生きられたらいいなと思いました。

 

新しい命

キジョランの種を播きました。芽が出て二月です。植物の命は長いです。

 

 

 


今日の果物

仕事から帰って一気にスイカを1/4食べました。水分補給と体を冷やすにはスイカは一番です。

 

 


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