曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラを放ちました。

2017年06月04日 | 日記

今日の風景

 

夕方

もう6月というのに毎日五月晴れです。一日中、四国がよく見えました。

 


 今日は6月4日です。何の日でしょうか? そうです、虫の日ですね。

普段、蝶や虫を飼育して楽しませてもらっているので、むしの日の今日に何かお礼をしなくっちゃあと考えました。飼育小屋で飼っているアサギマダラを大空に放ってやろうと思いつきました。このように書くと善行のように聞こえますが、実はアサギマダラの飼育には少し困っていたのです。最近メスがどんどん卵を産み始めて、もしもその卵がみんな孵化したら私はもうその子供たちを育てきれません。これ以上卵を産むのはやめてくれと言いたい状態でした。飼育しているアサギマダラを自然の中にはなったら卵を育てる責任から解放されるということに気が付き、今日が虫の日だということに引っかけてアサギマダラをすべて飼育小屋から逃がしたのです。リュウキュウアサギマダラの方はこの辺では生きて行けないので飼い始めた責任上飼育は続けざるを得ません。リュウキュウアサギマダラは狭いところにも適応することができるようで生まれてもう50日ほど経ちますが、傷みも少なくみんな元気です。飛び立っていったアサギマダラと飼育小屋に残されたリュウキュウアサギまだの様子をご覧ください。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Over the Rainbow  g: 荘村清志

荘村さんも年とりましたね。人のことは言えないけれど。


最近の蝶小屋の様子

 

アサギマダラたちは最初から小屋の中で暮らしているので狭いスペースには馴れています。そして私が小屋の中に入っても馴れていて大して気にしていないようです。ただアサギマダラは天井や壁際を飛ぶときに翅の先がふれるので羽の先端が傷んできます。それに対しリュウキュウアサギマダラは飛び方が上手というかホバリングができるので翅がそれほど傷みません。小屋の中で50日経ってもまったく傷んでいない個体もいます。

 


アサギマダラを小屋から逃がすとき、マーキングをしておきます。

 

手を離れました。まっすぐ大空へ上がって行きます。生まれて初めての飛翔です。

 

40日も小屋の中で暮らしながら、よく飛べるものです。

2頭目ですが日付を間違えていますね。

 

朝早くオスだけ外に出しました。

 

午後にはメスを放ちました。

ちゃんと交尾の跡が残っています。

この雌も交尾しています。

メスは山へもって行って放しました。

キジョランの葉に産んだアサギマダラの卵

夜飼育小屋に入るとリュウキュウアサギマダラ達は天井に集まって寝ていました。

 

飼育小屋の中のホタルブクロ

 

 


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日の音楽 (らんらん)
2017-06-05 17:38:28
Over the Rainbow  g: 荘村清志 
https://www.youtube.com/watch?v=L_8JtRWk_DU

コメントを投稿