交通事故・後遺障害認定申請専門行政書士のブログ ―解決へのヒント―

静岡で交通事故の後遺障害認定申請を専門としている行政書士として有意義な情報を提供できればと思います。

後遺障害 VOL.210 視野障害について 【大捕り物】

2013年11月28日 | 交通事故
朝晩の冷え込みが厳しくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。


今日、まさしく「警察24時」の場面に出くわした。



パトカー、覆面パトカー、白バイ、機動隊員、私服刑事、そして上空には県警ヘリと、総出演の大迫力。



私が国道の第2車線を流れに乗って走行していたところ、前方の車両の速度が徐々に落ちてきた。

ふと左ドアミラーに目をやると、約50mほど後ろの左第1車線に白いライトバンを先頭に覆面パトカーが追従してくるのがわかった。

徐々にその白いライトバンは近づき、私の後ろに急に割り込んだと思ったらまた車線を戻した。

私は「なんで後ろの覆面パトカーはライトバンがウインカーを出さないで急に車線変更したのに停車させないのだろう」と思い、追い抜きざまの運転手の顔を見たら、瞬間これは「やばい!」と感じた。

目がつりあがってほほがコケ、凶悪犯そのものの顔。

ライトバンは右後輪がパンクしていて煙を出していた。

ライトバンの前方で停車している車両と左側にある縁石との隙間をライトバンが強引に進んだとき、どこから来たのか盾を持った機動隊員10名ほどが歩道を全力で走って行った。

これまた迫力もの。つい「ぅっわー」と声が出た。



その先は車の陰で見えなかったが、渋滞が解消されて現場の横を通過した時はライトバンのフロントガラスが割られ、ドアーが開いたまま。




まさしく「警察24時」のシーンだった。





さて、今日は眼の視野障害について  【障害認定必携等より】


「半盲症」「視野狭窄(きょうさく)」「視野変状」と診断され、8方向の視野の角度の合計が正常視野の角度の60%以下になった場合に、単眼で第13級3号が、両眼で第9級3号がそれぞれ後遺障害の認定対象とされる。

半盲症とは両眼の視野の右半分又は左半分が欠損する状態をいう。
視野狭窄とは、視力は良好であっても視野が狭まり歩行など動作が困難になる状態をいい、視野変状とは暗点と視野欠損を指す。

視野とは、眼前の1点を見つめていて同時に見える外界の広さをいう。
日本人の視野の平均値は
上  60度
上外 75度
外  95度
外下 80度
下  70度
下内 60度
内  60度
内上 60度
合計560度

視野の測定にはゴールドマン型視野計を用いる。



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後遺障害 VOL.209 眼の運動障害について

2013年11月21日 | 交通事故
風邪をひかれている方が増えているようですが、いかがお過ごしでしょうか。



さて、今日はさっそく眼の運動障害について 【障害認定必携等より】

眼球の運動は、各眼3対の外眼筋の作用で維持されている。
この筋は一定の緊張を保ちながら眼球を正常の位置に保たせるものであるため、筋の一つが外傷により麻痺した場合は、眼球はその筋の働く反対の方向に偏位し、眼球の運動が制限されることとなる。いわゆる「斜視」のこと。

後遺障害等級では第10級から第13級に分類されている。
第10級2号 正面視で複視を残すもの
第11級1号 両眼の眼球に著しい運動障害を残すもの
第12級1号 1眼の眼球に著しい運動障害を残すもの
第13級2号 正面視以外で複視を残すもの

複視とは、右眼と左眼の網膜の対応点に外界の像が結像せずにずれているために、ものが二重に見える状態。

複視を残すものとは、
① 本人が複視のあることを自覚していること
② 眼筋の麻痺等複視を残す明らかな原因が認められること
③ ヘススクリーンテストにより患側の像が水平方向又は垂直方向のメモリで5度以上はなれた位置にあることが確認されること

ヘススクリーンテストとは、指標を赤緑ガラスで見たときの片眼の赤像、他眼の緑像から両眼の位置ずれを評価する検査。例えば、右外転神経麻痺(右眼球を動かす筋肉の麻痺)の場合、右眼に赤ガラスを通して固視させると、左眼に緑ガラスを通してみた固視点は右へ大きくずれるが、左眼に赤ガラスを通じて固視させると右眼に緑ガラスを通して見た固視点は交叉性に小さくずれる。

著しい運動障害を残すものとは、眼球の注視野の広さが2分の1以下に減じたもの。

注視野とは、頭部を固定し、眼球を運動させて直視することのできる範囲のこと。
この広さは個人差があるため、多人数の平均では単眼視では各方面約50度、両眼視では各方面約45度とされている。

各方面とは360度を上下左右斜めの45度づつ8方向に分け、単眼視では50度×8=400度、両眼視では45度×360度を基準として、各方面の合計度数がそれぞれ基準の2分の1以下である200度、180度以下と診断されれば11級又は12級の認定対象となる。




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後遺障害 VOL.208 医学用語について 「 道が流された 」

2013年11月14日 | 交通事故
一気に寒くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。


いつものランニングコースが2か月前からこんな状態に。



大雨で市が管理する農道約100m部分が流されてしまった。



私は左にある茶畑のあぜ道を走り迂回できるが、車が通れないことは山間部の農道といえども大きな問題。


未だ工事する気配がないのは、いかがなものか・・・

ぶつぶつ言いながら、今日も走った。



さて、今日は傷病名によくある用語について 

脳震盪(のうしんとう)

脳挫傷(のうざしょう)

脳梗塞(のぅこうそく)

脳浮腫(のうふしゅ)

脳血栓(のうけっせん)

瀰漫性軸索損傷(びまんせいじくさくそんしょう)

見当識(けんとうしき)

記銘力(きめいりょく)

燕下障害(えんげしょうがい)

血腫(けっしゅ)

棘波(きょくは)

痙性麻痺(けいせいまひ)

弛緩性麻痺(しかんせいまひ)

滲出性(しんしゅつせい)

遷延性(せんえんせい)

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)

歯突起不全骨折(しとっきふぜんこっせつ)

中心性頚髄損傷(ちゅうしんせいけいずいそんしょう)

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

腰椎辷症(ようついすべりしょう)

僧帽筋(そうぼうきん)

放散痛(ほうさんつう)

疼痛(とうつう)

知覚鈍麻(ちかくどんま)

前縦靭帯(ぜんじゅうじんたい)

黄色靭帯肥厚(おうしょくじんたいひこう)

生理的弯曲(せいりてきわんきょく)






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後遺障害 VOL.207 医学用語について 「 立 冬 」

2013年11月07日 | 交通事故
今日は立冬。



いよいよ冬が始まりますが、いかがお過ごしでしょうか。


今日はさっそく下肢に関する用語について

骨頭壊死(こっとうえし)

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

偽関節(ぎかんせつ)

側副靭帯(そくふくじんたい)

介達牽引(かいたつけんいん)

背屈(はいくつ)

底屈(ていくつ)

強直(きょうちょく)

拘縮(こうしゅく)

骨癒合(こつゆごう)

膝窩(しっか)

脛骨(けいこつ)

腓骨(ひこつ)

転子(てんし)

膝蓋骨(しつがいこつ)

内果(ないか)

足関節(そっかんせつ)

楔状骨(けつじょうこつ)

距骨(きょこつ)

踵骨(しょうこつ)

趾骨(しこつ)





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