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Aruのよもやまつれづれ日記

E34 BMW グラスハッチのダンパー交換

我が家のBMW5シリーズですが、リアゲートには独立して開くガラスハッチが備わっています。

買い物の時に大きく重いリアゲートを開けなくてもガラス部分だけを開閉して荷物の出し入れが可能!

(いまどきは大きくて重かろうがリアゲートは自動開閉ですよね(汗))

 

なのですが、このガラスハッチが、開けたら下に落ちてくるようになりまして、

落ちてくるハッチを頭で受け止めるというのが当たり前になっておりました。

落ちてくる原因は支えているダンパーがご臨終になったからです。

 

交換パーツは以下の1番の部品(51248120172)で図面では左だけですが、右にもあります。

国内ですと今はディーラーでしか買えないようで、私はPelicanPartsで取りました

glasshatchdumper

 

ちなみにですが我が家のE34では他にもダンパーが使われておりまして。

シートには、リクライニング時にシートバックがバタンと倒れないようにダンパー(バネでよいのに。。。)

seatdumper

 

グローブボックスもスーっと開くためにダンパー

(我が家のは安いグレードなのでそもそも付いていない?取り外された?支障は無いので放置中)

globboxdumper

 

マイカーはシートもバタン、グロブボックスもバタンですが、まぁ、あまり動かしませんので、、、


 

では本題に戻りまして、作業方法です

参考にしたのはこちらのYoutubeのE39のグラスハッチダンパー交換要領

あとは、Bentley BMW 5-Series 1989-95 Service Manual

 

簡単に書きますと

1)ダンパーにアクセスできるように各種部品を外す

2)ダンパーの手前のクリップを手前方向へ外す(上図の2の部品)

3)ダンパーはボールジョイントのようなもので止まっていて嵌め込まれているだけ

  なのでダンパー奥側を下から持ち上げてやればジョイントから外れます

4)新しいダンパーに上図の3のゴムカバーを嵌め込んで奥へ差し込みます

5)車体側のボールジョイント(キャンピングカーのヒッチのような形状)にかぶせ、上から押さえつけて嵌める

6)手前側をグラスゲートの支持部に嵌め、ピン止めして完了。

 

作業写真です。途中からですが、赤い部分のパーツを外します(ネジ二本)(これの前にプラ製のカバーを外しています)

DSC_2080

これは右側、赤枠部分がガラスハッチのダンパーです。

DSC_2081

ダンパーのクリップ(ロックワッシャー)を手前方向に引いて外します。

ロックワッシャーはこんな形状

ロックワッシャー

外すのには蟹スプーンを曲げたスペシャルツールで

DSC_2099

 

あと必要なのは懐中電灯と老眼鏡(汗)

下の写真は、ロックワッシャーを手前方向に外し、支持部からダンパーを外したところです。

DSC_2082

 

ダンパーを外すには奥側を上方向にグイっと持ち上げれば外れます。

長いドライバーやめがねレンチを奥に差し込んで外します。

 

外したダンパーです。オイルが漏れてますね。

(手で縮めようとしても無理なので完全に抜けているわけでは無さそう)パーツの左手が奥側で、右手が手前側です

DSC_2083

奥側のジョイント部分です。内部にヒッチボールにロックするピンが通っています。

DSC_2086

こちらが新品パーツ、

DSC_2087

しかし芸が細かい、ジョイント部の内部にはグリースが既に仕込まれています。やるなぁ、、、

DSC_2089

 

では本邦初公開!奥の奥、普段は見えないグラスハッチダンパーのヒッチ部分です。

DSC_2090

カメラを引くと

DSC_2091

車体左側はこんな感じ(左側の方がケーブルが邪魔でやりにくいです)

DSC_2093

DSC_2095

 

では組み付けに参ります、ダンパーへシーリングカバーをかぶせます。

DSC_2092

 

これが良く出来たもので、このカバーがあるおかげであるべき場所へ押し込まれます。

とは言え、車体側ヒッチへ上からうまく被せるには、かなりの根気が必要。

 

コツとしては、まずダンパーを押し込み、ダンパー手前側を下方向へ下げ(奥が上に浮く)

その後、ダンパー手前側を上に上げる。(これでヒッチ部分にジョイントが被さる)

 

ダンパー手前を掴み、前後に動かすと、かかって居れば動きません。

かかって居なければ抜けます(涙)そしてリトライ(涙)

 

抜けない状態になったら、ダンパーの奥部分を下方向へ押し込んで完全に被せてやります。

(私はメガネレンチを使いました)

 

ヒッチにジョイントが被さり、固定が出来たら、手前側を支持部に挿入します。

が、入らない。。

僅かにダンパーが長く、支持部のところの穴に入りません、あと1mmくらいなのに。。。

 

仕方ないので、テールゲート本体を支えるダンパーのリアゲート側を外し、

テールゲートを通常より上げて支持金具にダンパー穴が入るようにします。

(テールゲートの支持部はT30で止まっています。テールゲートは激重なので支えるのはしんどいです。)

 

ゲートダンパーが外れ、テールゲートがを更に持ち上げ、穴に、、、嵌まった!!(良かった。。。。)

 

あとはロックワッシャーを手前から挿入し戻して行きます。

(あまり強く押し込むとロックワッシャーが開いてしまいます。適度に押し込んでください)

 

ということで無事完成です!

と行きたい所ですが、組み込んでいく際に妙なケーブルが垂れ下がっているのに気がつきました。

 

そういえば、時々はみ出ているのを見かけた。。。。

GPSアンテナのケーブルかなと思っていたのですがどうも違う。

 

たどって行くと、リアガラスハッチの熱線用の配線です。まじか、、、、被覆がはげている箇所も多数。。。。

ビニルテープで巻いて絶縁し、あるべき場所へ押し込みます。

(確かにガラスハッチが別で動くんだから配線は外せるようにしないとですよね。。。でも供給は片方で片方はアースに落とせば良いと思うんですが、、、、)

DSC_2096

ということで、熱線用ケーブルも収め、完成です。

ひょー、、、止まりますねぇ、落ちてきませんねぇ、、、いやー、、すばらしい!!!

DSC_2098

作業所要時間は約3時間でしたがディーラーでは30分交換らしいです(汗)

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