天邪鬼往生記 天邪鬼はアマノジャク、往生はオウジョウ 

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8y03-文化について

2016-11-04 07:47:42 | 日記

2016/11/03 19:50 今日文化の日、晴天の特異日と明治天皇の誕生日と、どっちの知識度が高いだろうか。吾の終戦はまだ学童期だった。敗戦で世は軍国から文化国家に目標は動顛した。文化とは英語ではカルチャーで耕すという意味だと師範学校出の先生が教えてくれたのが「ひとつおぼえ」として記憶にある。

 この頃を想うのに「少子高齢社会」で衰退しないかの危惧があるということである、これは戦争・終戦に限ったことでなく地球は「人口爆発の危機」にあるとのこと、現に衣食住の欠乏は切実だった。終戦で復員した若者からは一斉にベビーが生まれた、第一次ベビーブームである。農村には農業改良普及員と並んで生活改良普及員なる制度ができた。その最大緊急目標は産児制限・受胎調節の知識と実技の普及指導だった。後日談だがこの施策は奏功どころか効果横溢して今日の人口減少の起因になっていると愚考するものである。

 さて人間社会が地球規模になって五百年と仮定しその動静を類推するに最大の動機は戦争であろう。そして更に遡及すれば人口問題に帰結するだろう。戦後の東京極東裁判では「禍根は遠し満州事変(昭和六年)」とされたらしい。これは巷間の話題にはならなかったろうが日本の人口相当数を満州に移民させて「共栄」させようの意図に相違なかった。そしてその有効の見本が欧米諸国の世界各地への植民地の設置による利益の獲得であろう。これを産業革命のもたらした文明の開花と評価するか最大の害毒とするかが今年文化の日の課題と受け止めたい。20:42

 


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