たかしです。

人生を自由に楽しくが目標。いえづくりを仕事にしています。きどたかしの「ひと・こと・もの」に関するブログ

エコ?エゴ?

2008-04-30 | とし~まち


ニュースで2012年までに日本で白熱電球が無くなる事を知りました。
白熱灯は蛍光灯の5倍のエネルギーがかかるから。
欧米諸国ではそういう国も増えてきているそうです。

本気なのか?

いや、確かにあるとは思うが。
しかし、「白熱灯が好きだから」という私情を置いても
ちょっと待て待て!と言いたいです。

欧米諸国が取り組んでる、もっと大きな環境改革見てください。
もっと納得しやすいストーリーを組み立てて下さいよ。。



車を便利にする都市計画はほとんどの先進国で終焉を迎えています。
単純計算で考えてみましょう。
渋滞と言っていますが
朝夕の通勤車の渋滞で、車一台に乗っている人は大体一人です。
1700(mm)×4400(mm)のスペースを一人で陣取っています。
同じスペースを、皆が乗れる電車などと比較すると
人一人400(mm)×400(mm)と単純計算して
立って乗ったとして、44人は移動できるスペース。
44倍です。44倍。
車はバスや電車などと比べると実に44倍もの空間を使っています。
エネルギーは計算の仕方で違う数値になるとは思いますが
個人の便利さの追求により何十倍ものエネルギーを浪費しているのは明らか。

私ならそこに着目し
通勤通学移動手段に公共交通機関や自転車などが最大限便利になるよう改革します。
かといって車を無くす訳ではありません。
車は、必要企業や個人の趣味、家族単位で使うように促します。
メリハリをつけます。
ガソリン税も目的に伴い価格設定し、
使用目的は皆がスムーズに移動可能な
住み良い街づくりを実現するために使います。
環境問題や渋滞問題、高齢化社会、交通事故
遠くにはコミュニケーションや防犯などの問題解決も見えてきます。
こういう方向性をうたえば
まだ納得するんですけど、私は。


電球なんてその後です。
それでもエネルギーが減らない時の減エネ案です。
順番がめちゃくちゃな気がします。

そもそも5倍のエネルギーと言っていましたが
蛍光灯には適さない、頻繁に点灯・消灯する場所に向いているし
それを考慮するとトイレ等では蛍光灯よりも
エネルギー効率変わらないんじゃないか、という意見もあります。

蛍光灯にも電球色がありますが
陰影のできやすさや暖かみは変わるものが無い気がします。



もう少しストーリーをたてながら
もう少しセンスをもって
環境問題にも取り組んでいってほしいです。

てか廃止は中止になる気がします。。。

サウスバウンド

2008-04-23 | かんじて、おもう


「イン・ザ・プール」のコメントで
ジュンさんが読んでるって事でしたので
紹介しておきます、『サウスバウンド』
タイトルは「南へ」という意味、らしいです。
友情・家族・街・国家
様々な視点で読み込める、大変面白い話でした。

「国家について考えてみる」といった視点で見ると
結構過激で、色々と考える面も多いと思います。
「街について考えてみる」といった視点でも
東京と沖縄での人との関わりの違いが読み取れます。
私は前半は友情、後半は家族という視点が一番強かったかな。
すっきり、読後感が良かったです。


ものがたりは上・下巻でちょうど前半・後半できれいに分かれています。
視点は主人公の小学生二郎の目線。
ココが、イヤらしさが無く表現していて
ウマいな~と思いました。


前半は二郎と黒木のやり取り、関係の変化がすごく良い!
出てくるキャラクターも個性的で
最後の方では目尻にしわがくっきり残っちゃう事うけあい。
後半は、色々と父ちゃん母ちゃんの秘密が明らかになってくるのですが
沖縄にすみ始めてからの二人がイキイキとしてくる描写、
破天荒だけど、理屈じゃないすてきな父親像、
あ~これまたすごく良い!

といった物語です。

オススメです。

イン・ザ・プール

2008-04-22 | かんじて、おもう


奥田 英朗 さんの
「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」

ちょっと軽めで
久しぶりに本でも読みたいな~
なんて思っている人にオススメです。

子供のまま大きくなった?ような伊良部総合病院神経科の伊良部
と、ハチャメチャな看護士、マユミ。
二人のところへやってくる患者さんが
この破天荒な二人に(最終的に)救われるという短編集。

伊良部のあれは果たして天然なのか計算なのか、、、
ひょうひょうと好き勝手やって患者を回復へ向かわせる凄腕医師か?
と思っていましたが、二作目の「空中ブランコ」を読んで
これはやはり天然じゃ、、、と思ってきました。
8割方天然な気がしてきました。
誰か読んだら感想聞かせてください。

好きな話は「空中ブランコ」にある「義父のヅラ」。
わかります、わかります。
この話を読んで
特ダネの小倉さん(の髪)にツッコんだ
爆笑問題の太田さんを思い出しました。
意味が知りたい人は、、、是非読んでみてください。

とにかくスルスル読めます。

アヒルと鴨のコインロッカー

2008-04-20 | かんじて、おもう


伊坂幸太郎の小説が好きです。
読後感がやわらか~い気持ちになれます。

この「アヒルと鴨のコインロッカー」は大分前に読んだのですが
最近パラパラっと読み返しました。切ないな~。
映画にもなっているので今度レンタルして見てみようと思っています。


ものがたりは「現在」と「二年前」を交互に
語り手を「椎名」と「琴美」、二人が入れ替わりながら
緩急をつけて進んで行きます。

現在は大学生の「椎名」が、引っ越した先の隣人「河崎」に誘われて
本屋襲撃を手伝うところからはじまります。

河崎、ドルジ、琴美、麗子さん、椎名。
現在の話の登場人物と二年前の話の登場人物が
次々とリンクしていくのですが
なかなか琴美が出てこない事を
勝手に想像し、心配になり、そしてラストに向かって、驚きがあり。
切なくなり。。

「現在」と「二年前」で重なるセリフ、シーン。

うまいな。

おススメですよー。

同じ月を見ている

2008-04-19 | かんじて、おもう


雨ニモマケズ
風ニモマケズ

雪ニモ
夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク
決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニ
ワラッテイル

一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜をタベ

アラユルコトヲ
ジブンヲカンヂャウニ入レズニ

ヨクミキキシ ワカリ
ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病氣ノコドモアレバ
行ツテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ
行ツテソノ稻ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ



サウイフモノニ

ワタシハ
ナリタイ


そんな漫画ですよコレは!