カンダイとの格闘でおいらはもう満足♪
少しでも早く「メバル」ちゃんにお会いしたい。
出船時からのうねりはだんだん大きなものになっており、若干気分が…。
「酔った」と言うほどでもないのだが、「いつでも吐けまっせ」の一歩手前まで来ており、ず~っと持続している。
そんな姿を見て船長は少し早めにメバルのポイントに移動してくれた。
「まだちょっと早いけど、やってみて」
フロート付きのジグヘッドが風に流されながらも飛んでゆく…。
長いことルアーを投げていないので、戸惑いながらも何とかかキャストを続けていると
「今跳ねたで!」と船長。
「どこ?えっ?」とサッパリわからないオイラ。
「そこ!そこっ!」と指さす方向にジグを投げる…。
「ク、ク、ブルルルンッ」とかなり大きなアタリでメバルがヒット!
ゆるめのドラグから糸を出しながら25cmUPの幸先のよい1匹。
ふと見ると、TDちゅーさんの竿も曲がっている。
「おっ、流石!やるね~」と褒めたものの、上がってきたのはガシラ…。
あたりが暗くなり、静かにしていると、船のまわりで「ピチャッ」「パチャッ」とメバルが跳ねる音が聞こえる。
船のところまで引いてきたジグを追いかけるメバルが見えたり、
夢で見ていたような風景が目の前にある。
「大チャ~~ンス!」 ここぞと頑張るが、バイトがあっても喰い込まない事が続く…。
で、ショートバイトの後、すこしスローな引きで「喰わせる」時間を作ることにした。
すると、大当たり!
確実にフッキングし、作戦成功♪
リーリングのスピードも大体掴んだ、多分今日はこのパターンでいける。
ここから4連発!
絶好調。
一方、横で苦戦するTDちゅーさん。
こんな時、できた人間なら優しい言葉をかけるのだろうが、オイラは違う。
アドバイスはするが完全に「上から目線」
叩ける時に徹底的に叩いておく(彼に限ってだけだが…)、
で、釣れる時に釣っておかねばと、ガンガン釣る。
そして魚を分けてあげる。
彼はその魚を食べながらまた悔しさに浸る…。
そして、上達する。
これはオイラの究極の愛。
優しさなのだ…。(なんのこっちゃ)
その後、潮が止まり苦戦するもポツポツと釣れ、ふと時計を見ると8時20分。
完全に予定時間を過ぎている。
そろそろ終わりましょか?と自分から言うまでニコニコ笑って付き合ってくれる船長なんて初めて見た。
TDちゅーさんも、悔しがりながらも次回の宿題と言う事で帰港する事に。
夜の海をゆっくり走って湾内に戻る。
あんなに気を揉ませた「風」はほとんど影響なく、無事に終わった。
戻ってみればメバルはすべて25cm以上で10匹、ガシラ4匹か5匹、カンダイ1匹と大満足な釣果。
メバルは生かして帰ろうと、ブクブク入れてアジバケツに入れたが、チャックが固着していて閉まらず断念。
道具の手入れはちゃんとしないといけないという反省点を残した。
今週は「海竜」週間になった感じ…。
家に戻り、ぴちぴちのメバルを煮付けて食べた…。
身はハジけ、見た目は悪いが、その身の甘さ…。
釣りの余韻に浸りながら、酔っぱらうのだった…。
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