いまから6年前・・・私は事故により左手関節を完全に破壊された
5度の手術の甲斐もなく回復はしなかった、その上に尺骨神経損傷も・・・
何もかも楽しくなかった5、毎日骨がこすれる痛み、腱がボロボロになっていて擦れる痛みがあり熱が出るほどの痛みに耐える日々。
時おりくる骨が脱臼する痛みで意識が遠のくのに脅えながらも明るく振舞い、一人になると酒に溺れ泣いていた。
最後の手術はこれだった(写真は私の現在の手首です)
遠位トウ尺関節が破壊されたことで選択されるのは腕の支持能力を減らしてでも腕の可動域を稼ぐ
ソーベ・カパンジー法という手術
治療成績は不明、若年者には向かずイチかバチかだった。
さて、それを行ったことによって激痛は和らいだが、いまだに腱や骨が動くことで痛みが走る・・・
このままでは自分は違う病気になる(というかもうなってたけど)
その時立ち直るために思ったことが
よし!走ろう!!
それだけしか思いつかなかった。走ることばかりだった自分の人生で走ることがなくなった数年間を取り戻すように走り出した
やがて、トライアスロンと出会った
きっと同じ手術を受けた人から言わせると、そんなこと出来るか!!!と思うに違いない
何故なら私の腕は数キロの力が加わっただけで切り離した骨が大きくずれる・・・腕立て伏せなんて出来ないし、バイクに乗るのがやっと・・スイムは??
でも私は選んだ
痛みへの挑戦状を出してやる!!
少なくとも思う、以前ほどの痛みはもうきっと訪れない。ならば耐え切れる
トライアスロンやランで生きる道を探して行こう!!
日本にソーベ・カパンジー法を受けた人がどれだけいるか?分からない(ググると数件のブログがでます、どれだけの苦悩か書かれますよ)
でも、久しぶりにこの手術の名前を出したのは同じ痛みを持つ人がこれを見てくれたらどう思うだろうか?と思った
痛みと戦うことがどういうことか?恐らく分かってはくれない
でも、人は誰でも何かしら痛みを持っている
それが肉体的なものであるか?精神的なものであるか?という違いだけだろう
そう考えた時、私がこういう状態でもトップエイジで走っているということが何かの意味があるはずだ
健常者に混じり表彰台を狙う障害者がいるワクワクする人もいるでしょう?
恐らく、私は障害というものはすでに乗り越えている(出来ないことはたくさんあるけれど)
でも痛みというものからは全く開放されていない
左手関節破壊という(損傷ではない回復不能な破壊である)ケガから立ち直る・・・いや治らないから、立ち上がる者がいる
それを発信できればと思っている
痛みや試練は越えるためにあるなら私はこれを越えなければならない
いくらこの障害が不利なものであろうと、本来トライアスロンをやっているという事実だけでも驚くことであろうと
私は健常者に負けない!!!
そして、私のライバル達も決して手を抜かないということが本当にありがたい
私はこのケガを正直恨むが、感謝している
きっとこれが無ければこれほどの仲間に出会えなかったし、今の自分はいない
私は思う
あらゆる痛みは受け入れるまでは苦しみでしかない
でも、受け入れ受け止めた時
それは勇気に変わり
自分を支えてくれる、そしてそれが楽しくなる
痛みを持つ人、諦めずチャレンジしていこう!あなたのチャレンジ待ってますよ
痛みなんてクソ食らえ!!!私は負けない、だからまだまだ痛く苦しくも楽しいチャレンジを続けます
大切なのは
楽しむこと
もちろん痛みさえもね
さて、マジメな話が終ったらふざけた話~これ基本です
今日の高松は快晴~
気分も快晴~なので短パンで峰山アタック(爆笑)
デェいぃぃぃぃ
落ちるギリギリまで前に(笑)
決してまねしないで下さい・・・浮く特殊技術がないと落ちます(爆)
それではまた明日~
今日の練習
スイム 2km
バイク 30km
ラン 10km