純情短歌

純子の雑記帳

題詠blog2016 001~010

2016-02-03 14:41:20 | 題詠blog2016

001:地 (ひじり純子)
地の底のような真夜中眠られぬ魂ありて寝返りを打つ

002:欠 (ひじり純子)
欠けていく月のひとひら猫たちが舐めて朝には知らん振りする

003:超 (ひじり純子)
子の心見える超能力を持つ(いつもではないのがちょうど良い)

004:相当(ひじり純子)
「相当な厚かましさね」車内にて声を荒げる厚化粧して

005:移 (ひじり純子)
色移りしてしまったら仕方ない生きていくとはそういうことか

006:及 (ひじり純子)
何色の魂持てばよいのやら及第点は推し量るべし

007:厳 (ひじり純子)
ペンを取り「厳寒の候」と書き始めそこで言葉に逃げられてゆく

008:製 (ひじり純子)
鳩居堂謹製とある便箋に向かいて少し姿勢を直す

009:たまたま (ひじり純子)
よくあることたまたまミスで縁ができウェディングとはマンガのような

010:容 (ひじり純子)
許容する器を求めAmazonに検索かけるもう二月です

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