私の手術の予定時間が午後の2時だったので
午前中は割りとゆっくり過ごす事が出来たのですが
手術に向けてメンテナンスをしなくてはいけません・・・
まず、浣腸でお腹の中を綺麗にします
若い看護婦さんにしてもらうのは、凄く恥ずかしかったけど
覚悟を決めるしかない!!『はい、浣腸しますね~』『お願いしまーす』
『お腹が痛くても少し我慢して頑張ってくださいね』『はい・・・』
即効で『あ・もう限界です行ってきます』とベットを後にする私
で・とりあえずお腹をクリーンにした後は、下のお毛けを剃ります
看護婦さんに『やりましょうか?』と言われたけれど丁重にお断りしました
シャワー時間に体洗う時に一緒に綺麗にしてしまってパイパン状態
準備したりなんだりしていたら、親が登場
気づけば、もう手術室へ参らねばならない時間です
慌てて血栓防止のスリムウォークみたいなハイソックスを履いて
優しい笑顔の看護婦さんと共に徒歩で手術室へ
エレベーターで手術部の階へ・・・なんか、ここの階だけ雰囲気が違うのです
空気がピーンと張り詰めていて気が張っている空気感
一気に心臓がバクバクしてきました
一度、点滴などをする小部屋に移動して着替えて頭にシャワーキャップみたいなのをかぶり担架の上に横になりましたそして手術室に入るまで時間があったので親が
顔を見にきた・・・笑ってる!なんか最後のお別れみたいなこのシュチュエーションこの短時間で色々な事を考えてしまいました。そして感じた事は
なぜか『生んでくれてありがとう
』でした。
一気に健康・親・日々の生活のありがたみがビシビシ感じてしまって。
そんなこんなで、親にバイバイしてから担架で手術室まで運ばれ
ドラマなどで見る様な場所に到着、担架からイヨイヨ手術台に移りました
下にムートンみたいな白いフワフワとした敷物があったり
BGMでなぜか福山の曲が流れて居たり(先生の趣味?)
手術部の看護婦さん皆美人だし思っていたよりカジュアルな感じでした
『あ~いよいよだな』と思っていたら麻酔科の先生登場
軽く説明を受け『はい!手が段々と痺れてきます・・・・』
『だんだん眠くなってきま・・・・』
・・・・・・・・・・・。(3時間経過)
看護婦さん『さん!・・・○○さん!終わりましたよ!』
私『・・・はい・・・・』
なんか凄く深い眠りについていて気持ちいい所で起こされてる感じ
解ったから起こさないでぇ・・・・という気持ちで一杯
そして担架で運ばれて病室のベットへ
意識が段々と戻ってきた所で、めまいと吐き気が・・・
凄く気持ち悪い~(全身麻酔の後で吐き気が出る人はたまに居るみたいです)
そして尿道カテーテルも入っているし!酸素マスクも付いているし!
上手く寝返りがうてないじゃん
と・気になったのは、それだけで不思議と傷口の痛みはありませんでした
しかもその日の夜、完全に意識が戻った時には上半身だけ起き上がる事も
できました。私は計4ヶ所の傷口を空けて嚢腫を取り出したのですが
(オヘソ・オヘソの横2ヶ所・膣口)麻酔を足すことが1回もありませんでした。
手術の仕方や先生の腕など痛みの感じ方は人それぞれだけど
ハラキリするよりは、あきらかに痛みはないみたいですね
手術が終わりホッとしながらも、吐き気はまだ続いているので
ひらすら寝ていました。