愛犬と旅とガーデニングの日々

自遊夢食人の日々の生活を気ままに綴っていきます。柴犬あすかも時折り登場します。

クロアチア個人旅行 4日目

2017-07-05 16:02:32 | 2017 クロアチア個人旅行

午前8時にHertsで予約していたレンタカーを借りに行く。
店内はアルバイトの大学生のみで、「ボスがまだなので、来るまで待ってほしい。」と言われ30分近く待たされる。
手続きを済ませた後、アルバイトの学生が運転する車に乗って、5分ほど離れた駐車場へ。
赤のフォルクスワーゲンが用意されていた。

本日6月25日は日曜日であると同時にユーゴスラビアから独立した「国家の日」。クロアチアにとっては大切な祝日になっている。クロアチアの渋滞予想を調べるとこの日は渋滞が予想されている。



クロアチア版JAFにあたるHAKが提供しているアプリで、渋滞状況、渋滞予想、道路のライブカメラを見ることができ、更に詳しい情報が分かる。



スプリット市内を走り、D8経由でトロギールへ。初めての左ハンドル、右側走行で緊張の連続。はじめは車体がどうしても右側に寄ってしまい右側のタイヤを数回歩道との段差にこすりつけた。
また、バックする時に左後ろを向くのが癖になっており、右後ろを見ながらのバック走行はなかなか馴染めなかった。
ウィンカーを出すつもりが、ワイパーを動かしてしまうことも再三であった。



1時間弱の走行で駐車場に到着。

本土にかる駐車場から橋を渡った正面に



守護聖人であるイヴァン・ウルシーニの像をいただく北門をくぐると、



世界遺産 古都トロギールの旧市街の中心イヴァナ・パヴラ広場。聖ロヴロ大聖堂、市庁舎、時計台、ロッジアなどに囲まれている。

聖ロヴロ大聖堂 鐘楼。高さ47メートル、3階の鐘楼が建てられのは14世紀初頭。ヴェネツィアの攻撃で損傷した後、少しずつ修復したので各階の建築様式が異なる。1階は1422年修復。アーチの先が尖ったゴシック様式。
2階は15世紀半ばに完成。ヴェネツィアゴシック様式。3階は1605年完成。後期ルネッサンス様式。



時計台、横の建物がロッジア



市庁舎



ロッジア



ロッジア内部のレリーフ。中央に天秤を持った聖母が善悪を秤にかけ正義を計っている場面。このロッジアは裁判所として使われていたことが分かる。



祖国を守るためオスマントルコと戦って戦死したベリスラヴィッチ総督のレリーフ 



かつて罪人が繋がれた鎖



ここでもクラッパの合唱が行われていた。



南門を通り海側へ。



カメルレンゴの砦。ベネチア共和国支配下の15世紀に建造された歴史ある砦。



改めて聖ロブロ大聖堂の見学に向かう。大聖堂の一番の見どころは入口を飾っている彫刻である。ダルマチア地方出身の巨匠ラドヴァンの作品。クロアチアを代表するロマネスク美術の傑作である。



アダム像 、ヴェネツィアの聖マルコのシンボルの獅子がドラゴンを制圧している。柱を支えるのは異教徒。キリスト教の勝利を表す。



イブ像



イエスの生涯が描かれている。




この日は日曜日とクロアチアの祝日「国家の日」と重なったため、内部はミサが行われており見学は中止になっていた。ミサの様子を短時間見ている間に、入口の鍵を閉められ、出るに出れず1時間近く缶詰状態になってしまった。



次の訪問地、シベニクに向けD58経由で走る。



トロギールの街を後に



シベニクの中心へと走る。



バスターミナル近くの駐車場に車を置き、シベニクの散策を始める。



聖フランシスコ教会とクロアチアの王ベタル・クレシミル四世像



城壁を再利用して建てられた市立図書館。シベニクの守護者「聖ジョージ」のレリーフが埋め込まれている。



クロアチア国立劇場から街歩きをスタート。



左手、旧市街のメインストリート・クラリャ・トミスラヴァ通りを進むと、道沿いに





犬、猫のための水飲み場だそうだ。

聖バルバラ教会



6月17日から7月1日まで、International Children’s Festivalがシベニクで行われているようだ。
レプリカ広場がワークショップや野外劇場に使用されており、聖ヤコブ大聖堂の北側入口にある「ライオンのドア」周辺は仮設の座席で埋め尽くされていた。





仮設のイスがあるため、正面から「ライオンのドア」全体を撮影できない。



扉部分のアップ。




大聖堂は、ブラチ島の大理石を用いた建物で、1431から1555年まで100年以上かけて建設された。
2000年に世界遺産として登録されている。

聖堂の壁面に取り付けられた、様々な表情をした72人の頭部の彫刻。当時の市民の有力者をモデルにしたのではないかといわれている。



正面入口方面から




ここを建てた建築家ダルマティナッツの像が大聖堂の前に立っている。



階段を下り、クルカ川河口に面した通り





大聖堂内部に入場






右奥にある洗礼所。



洗礼盤は3人の天使が支えています。



天蓋の天使が、キリストと子供達の洗礼を祝福している。



レプリカ広場の市庁舎横の階段を上り、北側の大聖堂を撮影。






更に上にむかって歩いて行くと



聖クルシェヴァン教会のグロッタ。洞窟の中にマリア様が祀られている。




Medieval Mediterranean Garden of St. Lawrence Church( 聖ローレンス修道院の中世の庭園 )
のカフェで小休止。



庭園からクルカ川河口を見おろす。



聖ミカエル要塞まではまだまだありそうなので、引き返すことにする。

聖イヴァン教会の鐘楼。綺麗に修復されている。



15世紀に建てられたゴシック様式の聖イヴァン教会。広場に面している鐘楼の時計は、1648年に設置されたもの。



ドン・クルスト・ストシッチ通りを真っ直ぐ歩いていると、左側路地の奥に聖霊教会が見える。



更に進み、



クロアチア国立劇場の近くにある昇天教会。



左側建物、バスターミナルを後にしてザダルへと走る。






クルカ川を横切って



D8でアドリア海に沿って走り



ザダル中心部を目指す。



今宵の宿、Hotel Bastion



駐車場に車を置き




チェックインし部屋へ。中世の要塞を改装したホテルで、石の壁がむき出しになっている。ルレ・エ・シャトー加盟ホテルである。ホテルを利用した世界各国の著名人の写真がロビーのエレベーターのところに飾られていた。



夕食がてらに、散策にでかける。



「ザダルの太陽」。左方向に海岸が続いていて、シーオルガンと呼ばれる場所がある。浜辺の階段の下部に35の調律されたパイプを埋め込み、波の動きとともに注ぎ込まれる風がパイプを通って和音を演奏するという仕組みのものがある。満潮のためか階段部分は殆ど見えず、音だけが聞こえていた。



フランシスコ会修道院



聖マリア教会・修道院



円形の建物は聖ドナト教会、右に見えるのは、聖ストシャ大聖堂。




恥の柱
ローマ時代の遺跡の一つです。中世の時代、軽犯罪を犯した人がこの柱に縛り付けられ、嘲笑されたことから恥の柱と呼ばれる。



ローマ時代の広場フォーラムの遺跡。





ナロドゥニ広場 市庁舎




時計塔



五つの井戸広場。16世紀のトルコによる包囲攻撃から持ちこたえるために、ベネチア共和国が1574年に作った井戸だそうだ。






旧市街の正門( 陸の門 )
 
中央に翼の生えたライオン。これは、ヴェネチアの守護聖人である聖マルコのシンボル。かつてそこがヴェネチア共和国の支配下にあったことを示している。



この後、Restaurant Bruschettaで夕食。途中雨が降り出したが、小降りになったのでホテルに戻る途中「ザダルの太陽」に立ち寄る。
映画監督のヒッチコックが「ザダルの夕陽は世界で一番美しい」と絶賛したことで有名になった所である。昼間にたくわえた電気が日が暮れると床が7色に光る装置。ここで、夕陽を見ようと来たのだが・・



突然、大粒の雨が降り出し、1分もせぬうちに嵐に!



樹の下で、雨を防ごうと思ったがあまりにも雨風が強過ぎて、ずぶ濡れに。暴風雨で枝が折れて道路を塞ぎ始めたので、移動するが、なかなか風雨を防ぐ場所が見つからない。やっとのことでカフェに駆け込み雨宿りをする。全身ずぶ濡れのまま1時間近く、立ったまま風雨がおさまるのを待つ。
我が人生でかつて経験したことがないほど、頭のてっぺんから靴の中まで水びたしになった。

枝が折れ、カフェのテントは飛ばされ台風並みの嵐だった。




ーいずれの写真も翌日のニュースページよりー



翌朝、ホテルで聞くと4年ぶりの強い嵐だったそうだ。まあ、怪我がなくて何よりであった。



ちょうど6月25日の暴風雨の様子がyoutubeに投稿されていたのでリンクしておく。
ザダルの嵐


本日の日程







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