最近、忙しさに謀殺され更新が遅れてすいません
さて、10月5日に東京大学駒場校舎にて、ミシェル・ブルッス氏をお招きした柔道文化研究会が開催された。ブルッス氏は、以前、選手としてもヨーロッパ選手権で優勝(1969~71)、国際柔道連盟理事などでご活躍された。現在はボルドー大学教授としてスポーツ歴史学などを教えている。今回の研究会は、フランスナショナルコーチとしての経歴を持つ溝口紀子氏の尽力によって実現した。私も過去に何度か彼の講演は聞く機会があったが、今回のように比較的少人数でゼミ形式で行われたものは始めてで、講義の後には活発な意見交換も行われ、非常に有意義であった。こういった機会を提供いただいた東京大学、溝口氏に感謝したい
講義の内容は、「フランスに柔道がどのように根付いていったのか」を歴史的な背景と合わせて解説したものであった。当時の柔術は護身の目的が強かったこと、エリート(上流階級)層に受け入れられた。フランス柔道の父と言われる川石先生は川石メソドと呼ばれる色帯によって進級を示した。これは学校の進級と同じで技術や強さの上達で進級するというよりは、白帯は2ヶ月、黄色帯は3ヶ月というように、その間に学ぶべき内容が決まっており、その課程を修了すると次の級に自動的に進んでいく。川石先生は柔道を生活の生業としていたので、サービスも重んじ、同時に教育的な部分を強調した。この二つの幹があったからフランスの柔道のマーケットは拡大していったという。
フランスでは柔道の指導者資格は国家資格である。このことも大きいという。柔道は危険と隣り合わせの競技でもあるが、資格を持った指導者が指導してくれるということに親は安心感を持つという。指導内容には技術ばかりではなく、8つの道徳も入っており、級が上がるごとにこれらの道徳観も身につけていかなければならない。
日本とフランスは柔道大国であるが、男子においてはメダル大国ではないことも興味深いと述べていた。さらに現在取り組んでいる研究についても語ってくれた。その話は次回に
さて、10月5日に東京大学駒場校舎にて、ミシェル・ブルッス氏をお招きした柔道文化研究会が開催された。ブルッス氏は、以前、選手としてもヨーロッパ選手権で優勝(1969~71)、国際柔道連盟理事などでご活躍された。現在はボルドー大学教授としてスポーツ歴史学などを教えている。今回の研究会は、フランスナショナルコーチとしての経歴を持つ溝口紀子氏の尽力によって実現した。私も過去に何度か彼の講演は聞く機会があったが、今回のように比較的少人数でゼミ形式で行われたものは始めてで、講義の後には活発な意見交換も行われ、非常に有意義であった。こういった機会を提供いただいた東京大学、溝口氏に感謝したい
講義の内容は、「フランスに柔道がどのように根付いていったのか」を歴史的な背景と合わせて解説したものであった。当時の柔術は護身の目的が強かったこと、エリート(上流階級)層に受け入れられた。フランス柔道の父と言われる川石先生は川石メソドと呼ばれる色帯によって進級を示した。これは学校の進級と同じで技術や強さの上達で進級するというよりは、白帯は2ヶ月、黄色帯は3ヶ月というように、その間に学ぶべき内容が決まっており、その課程を修了すると次の級に自動的に進んでいく。川石先生は柔道を生活の生業としていたので、サービスも重んじ、同時に教育的な部分を強調した。この二つの幹があったからフランスの柔道のマーケットは拡大していったという。
フランスでは柔道の指導者資格は国家資格である。このことも大きいという。柔道は危険と隣り合わせの競技でもあるが、資格を持った指導者が指導してくれるということに親は安心感を持つという。指導内容には技術ばかりではなく、8つの道徳も入っており、級が上がるごとにこれらの道徳観も身につけていかなければならない。
日本とフランスは柔道大国であるが、男子においてはメダル大国ではないことも興味深いと述べていた。さらに現在取り組んでいる研究についても語ってくれた。その話は次回に
>指導内容には技術ばかりではなく、8つの道徳も入っており、級が上がるごとにこれらの道徳観も身につけていかなければならない。
★素晴らしいですね^^
愚生が思うに、今の日本以外の正常な国では、
「道徳心を伴った武道スポーツ柔道の素晴らしさ」というものが全面的に受け入れられ歓迎されているのに対し、
今の我が国は、反国家的・反社会的な政治的価値観を信奉する日本のマスコミ関係者によって
「スポーツに道徳なんか持ちこむから日本のスポーツは世界で勝てないんだ」
とか
「スポーツに道徳を持ちこむ日本のスポーツはツマラナイ云々」の
悪質な嘘宣伝が絶え間なく垂れ流され、
日本の子供たちが「道徳なんかクダラナイ」という方向に押し流されてしまっているように感じます。
「道徳教育に反対」する日本の狂った日教組と
日本の反国家的・反社会的・反道徳的なマスコミは完全に同じ穴のムジナですね。
狂っているのはあなたですよ。
「自分にとって目障りな意見、都合の悪い意見」
を排除しようとする排他的な態度は良くないと思います。
それでは、
「言論の自由」を声高に謳いながら、
「自分たちにとって都合の悪い情報」を隠蔽する
日本の狂った反日マスコミやフェミニストと同じです。
尊敬する山口先生に、日本のマスコミが絶対に伝えない
(というか、その惨状は自分たちマスコミ自身が作り出しているものなので伝えられるはずがないのですが)
恐ろしい日本の惨状をお報せするために、
今後も愚生はガンガンコメントさせて頂きます^^
無視すればいいことだけど、こう書き込みが多いとうざいです。
自分のブログだけでは満足できないのでしょうか?
みなさん、これは山口香先生のブログですよ!
批判したりするのは止めましょう。
山口香先生だって迷惑なはずです。
しかし、もっと見苦しかったのは役員席からの大きな声で激しく荒くアドバイス、上の階まで聞こえる。初日は男子、二日目は女子の日本の強化責任者だそうですね近くの人が名前まで言ってました数人。こんなんでは他の所属の選手の信頼得られないような気がします。日本柔道が落ち込んできているのがわかりました。でも山口先生日本柔道が良くなるよう考えてください。
前にも先生のブログでありましたが、今の町場の月謝は二千円とかでないと他の競技との差別化が出来ないとかありましたよね??
フランスでの階級社会でたまたま護身術が受け入れられたことは抜きにしても川石先生のアイデアは日本でも応用できないでしょうか??
試合に勝てなくても道を極めていく過程で帯の色が変わればモチベーションが下がらず目標を持たせやすいでしょうし、指導者に対する道徳の段階的なシステムもすごく興味深いと感じました。