日体大の松本が東洋大を4安打完封。決勝は日体大と星槎道都大に。
明治神宮野球大会の第5日、大学の部の準決勝第2試合は、関東五連盟（千葉県大学、関甲新学生、東京新大学、首都大学、神奈川大学）第1代表の日本体育大（首都）が東都大学野球連盟代表の東洋大を完封で降して決勝進出を決めた。
日体大は先発の松本（明石商）がストレートとツーシームを決め球に東洋大打線を4安打に抑える好投。攻撃では長打は谷津（4・向上）の二塁打のみだったが、坂本（4・松坂）が2つ、大木（2・東福岡）、冨里（4・日体荏原）と4犠打で効率よく攻めた。特に冨里は2回、4回にタイムリー、8回に犠飛と3打数2安打3打点の活躍。
東洋大は甲斐野（3・東洋大姫路）以下山下（2・東邦）、中田（3・大宮東）、村上（1・智弁学園）と小刻みに継投して反撃を待ったが、松本をなかなか攻略出来ず。スコアリングポジションに進めてもあと一本が出なかった。9回も一死1・3塁まで攻めたが、代打・諏訪（1・浦和学院）のセカンドライナーに1塁走者の末包（3・高松商）が飛び出して併殺となり試合終了。
日体大は、優勝を果たした1980年以来の決勝進出。九州共立大戦で3回2/3を1安打9奪三振と好投した最速152キロ右腕の東妻（3・智弁和歌山）を温存出来たのは大きい。
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□2017/11/14(火) 第48回明治神宮野球大会 準決勝
日本体育大 - 東洋大
神宮球場 試合開始16:25 終了18:38 試合時間2時間13分
球審：沼／塁審：山口、鈴木隆、山田／外審：
観衆：2000人
東洋大 ０００ ０００ ０００ ０
日体大 ０１０ ２００ ０１ｘ ４
【バッテリー】
（東）甲斐野、山下、中田、村上－西川
（日）松本－馬場
【勝】（日）松本
【Ｓ】
【敗】（東）甲斐野
【本塁打】
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高校の部の決勝は、明徳義塾（四国・高知）が創成館（九州・長崎）に4対0で勝利。「明徳」時代の1981年以来、36年ぶり二度目の優勝を果たした。エースの市川（2年）が94球4安打完封し、初出場の創成館に隙を与えなかった。
これで来春の“センバツ”で四国地区に神宮枠が一つ与えられることになる。ただ、一昨年（2015年）に四国の高松商（香川）が優勝しながらも、選抜出場選考会では中国との選出校数のバランスを過度に考慮して、事実上中国地区に1枠与えた形になり、神宮大会優勝の意義を問われたことは記憶に新しい。しっかりと四国から代表を選出するよう、選考委員は肝に銘じなければならない。
≪2016年春選抜出場校選定の経緯≫
2015年秋の明治神宮野球大会で高松商（香川）が優勝し、神宮枠として1校増枠が決定。例年、中国と四国は各2校が選ばれ、5枠目を両地区のどちらかから選んでおり、中国が2校、四国が2校に神宮枠を足したで計3校の選出が確定。残る1枠を中国と四国で比較するのが通例だった。
ただ、地区選考に先んじて21世紀枠に小豆島（香川）が選ばれたことから、話は難解に。四国は高松商（香川）、明徳義塾（高知）の決勝進出2校が決定。3枠目は4強の土佐（高知）、済美（愛媛）のどちらかで、試合内容が濃く判断に難しい状況だった。中国は中国大会覇者の創志学園（岡山）が確定も、同校は明治神宮大会で初戦で敗れていて、地区レヴェルを判断する上では厳しい状況ではあった。3番手も難儀の末に開星（島根）が選ばれ、四国と中国の比較では四国が上回るかという展開に見えた。
しかしながら、そうなると、中国2校に対して四国4校（神宮枠1含む）、さらに21世紀枠で小豆島が加わり、四国が5校選出される可能性があった。選出校の数的バランスの不公平感が問われることをおそらく嫌った選考委員が、バランスを取るためにその配分を変更したのでは、という憶測も飛んだ。中国、四国両地区の準決勝以降を考えれば、四国の優勢は明らかだと考えられていたから、通例なら試合内容を鑑みれば、神宮枠1を加えた四国4、中国2が妥当なところ。21世紀枠は最初から別枠ゆえ、考慮に入れる必要がないものだ。だが、選考委員は21世紀枠に四国が選出されたことに左右され、21世紀枠を含めた中国2校、四国5校のバランスの悪さを問われないよう、実質神宮枠で四国が獲得した1校を中国の3校目の枠として使用した。ただし、選考委員は返答を避けているため、上述の経緯を認めた訳ではない。
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■ 第48回 明治神宮野球大会
【高校】
≪1回戦≫
11/10
おかやま山陽高 1-5 創成館高
日本航空石川高 7-6 日大三高
11/11
≪2回戦≫
大阪桐蔭高 4-2 駒大苫小牧高
明徳義塾高 5-3 中央学院高
11/12
聖光学院高 4-6 創成館高
日本航空石川高 4-6 静岡高
11/13
≪準決勝≫
大阪桐蔭高 4-7 創成館高
静岡高 3-5 明徳義塾高
11/14
≪決 勝≫
創成館高 0-4 明徳義塾高
【大学】
11/10
≪1回戦≫
関西大 1-2 創価大
富士大 4-1 大阪商業大
11/11
九州共立大 8-7 名城大
≪2回戦≫
環太平洋大 5-1 慶應義塾大
11/12
富士大 1-9 東洋大
星槎道都大 1-0 創価大
11/13
日本体育大 7-1 九州共立大
11/14
≪準決勝≫
環太平洋大 2-10 星槎道都大
東洋大 0-4 日本体育大
11/15
≪決 勝≫
星槎道都大 - 日本体育大
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