Dr. 讃井の集中治療のススメ

集中治療+αの話題をつれづれに

集中治療医訪問

2017-01-11 16:31:24 | 集中治療

先日、みなさんご存知のユタ学LDSホスピタル呼吸集中治療科の田中竜馬先生が、自治医科大学附属さいたま医療センターICUをご訪問下さいました。その際、田中先生のご依頼で、当センターの教育プログラムや診療スタイルに関してインタビュー形式でお話しさせていただきました。

その動画が、田中先生が主催されているウェブサイト”集中治療クラブ”の”集中治療医訪問”にアップされています。

http://www.intensivecare.club/single-post/2017/01/09/sanui

当センターICUの教育・診療に対するポリシーがよくわかる内容にしていただきました。

田中先生ありがとうございました。また、先生のアイデアとバイタリティーに敬服しました。

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重症急性膵炎に対する動注療法に関する主論文が掲載されました

2016-12-24 00:35:21 | 集中治療

重症急性膵炎に対する局所膵動注療法についての後向き多施設観察研究(SAP-CRAI)の主論文がPancreas誌に掲載され、JSEPTIC-CTG初期のメイン研究の一つが成果を産んで一安心しました。

Horibe M, Sasaki M, Sanui M, Sugiyama D, Iwasaki E, Yamagishi Y, Sawano H, Goto T, Ikeura T, Hamada T, Oda T, Yasuda H, Shinomiya W, Miyazaki D, Hirose K, Kitamura K, Chiba N, Ozaki T, Yamashita T, Koinuma T, Oshima T, Yamamoto T, Hirota M, Moriya T, Shirai K, Mayumi T, Kanai T. Continuous Regional Arterial Infusion of Protease Inhibitors Has No Efficacy in the Treatment of Severe Acute Pancreatitis: A Retrospective Multicenter Cohort Study. Pancreas. 2016 Dec 13. [Epub ahead of print] PubMed PMID: 27977624.

http://journals.lww.com/pancreasjournal/pages/articleviewer.aspx?year=9000&issue=00000&article=98757&type=abstract

 

今考えると反省点多数ですが、結果的には1159人の重症膵炎患者さんのまずまずのデータベースができたので、これからhypothesis generating(仮説を生み出す)なpost hoc(あとづけの)解析が複数登場する予定です。

さらに堀部先生を中心に多施設前向き観察研究が始まろうとしています(ちなみに堀部先生は若くて優秀かつやる気溢れる消化器内科医です)。

今後、前向き観察→介入研究という多施設臨床研究の王道的流れを歩むことができれば理想的です。

 

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日本のICUにおけるリハビリテーションの現状アンケート調査

2016-10-29 11:46:21 | 集中治療

日本のICUにおけるリハビリテーションの現状を予備的に調査したインターネット・アンケート結果Journal of Intensive Careに掲載されました。

フルタイムのPT(理学療法士)がいるICUは18%、プロトコールがあるICUは16%、人工呼吸器患者の立位や歩行があまり行われていない現状がわかりました。

広島大学のPT 對東さん、おめでとう。

今後も研究は続きます。乞うご期待。

https://jintensivecare.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40560-016-0190-z

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日経メディカルの取材

2016-10-26 10:30:02 | 集中治療

久々に日経メディカルの取材を受け、お答えしました。

特集◎集中治療はここまで変わった《1》せん妄◆最小限の鎮静と早期離床で予防できる

最新の集中治療プラクティスに関するリレー取材になっていて、自治医科大学附属病院 布宮 伸先生からご紹介いただき、せん妄に関してお話しさせていただきました。

その他、集中治療に関するホットトピックは何ですか、と聞かれたので、ARDSガイドラインが上梓されたこと、その作成過程の中で腹臥位療法がもっと普及してもよいことがわかったこと、などをお話させていただき、腹臥位のエキスパートのお一人の東京医科大学の今泉 均 先生をご紹介させていただきました。その内容がこちら。

特集◎集中治療はここまで変わった《2》呼吸管理◆うつ伏せでARDSの死亡率が半減

 

さらに、新しい敗血症ガイドライン栄養ガイドラインにも言及されています。

詳説◎「日本版敗血症診療ガイドライン2016」案 敗血症の初期蘇生はもっと“緩め”に

リポート◎重症患者の栄養療法で国内初のガイドライン 重症患者へ48時間以内に経腸栄養を始めるには

最新の集中治療が一気にわかります。

 

で、本題。

日経メディカルでのこの取材が物議を醸し出して、仲間に迷惑はかけられないと辞表を書こうと思ったのは2009年です。全国各地で診療看護師育成の大学院が開設されたり、看護師特定行為研修制度が始まったり、周麻酔期看護師養成の大学院が作られたり(他にもここここでも)、明らかに時代は変わった印象があります。

正しいと思うことは諦めずに言い続けろ、ということでしょうか。

 

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早期回復を目指した人工呼吸器患者看護セミナーのお知らせ

2016-08-22 19:09:07 | 集中治療

早期回復を目指した人工呼吸器患者看護セミナー」(メディカ出版)を行います。

http://www.medica.co.jp/seminar/detail/217

主な対象はナースですが、人工呼吸に関わる全ての医療スタッフが現場ですぐに応用できる内容をお伝えします。

 

本セミナーの主旨:

人工呼吸器患者さんが、退院後に良好な身体機能、精神・神経機能を発揮して、元の社会生活に戻るためには、人工呼吸開始早期から「できるだけ覚醒してもらい、どのような状態に置かれているか理解してもらい、早期に離床し抜管を目指す」べきと言われています。これには入院直後からの患者さんや家族への積極的な関わりが重要で、中でもその中心的役割を果たすのがナースと言えるでしょう。

しかし、どうすれば患者がせん妄を起こさずにうまく覚醒し落ち着くか、人工呼吸器患者さんとコミュニケーションをどのようにとれば良いか、リハビリはいつからどのように行うか、抜管後の排痰機能や嚥下機能をどのように向上させていくか、など、何をどうしたらよいか今ひとつよくわかりません、という方が多いかもしれません。

本セミナーでは、このような疑問や不安に対し、ドクター、ナース、理学療法士、言語聴覚士の4人が症例やクイズを交えながらわかりやすく解説していきます。

このセミナーを受講すると、ICUや病棟の人工呼吸器患者さんや抜管後の患者さんに「ナースとしてやらなければならないこと、ナースだからできること」を学ぶことができます。

みなさまのご参加お待ちしています。

 

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