貴乃花光司(大相撲)
1972年東京都中野区生れ
昭和の名大関初代貴ノ花の次男で、土俵の鬼と呼ばれた若乃花の甥、そして第66代横綱若乃花の弟というスーパー相撲一家の一員である。
稀代の人気力士貴ノ花の息子ということもあり、少年時代から注目されわんぱく相撲などで活躍。
中学を卒業すると父親が親方を務める藤島部屋に入門した。
入門後は次々にスピード出世記録を塗り替え、平成初期の空前の相撲ブームの主役に躍り出た。
平成4年1月に平幕せ初優勝するとその人気は爆発する。
人気芸能人並みの注目度という重圧にもかかわらず、猛稽古で大関昇進。
横綱に昇進すると同期でライバルの曙を一気に抜き去り角界の頂点に立つ。
正攻法の四つ身からの寄りは万全であり通算22回の優勝を成し遂げた。
最後の優勝では、靭帯損傷という大けがの中、強行出場し優勝決定戦で武蔵丸を破ると言う伝説的な感動の一番を取った。
私的には宮沢りえとの婚約、破談、兄弟の絶縁騒動や遺産相続を巡る騒動など常に大きな話題を提供。
昨今では相撲協会の改革を訴え、守旧派との対決に踏み出している。