夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

パンプキンシャワー天国…☆

2013年11月29日 | 旅行
ジルがバスの中で財布を盗まれたらしい。
ここは本当に恐ろしい国だ。
気付いたらカバンが半分開いていた。お金から銀行カードから身分証からみんな入っていて、急いで相応の手続きをしているとのこと。運が悪かったとしか言いようがない。

トルコの男の子がお菓子をくれた。杏は小分けの袋で、1個ずつみんなの席の上に置かれていた。
「これも食べて」と彼はかぼちゃの種を配りはじめる。開かれた教科書の真ん中の節目に30粒ほどのかぼちゃの種が注がれた。
彼は続いて後ろのゆっちゃんの席へ。苦笑いしながら教科書のど真ん中に注がれるかぼちゃの種を見つめるゆっちゃん。

午後は声楽の授業。来週期末テストがあると先生が言う。
と言うことは、来週でこの授業最後? あっという間だった。
期末テストではなにか2曲用意して歌わなければいけない。テストばかりだなあ。

ウェディング天国…☆

2013年11月28日 | 旅行
結婚式ではどんなことをする? 今日の授業の課題は「結婚式」。
挨拶、ケーキ入刀、カラオケ……
「ライスシャワー」あたしが答えた。
「新郎新婦に米を投げつけたりするの?」トルコの子が思い切り投げつける身振りをする。
「そういう人もいるけどね。ハハハ。」

インドネシアでは、結婚式で卵を踏みつけるらしい。猿みたいな外見で、「リアル孫悟空」とあたしが勝手に名づけた男の子が説明した。
卵と聞いて、あたしはひとこと言いたくなった。
「卵を投げつけたり。」
教室がどっと沸いた。先生も超笑っていた。気持ちよかった。

寮費のことをちゃんと聞きたいと思って、月曜に担当の先生に聞きに行った。
「ちゃんと考えて月曜に来なさい」と言っていたのに、先生は病欠だと言う。その先生じゃないと最終的な判断はしてもらえない。
「こういう事情だから、11月過ぎても滞納金は取らないよ。」他の先生にちゃんと確認した。
今日もう一度行こうと思ったら、その先生は入院したのだと言う。
なんでも、心臓に支障が起きただとか…。
寮費も心配だけど、心臓となればさすがにその先生も心配。
「返金はしないぞ!」そう言って立ち去るあの姿が、あたしたちが最後に見た姿にならなければいいけど。

センセイショナル天国…☆

2013年11月27日 | 旅行
作文の授業の先生は10分でも平気で遅れて来る。
今朝はちゃんと時間通りだったけど、教科書を持たずにやってきて、あたしの教科書を貸してくれと言った。あたしはゆっちゃんの教科書を一緒に見せてもらうハメに。

こんな先生だけど、「宿題を出していない子が多いわね」と文句を言った。
宿題に厳しいのはちょっと意外。

先生は午後の選択授業、陝西旅遊文化も担当している。
これを受けている生徒は元々少ない。少ないうちの韓国人4人はいかにも単位目的で、1時間でも平気で遅れてきて、腕を投げ出して思い切り寝ているし、途中で教室を出て行ったりする。彼らがあたしと同じ「出席扱い」になるのは本当に納得いかない。

午後、時間通りに教室に行くと、電気が消えている。よくあること。
電気をつけて席について待つ。10分過ぎてもあたし一人。これはさすがに今までなかった。
あれ、授業ないの?なんて思わない。伝達ミスで一度この先生に授業のドタキャンを食らわされたこともあるけれど、朝はいたから午後もきっと来る。

少しすると、慌てて先生がやってきた。
「あれ、一人なの?」そう言って、特に何事もなく授業が始まる。
1対1はやはり気まずい。先生が直にあたしを見ながら話す。あたしは特別にうなずく。
今日ばかりは遅れてもいいから韓国の子たちにやってきてほしい。

やがて他のクラスのソマリアの男の子と、韓国の子1人が入ってきた。
先生の視線が外れた。ほっ。

パソコンがローカル化してきた。
上記の内容、「せんせい」を変換するとまず出たのが「陝西」、「しせん」を変換すると「四川」…。



中検天国…☆

2013年11月26日 | 旅行
日曜日。
昼ごはんのために表に出ると、木に張り紙がしてある。
「中国語検定試験会場はこちら」
中国語検定、中検。英検の類で、これは日本の中国語協会かなんかが開催していている、日本の中ではそれなりの資格になりうる試験。でも中国ではメジャーではない。
日本と中国国内で年3回、西安で行われるのは年1回、しかもこの大学で行われる、と言うところまでは知っていたけれど、まさか宿舎の教室が会場だとは…。

「西安近郊のいろんな日本人が来るかもよ。」ゆっちゃんを誘って偵察。
午前の部はすでに終わっている。午後にまた試験があるはず。
「午後の試験は何時から?」アーイーに聞いてみた。
「1時半からよ。」
「午前中も日本人来たの?」
「2人来たわ。男だったわね。」
2人って…。

まだ試験まで時間がある。宿題もあるし、15分前くらいにまた覗きに来よう。
一度解散しようとしたところで、明らかにここの留学生ではない中年の男性が見えた。
入り口でアーイーが大きな声であたしを呼ぶ声が聞こえた。
その男性とすれ違いざまに「こんにちは」と言って、アーイーのところへ行く。
「今の日本人だったね。」
「だから呼んだのよ。」ご親切に…。

そのまま階段の踊り場の窓から、他にどんな日本人がやってくるか、見張っていた。
友達になれそうな日本人が来ないかな…。
4人組がやってきた。彼らはちょっと若すぎる。「違うんだよね~」
女の子が1人やってきた。ロングの金髪、化粧濃い目……。あたしたちは彼女を見た途端慌てて隠れた。
「あたしたちが今やってるのって、物色ってやつだよね」ゆっちゃnが言った。その通り。
その後ちょっと待ったけれど、日本人はぎりぎりには来ないだろう、もう来なさそうだから部屋に戻った。

5月に北京へ行った時、道端でたまたま知り合った北京在住の日本人が、西安に来てくれた。
中年男性で、10年以上中国にいて、仕事で各地を回るけれど、観光はあまりしたことがないと言う。
日曜の夕食を一緒に食べた。今日は1人で昼間に兵馬俑と華清池に行ってきたとの事。
「兵馬俑は一度見てみたいと思ってたんだよ。知り合いでもいないと西安なんかにはなかなか来ないからね。」
知り合いと言っても北京で15分かそこら話した程度。その後度々メールをくれていた。

夕方いつもの4人を引き連れて、大雁塔の方まで出て一緒に韓国料理を食べた。
ずっと中国料理を食べてきている人に、わざわざここの特色料理を紹介することはない。
うちらもたまには違う物を食べたい。「奢ってくださいね~」

「僕はここに留学に来る子達が、どうして中国語を選んだのか、どうして西安にしたのか、興味があるんですよ。」
すごく話しやすい男性で、会話も盛り上がった。
あたしと北京で出会ったときの印象をこう話す。
「彼女はね、携帯盗まれて、バイクタクシーにひどい目に合わされて、すごく怒ってたんだよ。」
あたしは怒ってたイメージか。たしかに。

明日の昼の便で北京に戻られるらしい。ごちそうさまでした。



ふしあな天国…☆

2013年11月23日 | 旅行
スタジオの先生の友達が、日本への留学を考えているとのこと。
先週その彼がスタジオにやってきたので、あたしは少し話をしたけれど、日本への留学についてはよくわからない。
日を改めてゆっくり話そうと言って、その改めた日が今日。
あたし1人では何を話していいかわからないから、宿舎に呼んで、日本人のみんなで話を聞くことにした。

「割と整った顔していたよ。好きな人は好きかも。」ゆっちゃんたちにはその彼のことをこう説明していた。
昼前に連絡があり、先にご飯を食べることに。
東南門に彼がやってきた。あれ、この前会った時、もっとかっこよかったような…。
ご飯屋で順番待ちしていると、ちょうど日本語学科の子達が食べ終わりで出てきた。
彼の相談したいことは、この子たちの方がわかるのでは?
「ちょっと時間があったら、彼の話を聞いてくれる?」
その時ちょうど順番がやってきて、日本人たちは先に中に入った。
彼らはなにやらごちゃごちゃ話した後、連絡先を交換していた。もうあたしたちの助けは要らないかしら…?

ほんとにみんなが来てくれて助かった。和やかに食事ができた。
こういう時、あたしは気の利いたことを喋れない。
そしてイシダの中国語の実力と口のうまさを認めざるを得ない。奴はすごい。

割り勘にしようと言ったけれど、やっぱりその彼が奢ってくれた。
店を出ると、ゆっちゃんが飽きれた口調で言った。
「あたしだったら他の女の子呼ばないで、男だけで固めるね!彼のどこを見て"割と整った顔"と言えるの?超かっこいいじゃん!」
ハルちゃんも同じ意見だった。「めっちゃかっこいい…」
気に入ったようで。

その後ニャヤヨの部屋で3時間くらい話をした。
「西安にも温泉はあるよ。でも日本の温泉には猿がいるんでしょ?」
中国人から見た日本のイメージってやっぱ面白い。