出題ミス_応用理学問題Ⅱ‐3

2009年08月31日 | 技術士(応用理学部門)
SUKIYAKI塾の掲示板に書き込みがあったが、今年の応用理学部門の問題Ⅱ‐3はやはり出題ミスだったようだ。

自分が受験生だったらどうしただろう。
「この白書の5)以外の・・・」
この記述自体に気がつかなかったかも知れない。
気がついたとしても、変な問題だと思いながらも、表1~5に挙げられている太陽光、風力、バイオマス、水力、地熱の5項目を参考に解答したと思う。問題文が正しいと解釈しても、自分には絶対に解答が書けないと思うから。
あるいは、別の問題を選択しただろうか?。CO2削減かロボット。

「これにより、解答の一部に影響の出ることが考えられるため、採点に当たっては、解答に至る思考過程、考察力等を重視し、必須科目の評価対象である論理的考察力、課題解決能力の観点から、受験者に不利にならないよう配慮して平等に採点を行うこととします。」

実際に「受験者に不利にならないよう配慮して平等に採点を行うこと」など不可能だろうな。不得手な問題を選択せざるをえなかった受験者もいたと思うし。
結果的に筆記合格率は上昇するのかも知れないけど、試験に向けて一生懸命努力してきた受験生からすれば、許し難いミスだろう。
何をやってるんだか。

資格手当

2009年08月30日 | 日々雑記
私が勤めている会社の場合、
RCCMは月1万円、技術士は2万円の資格手当てがつく。
ちなみに技術士補の資格手当ては8千円である。
少しバランスが悪いと感じるが、
それでも恵まれているほうだろうと思ってる。

応用理学地質_問題Ⅱ_2009

2009年08月22日 | 技術士(応用理学部門)
●平成21年(2009)
Ⅱ 次の3問題(Ⅱ‐1、Ⅱ‐2、Ⅱ‐3)から1問題を選び、応用理学部門の問題として解答せよ。(解答問題番号を明記し、答案用紙3枚以内にまとめよ。)

Ⅱ-1 資料1を読み、図1~5を参考として、家庭におけるCO2削減について私たちの取り組むべき課題を分析せよ。次に、応用理学部門の技術士としての専門性を生かした観点から、我が国の対応策についてあなたの意見を述べよ。
※資料1、図1~5:平成20年版 環境・循環型社会白書 環境省編より

Ⅱ-2 以下の資料は、ロボット産業政策研究会が平成21年3月にまとめた報告書『少子高齢化時代を見据え、ロボットと共存する安全・安心な社会システムの構築に向けて』の「はじめに」の一部を引用したものである。この報告書で取り上げられるに相応しい、将来のロボット技術が解決すべき課題を2つ挙げよ。次に、その解決の方策について、応用理学部門の技術士としての専門性を生かした観点から、あなた自身の提言を作成せよ。

Ⅱ-3 表1~5を参考にして、世界各国が取り組んでいる再生可能エネルギー(注)利用の現状を要約し、考察せよ。次に、あなたが関係する地域の特徴に照らして、その地域に推奨する再生可能エネルギー開発計画について、応用理学部門の技術士としての専門性を生かした観点から、(1)その地域の自然環境の特徴、(2)開発計画に必要な調査の概要、(3)具体的なエネルギー開発計画について述べよ。(表1~5はエネルギー白書2007、2008年度版より抜粋)
(注)経済産業省編集のエネルギー白書(2008年版)では、世界の一次エネルギーの動向について、1)石油、2)ガス体エネルギー、3)石炭、4)原子力、5)再生可能エネルギー(新エネルギー、地熱、水力等)に分類して解説している。本問題で再生可能エネルギーとは、この白書の5)以外の一次エネルギーを指すものとする。

問題Ⅱ‐3がSUKIYAKI塾の掲示板で話題になった問題。
注意書きにある「この白書の5)以外の一次エネルギーを指すものとする。」ということをどう解釈するかということ。
参考とする表1~5は、
表1 世界における太陽光発電設備容量
表2 世界における風力発電設備容量
表3 世界各地域のバイオマス利用状況
表4 世界の水力発電設備
表5 世界の地熱発電容量
であり、それから考えれば問題文の「5)以外の」という部分が「5)の」間違いなのだろうと思う。
技術士会からは出題ミスの発表は無いようだけど。

応用理学地質_問題Ⅰ-2_2009

2009年08月21日 | 技術士(応用理学部門)
●平成21年(2009)
Ⅰ-2 次の8設問の中から1設問を選んで解答せよ。(答案用紙を替えて解答設問番号を明記し、3枚以内にまとめよ。)

Ⅰ-2-1 更新世の海成段丘において小土被り (5m以下)の山岳工法でトンネルを設計する場合、設計に必要な情報を挙げ、それを取得するための調査方法について説明せよ。また、このような条件下で施工を行う場合の問題点を2つ挙げ、問題点を解決するための掘削工法、補助工法の選定について述べよ。

Ⅰ-2-2 ダム基礎掘削の地質と岩級の観察・スケッチを行う際に留意すべき点を3つ挙げ、その理由と望ましい方法についてあなたの考えを述べよ。

Ⅰ-2-3 超軟弱地盤に構造物 を計画する場合、圧密沈下の発生が余儀なくされる。このような場所で採用される圧密沈下対策工法について2種類を挙げ、それぞれの工法を説明し、地質条件に応じた適合性について述べよ。

Ⅰ-2-4 大規模な岩盤地すべりをボーリングにより掘削調査したが、いくつかの深度でコアの乱れがあり地すべり面が特定できなかった。考えられる原因を2つ挙げ、それぞれに対し効果的な調査についてあなたの考えを述べよ。

Ⅰ-2-5 水みち(水脈)が発達する地盤間隙構造を3つ挙げ、水文地質的観点からそれらの特徴について説明せよ。また、そのうちの1つについて地下水開発に際して必要な検討項目と調査の留意点について述べよ。

Ⅰ-2-6 地下の1次エネルギー資源は化石エネルギー資源、原子力資源及び再生可能な自然エネルギー資源の3つに大別されるが、それぞれの代表的な資源名を挙げ、その特徴と利用上の技術的な課題を述べよ。また、原子力資源の技術的課題については、その対応策についてあなたの考えを述べよ。

Ⅰ-2-7 物理探査を用いたモニタリング技術を1つ挙げ、その目的、手法の概要、技術的課題を述べるとともに、今後の展開についてあなたの考えを述べよ。

Ⅰ-2-8 土壌汚染対策法における不溶化技術について述べるとともに、土壌汚染対策法における位置付けを整理せよ。また、不溶化技術を実施するにあたっての適用条件や留意点について述べよ。

応用理学地質_問題Ⅰ-1_2009

2009年08月21日 | 技術士(応用理学部門)
●平成21年(2009)
Ⅰ-1 次の10項の中のⅠ-1-1~Ⅰ-1-2から1項目、Ⅰ-1-3~Ⅰ-1-10から2項目、併せて3項目を選び、それぞれの項目について定義及び内容を解説し、次に、応用理学部門地質科目の技術士の立場から考えるところを述べよ。(項目ごとに答案用紙を替えて解答項目番号を明記し、それぞれ1枚以内にまとめよ。
Ⅰ-1-1 粘土鉱物
Ⅰ-1-2 活構造
---------------------
Ⅰ-1-3 準岩盤強度
Ⅰ-1-4 リムグラウチング
Ⅰ-1-5 地震基盤面
Ⅰ-1-6 河道閉塞
Ⅰ-1-7 地下水の流向・流速
Ⅰ-1-8 地中熱利用
Ⅰ-1-9 速度検層
Ⅰ-1-10 現位置浄化

総監を学ぶ意味

2009年08月18日 | 技術士
「一般に専門技術者の欠点はその専門分野でなく、
その隣接分野について特に見劣りがするといわれている。
つまり裾野が小さく、視野が狭いという意味になる。
総合技術監理を学ぶ目的は、
このような技術者特有の欠点をカバーし、
より大きな視野での問題解決ができることである。」
(事例に学ぶトレードオフを勝ち抜くための総合技術監理のテクニック P.211)

以前に読んだ本に書いてあった。蛍光ペンでマーキングすらしていた。

単に資格を得るためだけでなく、
自身の成長のために総監的な発想や視点を身につける。
そういう意識で取り組みたいと思う。

ダメかも

2009年08月05日 | 技術士
APEC氏のHPを見ながら択一問題の解答を再検討したところ、どうやら六割を切ってそうな雰囲気。
技術士会の正解発表は近日中だと思うが、なかなか厳しい結果になりそうである。
論文でカバーできればよいのだが・・・。
正直、ダメなような気がしてる。

筆記の合格発表は10月27日。
体験論文の準備だけはしておこう。