3月27日午後4時姫路駅。
久しぶりに帰って来た姫路駅の様子は何だか今までと違う。電車の中から見える風景も見慣れた風景からはかけ離れている。電車から降り立つと、まっさらなきれいなプラットホームが姿を現した。階段を降り、改札口に向かう。見たことのない改札口…。そこから南出口に向かう。
…おいおい、姫路駅ってこんなきれいででかかったか…!?
そう。姫路駅は改装中なのだ。そしてつい数日前に姫路駅は高架になり、新しく生まれ変わったのだ。だから電車から見える風景もいつもとは違うし、なんだかぎこちない感じがしたのだ。
僕が今回姫路に降り立ったのは、昨年活動を開始した
マンドリンカルテットのライヴを行うためだ。そのためにメンバーのuminekoの実家で合宿することになっていたのだ。uminekoの実家は、国立海浜公園新舞子に臨む海の家なのだ。
軽く合奏をした後、夕食を食べた。だが、この夕食の豪華さは「至れり尽くせり」という言葉がぴったり来るほどものすごかった。
まず、ひらめのお造りが出てきた。はまちやいくらもたくさん乗っている。そして大きなホタテのバター焼き。煮魚。茶碗蒸しなど。もう、これだけでも十分満足だ。だが、予想した以上に食卓は華やかになっていった。アサリやカキがごっそり。魚のフライ。茶蕎麦。お汁。そしてビールやワインまで頂いてしまった。こんな豪勢な食事を(宿泊費込みの)破格の値段で食べさせてもらって、本当にumineko家の方々には感謝しています。ありがとうございました。
3月28日午前10時ごろ
翌朝も朝食をおなかいっぱいに食べ、リハーサルに向かう。車でバークリーに向かった。荷物を置くと、マスターに昼食をすすめられ、頂く。おいしいカレーだった。代金を払おうとするとマスターは「いいですよ」と言ってくれた。どうやら出演者は無料で昼食をいただけるらしい。
「昨日からおいしいもの食べてばっかりやなあ」
でも、リハーサルを行う時間もなく、お客さんを迎えに行く。そして帰ってきたと思ったら、すぐに本番が始まった。
午後2時
この姫路の郊外にある小さな喫茶店が満席になる。さあ、愉しい音楽の時間だ。
お客さんとの距離が近い。これまで味わったことのない緊張感だ。まさにライヴだな。ホールでやるのとは違う。音の響きも感じが違うし。
終わってみると反省点は色々あるが、初ステージはそんなものだろう。楽しい演奏会が出来たので、とりあえず良しとしよう。反省すべき点は次に活かせばいいのだ。マスターにも「次もよろしくお願いします」言って頂けたので、まずまずのスタートだったんじゃないだろうか。そして、ケーキとお茶をご馳走になった。今日は良い一日だった。
今日一緒にステージに立ったみんな、支えてくれたたくさんの人たち、そして遠いところを応援しに来てくれた人たちに感謝の意を伝えたいと思う。
ありがとうございました。
PS.文楽の皿蕎麦食べ放題はおいしかったけど、胃が苦しいって…。ま、面白かったからいいや。