試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3704,3703[3708F-2] 1次車 後期仕様 ([K'SEI]CIマーク転写施工:灰色成形FS-547装着車改装)

2018-02-14 21:43:21 | 京成線:3700形
薄水。

グリーンマックス製京成3700形3708F元登場時仕様(1次車:3708F-2)の復帰へ向け3706が仮竣工した。
しかしジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写に時間を要し思い通りに作業が進まない。
そこで3700形M2車と3700形T車の後期仕様化を先行する方向へ切り替えた。


京成3700形3704 1次車 元登場時仕様(3708F-2:灰色成形FS-547非動力台車装着車)。

引き続き残数都合から[K'SEI]CIマークインレタの転写は失敗できない状況にある。
無駄に急いても何の得にはならないと考えた。
むしろ失策を重ねる可能性が高いだろう。
着実に3708F-2への転写を進められるよう入場対象車を絞り込む。
よって今入場では3704と3703の2両だけに留めている。
工程は3706(3708F-2)から変更せず慎重さを最優先とする。
上野寄から作業を開始し3700形M2車の3704への[K'SEI]CIマークインレタ転写に着手した。


入工中の3706,3704 (3708F-2)。

3706では3726後期仕様(1次車:3728F)の印刷済[K'SEI]CIマークを転写位置の参考とした。
既に目安は窓サッシ印刷下端へ定めてあった。
ただ何処か不安に感じ[K'SEI]CIマークインレタ転写済の3706を同時入場させている。
インレタの転写圧は当初から強目である。
しかし開始した海側の転写から[K'SEI]が全く車体へ移らない。
従来ならインレタを交換する状況だが今回はまだその作戦を採れなかった。
止むを得ず押圧で波を打った台紙を擦り続ける。
徐々に[K'SEI]が移り始めそれらしい形にはなった。
ところが仔細に見ると[K'SEI]の上辺が失われていた。
3708F-2の後期仕様化はまだ2両目でこの欠落は痛い。
最初に決定した転写ボーダーの[剥離]はこれ程大幅な欠損を考えていなかった。
対応に悩んだ結果全8両への施工結果を待つことにした。
やはりインレタの残1は厳しい。




3704後期仕様(3708F-2:ジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写)。

海側のインレタ転写失敗により山側の車体下処理は更に入念なものとなった。
消しゴムを当てる面積を戸袋吹寄部全面に拡大し転写箇所の均し斑を解消させる。
更に磨きクロスで拭き上げた上で転写に取り掛かった。
しかしこの工程は余り効果が無かったらしい。
ばらばらになった[K'SEI]を何度も擦る展開は海側と同様だった。
幸い剥離箇所を生まずに転写を終えられたのは救いである。
3704は[K'SEI]CIマークの転写失敗を抱えたまま仮竣工となった。
消しゴム式下処理は3600形3618F芝山色(3618F-2),3500形3540F更新車中期仕様(3540F-1)で採り入れたものである。
何れもマイクロエース製だからこそ通用した可能性がある。
グリーンマックス製3700形には向かないかもしれない。


3703元登場時仕様(1次車:3708F-2 灰色成形FS-547(047)非動力台車装着車)。

3704に続き3700形T車の3703を入場させた。
3両目の施工で参照用車両は用意せず単独入場へ変更している。
疑問を抱いた消しゴム式下処理は懲りずに3703でも採用した。
仮に下処理を行わず失敗すると悔いが残る。
そのため敢えて施工し万が一に備えた。
但し消しゴムの当て方は3704の海側戸袋吹寄まで行っていた下処理方式に戻している。


最後まで拘った戸袋吹寄部への消しゴム式下処理。

3703では気分を変え山側から[K'SEI]CIマークの転写を開始した。
転写進行のばらつきを少しでも抑えるべく方策を改めた。
今度はバーニッシャーを擦る時間を長くしている。
加えて角度もあらゆる方向から当てた。
何れも数往復させどれかが正規の転写方法に嵌まると考えた苦肉の策である。
そして散々擦った台紙をゆっくりと捲った。
インレタは執拗な押圧に負けた模様で初めて一発で[K'SEI]CIマークの転写に至っている。
しかし海側は続かず数回のやり直しに迫られた。
山側はたまたま奇跡が起きたらしい。
その代わり乱れの少ない[K'SEI]CIマークにはなった。
両側とも最低限の見附を確保出来たと思う。




3703後期仕様(3708F-2:ジオマトリックス製[K'SEI]CIマークインレタ転写)。

3703は無難な結果に至り仮竣工を迎えた。
インレタ剥離を生じさせた3704とは異なり再入場は不要と思える。
これで3708F-2は3706,3704,3703が後期仕様に改められた。
しかし元登場時仕様で残存する車両はまだ5両を数える。
油断出来ない環境が続くが粛々と作業を進める予定である。

取り敢えず編成のうち半数以上の後期仕様化を果たした方が精神的に楽だと思える。
次回は3700形M1車系の3707,3705,3702を入場させる方向である。
併せて戸袋吹寄部の消しゴム式下処理廃止も検討したい。

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