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米、ロシア情報員ら4人を起訴 ヤフーへの大規模サイバー攻撃で。/最近のサイバー攻撃、北朝鮮の「ラザルス」が関与

2017-03-16 09:09:13 | IT関連・サイバー攻撃・SNS・ゲーム・5G・ポスト5G

米、ロシア情報員ら4人を起訴 ヤフーへの大規模サイバー攻撃で

2017年03月16日 02:38  AFP

【3月16日 AFP】米インターネットサービス大手ヤフー(Yahoo)が2014年にサイバー攻撃を受け5億人分のユーザー情報が流出した問題で、米司法省は15日、ロシアの情報機関・連邦保安局(FSB)の要員2人と「ハッカー」2人を起訴したと発表した。

 

 起訴されたドミトリー・ドクチャエフ(Dmitry Dokuchaev)被告(33)とその上長のイーゴリ・スシン(Igor Sushchin)被告(43)はいずれも旧ソ連・国家保安委員会(KGB)の後継組織であるFSBの要員で、同じく起訴されたハッカー2人を雇いサイバー攻撃を指示したとされる。

 

 ドクチャエフ被告は、ハッキング事件を捜査するFSB情報セキュリティセンター(FSB Center for Information Security)、通称「センター18(Center 18)」に所属していた。同センターはサイバー犯罪に関する米連邦捜査局(FBI)との連絡窓口になっている。

 

 ドクチャエフ被告は今年、モスクワ(Moscow)で反逆行為の疑いで逮捕されたと報じられていた。司法省は、ヤフーへのサイバー攻撃の目的はスパイ行為と経済的利益で、標的には米ロ両国の政府職員やロシア人ジャーナリストが含まれていたとしている。


 

 

最近のサイバー攻撃、北朝鮮の「ラザルス」が関与=米シマンテック

2017年 03月 16日 08:59 JST   REUTERS

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントへの攻撃などもラザルスが関与したもよう、都内で先月撮影(2017年 ロイター)

[ボストン 15日 ロイター] - セキュリティーソフト大手の米シマンテック(SYMC.O)は15日、31カ国の機関が標的となった最近のサイバー攻撃に、「ラザルス」として知られる北朝鮮のハッカー集団が関与している可能性が高いとの見方を示した。

 

シマンテックはブログで、攻撃の背後にラザルスが存在したことを示唆する4つの電子的な証拠を発見したと明らかにした。攻撃は「ローダー」と呼ばれるソフトウエアを使用し、悪意のあるプログラムをインストールしたものとみられる。

 

シマンテックの調査員エリック・チェン氏はインタビューで、ラザルスが関与していることについて「かなり確信がある」と述べた。

 

北朝鮮政府は、米国や韓国、セキュリティー会社などが指摘したサイバー攻撃への関与を否定している。

 

米連邦捜査局(FBI)からのコメントは得られていない。

 

シマンテックは、標的となった機関について明らかにしなかった。資金が盗まれたかどうかは不明だという。ただ、ラザルスが以前より高度な技術を利用していることが示された点で、今回の発見は重要だと述べた。

 

銀行や米政府のコンサルティングを行っているサイバーセキュリティー会社、トレイル・オブ・ビッツのダン・グイド最高経営責任者(CEO)は「脅威のレベルが大幅に上がっていることを示すものだ」と述べた。

 

ラザルスは少なくとも2009年以来、一連のサイバー攻撃に関与していることが疑われている。この中には14年に起きたソニー傘下の米映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントへのサイバー攻撃、16年に起きたバングラデシュ中央銀行に絡む不正送金事件などが含まれる。