最近少なくなっていたササユリが今年はアチコチで咲き出しました。
ササユリは姿より香で存在を知らせてくれます。それほど香が強いはなです。
この北山に移り住んだ30数年前は自宅の周辺には沢山咲いていました。
その頃は花を一本摘んで帰って花瓶にさしておくだけで家中良い香が漂っていました。
その後急激に少なくなってしまいました。家の前にトレッキングコースが出来てハイカーが増えたので摘まれてしまったのか?
イノシシにユリ根を掘られてしまったのか? 何しろ、香が強烈なのでどちらにも見つかってしまいます。
今回沢山(と言っても群落ではありません)見つけたのは人が行かない山道(林業のための)にそってポツポツと可憐な花を見つけたのです。
ササユリの季節になれば思い出すのが木祖村の山小屋の上にササユリの群落があるのです。
最近はこのシーズンに出かける事も少なくなったので何時ごろ藪原のササユリが咲いたのか思い出せません。
木祖村の山小屋は海抜1250メートル、北山の自宅は450メートルですからかなり気温差がありますから、もう少し後かもしれません。
梅雨時の京都北山も北山杉や檜や木々の緑が美しく雨の日は気温も低いので過ごし易く私の好きなシーズンです。
それにもまして木祖村の台所と居間を兼ねた2階の窓から見る雨に濡れたカラ松の新緑は心が休まります。
それに梅雨時の増水した木曽川源流はイワナ釣り、アマゴ釣りには最高のシーズンです。土砂降りの雨の中でヤブ沢を攻めるのは大変ですが。