秋も深まり、紅葉もいよいよ終盤に差し掛かってきました。受験生にとっては、これからが大事な時期になります。
塾のほうでは、毎年受験生に御守を渡すのですが、時期は毎年バラバラです。その年その年の受験生の雰囲気を見ながら、雰囲気がちょっと停滞気味かなというときに渡すことにしています。
ということで、渡したのは先週末。
とくに中3には「今から1ヶ月、中学生活で一番勉強したと言えるぐらいやってみようぜ!」という話をしながら。
なぜ、1ヶ月かというと、わかりやすいからです。1,2週間では短すぎるし、2ヶ月は把握しづらい、ちょうど1ヶ月後は終業式と区切りもいいのです。わかりやすいからというのは、雑な決め方のようにも思えますが、「頑張ろう!」と決めても数日で頑張ろうと決めたことすら忘れているという受験生は全国に何万人もいるのではないでしょうか。
それから、冬休みには冬期講習がありますし、冬休みが終われば誰でも勉強します。人に差をつけられるとすれば、二学期の終業式まで。受験生みんなが、この勝負の1ヶ月に力をつけるものと楽しみにしています。
それから、もう一つ、御守を持っていれば必ず合格するわけではありません。
御守を手にして自分の決意を改めて誓う、そして、御守を見るたびに決意を確認する、そんな行為を繰り返しているうちに受験勉強に力が入り実力がついてくるというものでしょう。思うだけでは忘れてしまうこともあるので、御守が目にするたびに決意を確かめられるよう目につきやすいところに置くなりつけるなりしておくといいですね。
さて、御守を授かった久延彦神社(くえびこじんじゃ)は大神神社(おおみわじんじゃ)の末社です。こちらが大神神社。この手前を左にそれる脇道を行くと、久延彦神社に続きます。
数分ほどで久延彦神社に到着します。御祭神の久延毘古命はどこへ足を運ばなくても世の中のことをすべて知っており、知恵がたいそう優れていると古事記に記されているそうです。
奉納されたフクロウでも有名です。
ここから2,3分のところに「大美和の杜展望台」という展望台があります。大和三山が一望できます。写真の左端が「天香久山」、中央付近に「畝傍山」、右の方には「耳成山」が見えていますね。大和三山を見るにはいいスポットのようで、Wikipediaの「大和三山」のページはここから撮られたものです。
簡単ではありますが、このような神社だったわけです。せっかくの御守ですから、由緒を知りどのような神社なのかを知っておいてもらいたいと思います。