慈空堂◆GARAKUTAブログ

◆水木由真(ミズキユマ)のお絵描き雑記◆

■『読楽』と『小説現代』8月号

2012年07月21日 | お仕事
毎月22日発売の読楽さんと小説現代さんですが、明日22日が日曜日なので
本日21日発売かもしれません(いや、むしろ月曜23日なら間違いない)。 今回も良かったらよろしくお願いします


読楽8月号。
新津きよみ先生の『過去からの手紙』シリーズ4作目「K君のこと」
小学生のころ、火事による一家心中を図った父母を失くし、ただひとり2階から脱出し生き残ったK君。
大好きだった叔母に引き取られ、後に大学在学中に推理小説作家としてデビューした
聡明な「K君」の小学生の頃の思い出を小学校の担任が語る。
彼女の出席簿に挟まっていた差出人不明の不可解なメモ、そして彼女が物語る相手は


今回はアナログ線画を取り込んだ後、
初めてフォトショでグレースケールの塗りをアミに変換してみました。
(夏の暑さのせいか、ノートパソのコミスタの調子が悪かったのです><)
印刷が綺麗なのもあるけど、600dpiならちゃんとキレイに出るんだな
薄いグラデが全体にかかってしまったんですが、気にならないレベルだったのでほっとしました

人物の入り具合が…構図が…他の先生方の絵と比べて、とても…(いまだに)慣れてない感じで…
新津先生にも毎回すみませんという気持ちでいっぱいなのですが、実は1回目の漫画っぽい絵をかなり気に入っててくださったというのをお聞きして、(どっちかというと小説雑誌っぽい感じにせねば…と思っていたので)わあこっちでいいのかと描いて、前回までよりは少しいい感じにできた気持ちです(実際に見た人のイメージはわからないのだけど)

文字の入り方が気に入ってるのですが、頭部や胴体の比率が…こういうところ自然に描けるように下書きでキメキメにせねば…あとスペースに対して人物が大きすぎてミチミチなのを今後気をつける。

お話は下手に話すとネタばれや先の展開の邪魔になってしまうのではと、なかなかブログでご紹介出来ないのですが
先生の中ではもう最後までの構成がきっちり決まってらっしゃるようで楽しみなのです!!


(読楽と小説現代の告知は、告知というよりもう、次回気をつける課題メモ状態に…)



小説現代8月号。
真保裕一先生の「ローカル線で行こう!」第4回
経理のかおりちゃんの秘められた眼力、イケメン坊主頭技師が男子アテンダントに大抜擢、駅舎炎上(!!!)、事件を追跡する哲夫・鬼刑事状態と、また見所盛り盛り!の贅沢な内容となっております。


↑こちらは中の挿絵。かおりちゃんと居酒屋!カウンターの料理描くのが楽しかった
とくに焼き鳥。(描いてたその日の夜ごはんに焼き鳥を作ってたから…)



↑今回の表紙は、たまたま読楽と同じく後ろ向きの絵に、
こっちも人物比率と、さらに背景パースナッシンになってしまいました。
さらに、ひさびさに何が描いてあるか良くわからない感じに…うう。
ああでもないこうでもないと迷ってたのになあ。
(でも担当さんが、あまりないかんじだし髪の毛と雰囲気がいいと言っていただけて救われた!)

夜の消防車動画や参考画像を色々見て回ってやたら資料集めに時間取ったんだけど、
構図に関しては、とにかく実際の風景を参考にして比率を見て考えるのが一番だと…すごく反省…
パトカーや消防車が描きたくてどういう構図なら入れ込めるかなんて思ってたのにかえって何も描けなかった。
前回のほうがすっきりして、かつ、パースというか人物比率よかったな
あっ!あと女性の体のラインをなだらかに魅力的に描けるようになりたいですふんがww

・全般的に人物の頭部が大きくなりがち(あるいは胴体が短くなりがち)なので
次回こそ!気にならない感じにできますように!
(たぶん自分は頭部が小さい・体が大きめの人物画のほうが、描けた時気にいるんだろうと思う)
・内容・モチーフ的にはどれもわりとあってる感じにできた、と思う。そこはよしよし(多少はほめてみる)

そんな感じで、告知というか一人反省会状態でしたが、よろしくお願いします!

絵はほんとは載せないほうがいいんだと思うのですが、少しはブログに載せていたほうが興味持ってもらえるかな…ということで、今後もたまに携帯写真で載せたり、一部載せたり(あとは没ラフ載せたり)してみようと思っております