前回、歌舞伎公演について報告しましたので、今回はルーマニアの文化センターにおける私たちの日本文化紹介活動について報告します。
先日、坂東流歌舞伎舞踊の理事で幹部師範がセンターに来所されましたので、日本舞踊の披露および講習をして頂きました。この方、坂東三津五郎さんの相手役を務めるスゴイ方だと聞いていたので、どんな方かなあと期待を膨らませていました。お会いしてみると厳しさのなかにも風雅を湛えたおん姿、さらに着物を着るとやっぱり違いましたね。シャキっと決まってオーラがありました。流石!
踊りを披露して頂いた後は、「さくら、さくら」をバックに講習会を行いました。参加したルーマニアのお嬢さん方、扇を持つのも初めてだし、普段大股で(時にはガニ股で)歩いているので、日本舞踊の楚々とした足運びには戸惑ったみたい。でも、ちょとした仕草で優雅に振舞える日本文化の良さに少しは気が付いてくれたと思います。