なんとなく人生KO日記

ぺけぺけぺけぺけ

ノー・マンズ・ランド

2008-02-20 17:59:17 | Weblog
何かの映画の予告で観て興味はあったのだが放置していた作品。

「DVD NAVIGATOR」データベースによると、内容は、
各国の映画祭で絶賛を浴びた戦争ドラマ。ボスニアとセルビアの中間地帯“ノー・マンズ・ランド”を舞台に、1993年のボスニア紛争をベースに、戦争や報道するマスコミの愚かさをユーモアたっぷりに描く。ダニス・タノヴィッチ監督の長編デビュー作。
とのこと。


この手の社会派映画に感動した記憶がない。「シティ・オブ・ゴッド」「戦場のピアニスト」など。
でも別に感動を与えるのがいい映画ってわけでもないとは思うが。

この手の映画に関する違和感、というか、冷めた感情は、
「今、世界のある地域ではこんなにも酷い事が起こっていますよ!さあ皆さん、どうしますか!」
と映画に問いかけられているような気がしてしまい、こちらとしては、
「こちとらそんな事は分かっていますよ。でもどうすればいいんですか?」
としか思えないところに原因があると思う。

純粋に物語として楽しめない。裏にある社会的なメッセージが頭にちらついて、映画に没頭できない。せめて物語の中で位は幸せな映像を作ればいいのにと思う。

でもこんな不満の底には「世界の問題なんて俺は知らねーよ関係ねーよ」と問題を直視しない自分の態度があるのが何となく嫌な気もする。


ノー・マンズ・ランド