Designed Flower, Nurcissus

本日も雪の日。
ふわふわの雪が舞い降りるなか、花の様子を見に行ってみると、
日本水仙が花を咲かせていました。



仕事で、主に切り花を使用しておりますが、
このように、花を育てることで、花自体をデザインしています。
これは日本水仙なのですが、根を短いまま、
球根もやせさせない状態で、この丈に育てました。
このように花をデザインすることで、
まだ背丈が短い時、花が蕾のとき、そして花が咲いた時と、
長い間この花を使用することがきるのと、
フローラルフォームに挿さなくてものせるだけでよいので
デザインする時にも使いやすいため、とても気に入っております。



これらの水仙は親子のようにみえませんか？
このようにお花で、”とってもなかよしの親子” を
表現することもできます。


この水仙のつくりかたはひみつです。
なぜならば、学校で習って勉強したことを思い出し、
研究すればつくることができるからです。
勉強嫌いの子供達もたくさんいることと思いますが、
私にとっては勉強したことがとても役に立っています。
「僕も、わたしも、つくれるようになったよ！」 と報告を受けることを楽しみにしています。

急がばまわれ

この冬の気温は、12月から2月中旬にかけて
全国的に平年より低くなりました。
12月から大雪に見舞われ、白銀の世界。
2月の末となりましたが、
ここ滝川の積雪深さは99cm、
道路わきに山高く積まれている道路の雪の除雪が
なかなか追いつかず、なるべく大きな道を選んで車を走らせないと、
目的地に到着するのにかなり苦労することとなります。





どうしても、細くなってしまった道を
走らなければならないときに、
対面から来た車と後方の車にはさまれて動けなくなり、
お互いに道を譲りながら車を進める光景は、
夏に北海道に訪れ、北海道の道路の広さを羨ましく思った
本州の方々には、ぜひ観ていただきたい光景です。


本日23時0分発表の滝川市のお天気は
晴れ、気温は-16.3℃。
宗谷北部と宗谷南部では、
28日朝は「低温による水道凍結に注意」
とテレビでお知らせがでていました。


それでも、日の長さが長くなるたび、春の訪れを感じ、
「この時間でも明るくなったなぁ。」と思うたびに、
真白な世界の中でも春の兆しを感じています。


先日、フラワーアレンジメントのレッスン日に合わせて、
桃、猫柳、連翹、雪柳、コデマリを咲かせ、
教室の中を花空間にしました。
その時に、秋に葉が落ちた雪柳が1月中に花をつけて咲き終わり、
新芽の状態だったのが、他の花達につられてまた咲いてくれました。





木イチゴの新芽も今出ています。



青文字の花も咲いています。




フラワーデザインの仕事をしているので、
お花屋さんで販売されている木の枝を使うことがたくさん
あるのですが、使い終わった後に、栄養をあげてそのまま育て、
このように花を咲かせて使ったりしています。


切花を主に扱う仕事をしていますが、
切花となった花や枝を このようにまた葉を出させたり、
花を咲かせることもできるため、
土に植えた植物を育てると同様に、
この『植物を育てる』ということをとても大切にしています。


植物が育つのにはどうしても時間がかかります。


植物が早く成長してほしい時も、
人が育つのにも、
そして目的地に到着するにも、
急いでいる時こそまわりみちをしたほうがいい時があり、
急がないほうが上手くいくことが多いと私は思うので、
ゆっくり、のんびり..　
真白な世界の中で春の訪れを感じながら
外で植物の息吹を感じるようになっていくのにあわせて
日々をおくっています。