中国ビジネス服務信息

日中ビジネスをつなぐ日々

翻訳の難しさ

2006年10月25日 | 服務信息
日本人から見れば、観光地ガイドと工業用マニュアルのどちらが難しいかと言えば、殆どの人が後者と感じると思うのですが、実際、翻訳をお願いすると外国人には前者の方が難しいのかな、と思う事があります。
自分たちには前提として、当たり前の事として承知している歴史や文化、デフォルメ化あるいはパロディ化された言葉の背景にある共通認識、そう言うものへの知識、欲を言えば深い理解がないと、一見平易に見える文章が、意外に難しいものになってしまうようです。
また、たとえ翻訳者自身が理解したとしても、それを原文のイメージを壊さず外国人読者に伝える母国語力(文章力)が改めて必要になります。
日本語ができる。
外国語ができる。
翻訳者と言うのは、単にそれだけでは決して務まらない技術職なのです。

翻訳って難しいな、と日々痛感します。
痛感しつつも、納期が近づく今日も、「がんばってくれ!」と翻訳者たちの尻を叩きます。

上海・港匯広場で観光イベント

2006年10月24日 | 服務信息


10月18日、石川県が上海市徐家匯・港匯広場で開いた観光イベントをお手伝い。
金沢で活躍する舞踊家・孝藤まりこさん、右近・左近さんのダイナミックなステージング、民謡歌手・加賀山紋さんの溌剌とした歌声に上海市民の耳目が釘付けになりました。
パネル展示を一巡りしただけで、「ここ行きたいからパンフレット下さい!」と勢い込んで来るお客さんもちらほら。
中国人が興味あるのは日本の先端技術だけで、日本の伝統文化などにはまるで興味はない?と常識のように言われますが、そんな事は無いぞ、と言う感じです。
この港匯広場もブランドショップがずらりと並ぶ高級ショッピングモール。
中国の都市部では、手に入らないものは無くなって来ています。
最近では日本の温泉も大人気ですし、現代中国人にとって、「これぞ日本的なるもの」が最も魅力的に感じるようです。

(司会者やキャンペーンガールも可憐な着物姿)