本日の日経朝刊にDOWAホールディングスのフリーアドレス制の特集が掲載されている。
これは、昨年の「戦略とリーダーシップ」の授業で吉川社長本人が来て、DOWAの改革について語った内容の1つだ。
吉川社長が特に問題視してたのは、部門間の「壁」である。
この壁を取り除くために社長が一番最初に手をつけたのが、物理的な「壁」の破壊である。
パーティション、会議室、役員室、etc. ありとあらゆる壁を取り払って、フリーアドレス制を導入した。
最近では珍しくないが、DOWAのような老舗企業では異例のことである。
ところで、うちの会社もフリーアドレスである。外資系なので、それほど珍しくはない。
ちなみに、うちでは「シェアードデスク」と呼んでおり、「フリー(自由)」と言うより、「分け合い(シェア)」の概念である。
さて、人間とは不思議なもので、フリーな状況であっても、結局グループで固まり、そこに巣作りを始め、いつの間にか外部を寄せ付けない「壁」を作る。
上司も部下を出来る限り近くに置いておきたいので、自分の傍にいることを推奨する。
そしてさらに高い壁となる。
完全な自由な環境よりも、適度な束縛を好むと言うのが、人間の本質なんだろう。
『壁を壊す』 吉川 廣和 (ダイヤモンド社)
これは、昨年の「戦略とリーダーシップ」の授業で吉川社長本人が来て、DOWAの改革について語った内容の1つだ。
吉川社長が特に問題視してたのは、部門間の「壁」である。
この壁を取り除くために社長が一番最初に手をつけたのが、物理的な「壁」の破壊である。
パーティション、会議室、役員室、etc. ありとあらゆる壁を取り払って、フリーアドレス制を導入した。
最近では珍しくないが、DOWAのような老舗企業では異例のことである。
ところで、うちの会社もフリーアドレスである。外資系なので、それほど珍しくはない。
ちなみに、うちでは「シェアードデスク」と呼んでおり、「フリー(自由)」と言うより、「分け合い(シェア)」の概念である。
さて、人間とは不思議なもので、フリーな状況であっても、結局グループで固まり、そこに巣作りを始め、いつの間にか外部を寄せ付けない「壁」を作る。
上司も部下を出来る限り近くに置いておきたいので、自分の傍にいることを推奨する。
そしてさらに高い壁となる。
完全な自由な環境よりも、適度な束縛を好むと言うのが、人間の本質なんだろう。
『壁を壊す』 吉川 廣和 (ダイヤモンド社)