小さな小さなこの島の海に飛び込んだ時・・
その時の感動は今でもはっきり覚えている。
観光者なんてほとんどいないこの島の海で、ダイビングサービスとして魅了していくこと。
そのためには一人一人の心に突き刺さるダイビングPOINTを開発していくことは最優先の課題だった。
一概にPOINT開発というが・・・
既存しているPOINTがあるのであれば、そこから広げていくことはそれほど難しくはない。
だが、何もないところから入っていくことはとてもとても難しく、たくさんの事を考え、
たくさんの時間を費やさなければ1つのPOINTとして案内していくことはできない。
「今ダイバーはどのような海を求めているのか」ということを中心に各地を潜り回り、
この海が、
どの潮でどうに生物が変化し、どのように魅せていけるのか。
風向きによってどこが一番安定して連れて行くことができるのか。
ダイバーレベルに応じて流れをかわしていけるのか。
コースをどのようにたどれば、どのようなペースで案内すれば快適なのか。
様々なことをクリアし、一つのPOINTで120分以上のダイビングを繰り返し行い、
「楽しい」と感じる場所を選定していく。
素晴らしい景観は広がっているがニーズに合わない。
魚影はすごいが、潮によってなみがあり過ぎる。
どうしてもコースがきつくなってしまう恐れがある。
透明度に変化があり過ぎる。
なかなかPOINTとして選定していくのは難しい。
ようやく1つのPOINTが決まったとしても船の係留を行う水中ブイを設置する場所が良い位置になければ、
スタート地点が変わってしまい10mのずれは大きくガイディングに響いてしまう。
アンカーリングならば可能だが、毎日のダイビングの中で水中を削っていくことはやはり避けたいから
すべてのPOINTに水中ブイを設置することで保全と安全性を高めていった。
そのブイはサンゴ質の岩盤では船の力に負けてしまうし、ロープの設置にしっかりとした強い隙間がなければ
設置ができない。こうしたことでなかなかスムーズにいかないことも多い。
ドリフトなら簡単では・・と思うが、流れているからただ流れれば面白いといったものではない。
ドリフトもしっかりとストーリーがなければ楽しいとは感じない。
そんなことを様々な想いと格闘しながらお客さんもいない稼ぎもない日々の中で
数年以上、数千本のダイビングを費やしてきただろう。
今では58POINTをその日の海況、ゲスト状況、潮汐、透明度などで臨機応変に瞬時に決定し、
楽しんでもらえるところまで長い年月をかけて何とかやってきた。
それでも、全ての水中景観が頭に入っていても、自然はいつでも厳しさを与え、
OPEN4年後にはオニヒトデの大量発生に苦しみ、その当時の主要POINTを失うことになり、
新しい場所と新しい魅せ方を修正しなければならない苦しいシーズンを送ったこともあった。
そんなとてもとても想いのある、僕だけのダイビングPOINT。
ご存知の方も多いが、今季沖縄で起こった水温上昇によるサンゴの白化現象で、
多良間島のPOINTも大きな転換期を向かえるのかもしれない。
実際、主軸として使っていたダイビングPOINTは大きな打撃を負ってしまい、
今現状では笑顔で見せることはできなくなってしまった。
9月からいくつかの主要POINTを外し、その中でも素晴らしいダイビングを提供できるように
必死の案内が続いている。
風向きにしても、流れにしても、初日の1本目でも最終日のラストダイブでもいつでも安定して
笑顔になれる楽しいPOINTはそうは多くないのだが、今季いくつかを外さなくてはならないだろう。
皆さんも衝撃を受けるかもしれないが、これが自然の姿で、向き合わなければいけないことだと
いくつかメジャーなPOINTの今を。。。。
■POINT ブルーシャイン
■POINT やっぱりサンゴ
■POINT パナリグー
■POINT すくすくサンゴ
■POINT ちゅらみ
環境に応じて変わっていくことは十分に分かっているし、きっと分かってくれる人も多いだろうが
やはりとても厳しい状況になってしまったら、プロとして僕は新しい場所と魅せ方をしっかりと準備する必要があると思っている。
今年の冬はそんなとてもとても大切な時を初心に返り十分に費やしていおこうと思います。
まだまだシーズンは続いている。
今の僕にできるガイドは、厳しい状況の中でも、この海の輝きをしっかりと伝え、
遊びに来られた人に笑顔になって良い想い出を作ること。
そのことばかりを考えて、とても厳しいシーズンを送っているが、残りも後1か月半。
しっかりと安全に楽しいダイビングを魅せていきたいと思います。
そして・・・・
しっかりとやり遂げて、オフシーズンには、また立ち上がり、駆け出しの頃の自分のように必死にこの海と向き合って
来年度につなげていきたいと思います。
大切な我が子、甥っ子や姪っ子の名前を付けたPOINTは、数年間利用しないかもしれないけど、
大切にいつまでも毎年水中ブイを交換し続けて、10年たったころに子供たちが自分の名前の付いた
ダイビングPOINTを誇らしく案内してほしいと思います。
それまで僕はまた違ったこの海の魅力を最大限に引き出して、全力で頑張ります。
再来年は15周年を迎えます。
14年目のシーズンはしっかりと土台を作り直して、またこの素晴らしき海が多くの笑顔を来シーズンも与えてくれると信じて進みたいと思います。
海で生きるプロフェッショナルとして、自分が携わる海をこよなく愛し、一緒に潜る皆さんに安全と楽しみを最大限に発揮できるように
シーズンラストも突っ走りたいと思います!!!
連続潜水が果てしなく続き、家族全員が風邪でダウン・・・
自分自身も熱があってサイナスも炎症し・・・ふらふらの日々・・・
まさに満身創痍の今日この頃ですが、
もうすぐ11月のピークがやってくる。
同じ年の広島の黒田は引退したけど、僕はまだドラフトに呼ばれていないのでまだまだ頑張ります!!!!
皆さんとお会いできるのを楽しみにお待ちしています☆
その時の感動は今でもはっきり覚えている。
観光者なんてほとんどいないこの島の海で、ダイビングサービスとして魅了していくこと。
そのためには一人一人の心に突き刺さるダイビングPOINTを開発していくことは最優先の課題だった。
一概にPOINT開発というが・・・
既存しているPOINTがあるのであれば、そこから広げていくことはそれほど難しくはない。
だが、何もないところから入っていくことはとてもとても難しく、たくさんの事を考え、
たくさんの時間を費やさなければ1つのPOINTとして案内していくことはできない。
「今ダイバーはどのような海を求めているのか」ということを中心に各地を潜り回り、
この海が、
どの潮でどうに生物が変化し、どのように魅せていけるのか。
風向きによってどこが一番安定して連れて行くことができるのか。
ダイバーレベルに応じて流れをかわしていけるのか。
コースをどのようにたどれば、どのようなペースで案内すれば快適なのか。
様々なことをクリアし、一つのPOINTで120分以上のダイビングを繰り返し行い、
「楽しい」と感じる場所を選定していく。
素晴らしい景観は広がっているがニーズに合わない。
魚影はすごいが、潮によってなみがあり過ぎる。
どうしてもコースがきつくなってしまう恐れがある。
透明度に変化があり過ぎる。
なかなかPOINTとして選定していくのは難しい。
ようやく1つのPOINTが決まったとしても船の係留を行う水中ブイを設置する場所が良い位置になければ、
スタート地点が変わってしまい10mのずれは大きくガイディングに響いてしまう。
アンカーリングならば可能だが、毎日のダイビングの中で水中を削っていくことはやはり避けたいから
すべてのPOINTに水中ブイを設置することで保全と安全性を高めていった。
そのブイはサンゴ質の岩盤では船の力に負けてしまうし、ロープの設置にしっかりとした強い隙間がなければ
設置ができない。こうしたことでなかなかスムーズにいかないことも多い。
ドリフトなら簡単では・・と思うが、流れているからただ流れれば面白いといったものではない。
ドリフトもしっかりとストーリーがなければ楽しいとは感じない。
そんなことを様々な想いと格闘しながらお客さんもいない稼ぎもない日々の中で
数年以上、数千本のダイビングを費やしてきただろう。
今では58POINTをその日の海況、ゲスト状況、潮汐、透明度などで臨機応変に瞬時に決定し、
楽しんでもらえるところまで長い年月をかけて何とかやってきた。
それでも、全ての水中景観が頭に入っていても、自然はいつでも厳しさを与え、
OPEN4年後にはオニヒトデの大量発生に苦しみ、その当時の主要POINTを失うことになり、
新しい場所と新しい魅せ方を修正しなければならない苦しいシーズンを送ったこともあった。
そんなとてもとても想いのある、僕だけのダイビングPOINT。
ご存知の方も多いが、今季沖縄で起こった水温上昇によるサンゴの白化現象で、
多良間島のPOINTも大きな転換期を向かえるのかもしれない。
実際、主軸として使っていたダイビングPOINTは大きな打撃を負ってしまい、
今現状では笑顔で見せることはできなくなってしまった。
9月からいくつかの主要POINTを外し、その中でも素晴らしいダイビングを提供できるように
必死の案内が続いている。
風向きにしても、流れにしても、初日の1本目でも最終日のラストダイブでもいつでも安定して
笑顔になれる楽しいPOINTはそうは多くないのだが、今季いくつかを外さなくてはならないだろう。
皆さんも衝撃を受けるかもしれないが、これが自然の姿で、向き合わなければいけないことだと
いくつかメジャーなPOINTの今を。。。。
■POINT ブルーシャイン
■POINT やっぱりサンゴ
■POINT パナリグー
■POINT すくすくサンゴ
■POINT ちゅらみ
環境に応じて変わっていくことは十分に分かっているし、きっと分かってくれる人も多いだろうが
やはりとても厳しい状況になってしまったら、プロとして僕は新しい場所と魅せ方をしっかりと準備する必要があると思っている。
今年の冬はそんなとてもとても大切な時を初心に返り十分に費やしていおこうと思います。
まだまだシーズンは続いている。
今の僕にできるガイドは、厳しい状況の中でも、この海の輝きをしっかりと伝え、
遊びに来られた人に笑顔になって良い想い出を作ること。
そのことばかりを考えて、とても厳しいシーズンを送っているが、残りも後1か月半。
しっかりと安全に楽しいダイビングを魅せていきたいと思います。
そして・・・・
しっかりとやり遂げて、オフシーズンには、また立ち上がり、駆け出しの頃の自分のように必死にこの海と向き合って
来年度につなげていきたいと思います。
大切な我が子、甥っ子や姪っ子の名前を付けたPOINTは、数年間利用しないかもしれないけど、
大切にいつまでも毎年水中ブイを交換し続けて、10年たったころに子供たちが自分の名前の付いた
ダイビングPOINTを誇らしく案内してほしいと思います。
それまで僕はまた違ったこの海の魅力を最大限に引き出して、全力で頑張ります。
再来年は15周年を迎えます。
14年目のシーズンはしっかりと土台を作り直して、またこの素晴らしき海が多くの笑顔を来シーズンも与えてくれると信じて進みたいと思います。
海で生きるプロフェッショナルとして、自分が携わる海をこよなく愛し、一緒に潜る皆さんに安全と楽しみを最大限に発揮できるように
シーズンラストも突っ走りたいと思います!!!
連続潜水が果てしなく続き、家族全員が風邪でダウン・・・
自分自身も熱があってサイナスも炎症し・・・ふらふらの日々・・・
まさに満身創痍の今日この頃ですが、
もうすぐ11月のピークがやってくる。
同じ年の広島の黒田は引退したけど、僕はまだドラフトに呼ばれていないのでまだまだ頑張ります!!!!
皆さんとお会いできるのを楽しみにお待ちしています☆