ジャッピー!編集部日記

映画の雑誌「ジャッピー!」編集部の活動記録です。

ジャッピー!編集部がケーブルテレビに!

2006-07-31 11:57:32 | Weblog
こないだジャッピー!編集部がケーブルテレビの取材を受けた件ですが、
一応放送日をお知らせ致します。

明日8月1日から9日まで、
豊島区のとしまテレビ「池袋シネマ通り」という映画情報番組内で
たぶん3分くらいに編集したものが放送される予定です。
としまテレビ以外では
・江戸川ケーブル
・北ケーブル
・さくらケーブル(墨田区)
・台東ケーブル
・東京ケーブル(荒川区・文京区・千代田区)
・東京ベイ(江東区・中央区)
・品川ケーブル
・ケーブルテレビジョン東京(港区・新宿区)
・テレビ市川(千葉県市川市)
・ケーブルネットさいたま(川口・戸田・鳩ヶ谷)
・日野ケーブル(東京都日野市)
でも、放送されるとのことです。

宣伝になれば大変嬉しいのですが、僕らの顔がテレビ向けでないのは、まあ仕方ないとして、バシッとしたコメントが出来なかったことが悔やまれます。
ほんと、このブログを既に読んでくださってる方は、見なくていいですからね。

でも、もしもテレビで見て、このブログまで辿り着いた方がいたら・・・
あ、どうもジャッピー!です。今後ともよろしくお願いします。(池田)

映画検定とゆうばりファンタスティック映画祭

2006-07-29 12:27:06 | Weblog
以前、こちらのブログで報告した「映画検定」でありますが、いよいよ合否判決が郵送で送られてきました。別にオイラが検定に受かったか落ちたかなんて興味がある人もおらんでしょうが、とりあえず今度発売の24号に記事を書く予定なので、詳細は差し控えます。キネ旬から送られた封書を開けた時の気分を擬音で表すとするならば「ウホッ、え! ウゲ!」ってな感じでしょうか。

ま、そんな与太話はおいといて。

夕張市が財政破綻となって、その存続が危ぶまれていた「ゆうばりファンタスティック映画祭」でありますが、いよいよ休止が決まってしまったみたいですね。地方映画を探訪する連載記事を担当しているオイラとしては、いつかは取材に行きたいと思ってただけに、残念であります。

取材とは別に、過去に一度だけ夕張に行ったことがあるんですが、その時に食った名物のカレーうどんや、スナックでへべれけになって色んな映画人に絡んでしまったことなどを何だか思い出しちまいました。恥ずかしき過去はどんどん昔のことになっていく。(壬生)




夕張ファンタスティック映画祭中止のニュース

少しずつ形が見えていく24号

2006-07-23 01:32:00 | Weblog
毎週土曜日は編集作業日。

 なのですが、まだ原稿が集まっていないために、今週も編集部で書いてました。今回の特集のお題は「時間」。この漠然としたテーマを、いかにして分かりやすく伝えるかも考えなくてはなりません。つうわけで、ああでもないこうでもない、なんて言いながら打ち合わせなんぞもちょっぴりやってきました。少しずつではありますが、9月の次号発売に向けて形が見えてきましたよ。いっちょ頑張ろうっと。

というわけで業務連絡。
原稿を発注した皆さま。池田さんも書いていましたが、そろそろ7月も下旬になり、締切りが近づいております。そろそろ本腰入れて原稿を仕上げてくださいまし。どうせジャッピー!、また発売日遅れるんだろ、と言って締切りのサバは読まないようにしてもらえると非常に嬉しいです。うちらも頑張りますゆえ。いや、ほんとに。(壬生)

インタビューって難しいっすね。

2006-07-20 19:56:55 | Weblog
今日は編集部で、ケーブルテレビの収録という貴重な経験をしました。
普段、僕らはどちらかというと取材する側だし、文章を書くのは慣れているんですが、
いざマイクを向けられると、あんまり気の利いたことって喋れないもんですねー。
なんか、まとまりのないことをボソボソ喋ってしまった気がしますが、
あとは編集で上手くまとめてもらって(笑)

8月から放送されるそうですが、
恥ずかしいからこのブログを読んで下さってる方は、見なくていいです。
「ジャッピー!」をまだ知らない方に、知って欲しいということですからね。
むしろ、今まで「ジャッピー!」を買ってくれていた読者の方々が、
なんだ、こんな連中が作ってたのか、なんてガッカリするんじゃないかと心配です・・・。

でも少しでもジャッピー!の宣伝になるなら、原稿も書くし、恥だってかきます。
次号、光石研さんの取材も終わって、いよいよ本格始動した感じですね。
さっき、中島さんがテレビで9月に出すって言っちゃったし。

以下、業務連絡
各コーナー、原稿を頼んだジャッピー!ライターズの皆様、
そろそろ追い込みよろしくお願いします!!
(池田)

光石研さん

2006-07-20 13:07:02 | Weblog
「ジャッピー!」24号に向けて、取材が着々と進んでいます。
園子温監督『紀子の食卓』、瀬々敬久監督『サンクチュアリ』などなど、
相変わらず新作が目白押しの光石研さんにインタビューをおこないました。

光石さんといえば、それこそ膨大な映画に出られているわけで、
ぱっと思いつくだけでも『Helpless』『ユリイカ』『Love Letter』『うなぎ』
『ハッシュ!』『ピーター・グリーナウェイの枕草子』『シン・レッド・ライン』
『KT』『亡国のイージス』『スクラップ・ヘブン』『パッチギ!』…などなど。
いろんな役を、さまざまなアプローチで演じてこられた方です。

そんな光石さんの、俳優としてのキャリアを一望できる
取材になりました。といっても、取材してくれたのは
久々に参加のS君です。感謝です。

僕はといえば、光石さんのフィルモグラフィに『セーラー服と機関銃』が
あるものだから、そのあたりをちらっとお訊きして悦に浸っておりました。

素顔の光石さんは、シャイで誠実な感じがにじみ出てましたね。
とても『パッチギ!』のはじけた先生を演じた方とは思えませんでした(笑)。

読者の皆様、ぜひぜひ24号を楽しみにしておいてくださいませ。(中島)

『紀子の食卓』のアジビラ(!)はコチラ

忙しい時に観たい映画

2006-07-15 23:52:18 | Weblog
土曜日はジャッピー! 編集作業日。

 と言いつつ、原稿や写真等々が揃わないと編集作業が出来ないので、本日は編集部に入り浸って、原稿を書いていました。レギュラーコーナーの原稿なんかを主に。ちなみに24号のテーマは「忙しい時に観たい映画」となっています。

 まあね。確かに忙しい時に映画を観ているヒマなんぞないわ! と言われそうなお題でありますが、スタッフ一同、今頃は知恵を絞って原稿を書いているハズでして、おそらく一筋縄じゃいかないチョイスになるのではないかと。今からどんな原稿が集まるのか楽しみであります。
 あ、ちなみに読者のみなさまからの投稿も募集しておりますので、いい映画あるよぉ! という方はふるってご応募くださいませ。寂しがり屋なジャッピー!スタッフ一同は、皆さまのご協力を喉から手が出るほどお待ちしています。

 アドレスはi-travis@mte.biglobe.ne.jp まで。見出しは20文字。本文は360文字。製作年度と、簡単な監督、出演者のデータなども一緒に書いておいていただけると助かります。掲載させていただいた方には掲載号と感謝の気持ちを差し上げます。
 
そうそう。余談でありますが、ジャッピー!編集部が地元のケーブルテレビに取材されることになりました。池袋で頑張っている雑誌ということで取り上げてもらえるみたいで、ありがたい限りです。詳細はまた改めてこちらのブログでご報告します、ということで。(壬生)

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督取材敢行!

2006-07-13 12:54:32 | Weblog
ブログに書くのも久しぶりです。
なんかいろいろありまして、
どうも映画にあまり集中できない感じです。

でも、ジャッピー!24号に向けて着々と準備は進んでいます。
先日は、台湾の映画監督、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)氏の
取材をしてきました。新作の『楽日』『西瓜』のプロモーションで
来日した監督に話を聞きました。

『楽日』は、台北の古くて大きな映画館が舞台。
この日の上映を最後に閉館してしまう設定です。
そこに訳ありで怪しげな観客、足の悪い女従業員、黙々と映写機を回す若者などが
最後の上映を慈しむように、映画を見る。
上映されるのはキン・フーの武侠映画。
台湾映画好きなら琴線触れまくりの映画です。
以前、台北に行ったとき、この映画に出てくるような映画館を
探し歩いたのですが、見つからなかったなあ、と思いながら見てました。

そしてもう一本、『西瓜』。
同じマンションに住む男と女が、
コミュニケーションを取ろうとしながら、なかなか取れないという、
これまでの蔡明亮作品の『愛情蔓歳』や『河』の延長上にある作品です。
男はAV男優をやっているのですが、
これまたすごい描写が続きます。
一瞬、日本のAVを超えたモン作ってやるぜ、的な気概(?)を感じました。
これは相当な怪作(褒め言葉)ですよ。

そんな監督にお話をうかがいました。
映画館の思い出や、日本のAVについてなど、
短い時間ではありましたが、インタビュー原稿をまとめています。
9月発売予定の24号に掲載されますので、どうかよろしくお願いします。(中島)

『楽日』『西瓜』のオフィシャルサイト

「サイレントヒル」に行ってきました。

2006-07-10 17:10:46 | Weblog
・・・と云っても、映画館でもなければ歌舞伎町の真ん中に据えられたホラーハウスでもなく、元祖「サイレントヒル」=静岡ですけど。
なんだ!そんなダジャレで大人を馬鹿にしてんのか!と怒られそうですが、ただのふとんがふっとんだレベルのダジャレではなく、実際に霧にけむる静岡の町がモチーフになったらしいのです。

私が訪ねた日は、ちょうど凄い霧の濃い日で雲なのか霧なのか、霧なのか海なのか?といった景色だったこともあり、東名なんか走ってるとこの世なのか?それともすでにあの世なのか?とさえ思う未知の力を感じる町でした。青木ヶ原樹海のあたりなんか、もう「一度足を踏み入れたら2度と戻っては来れない」感が霧と同じ密度で漂っていて流石な雰囲気だし、隣町は上九一色村だし、リアルに実がともなっていて静かな恐怖の存在を認めざるを得ない空気。やっぱ、サイレントな町ですよ、静岡は。

映画ではこういう場所で交通事故を起こしてしまうことで戦慄の物語が始まるらしいのだけど、「サイレントヒル」でなくて、今も有るのかどうなのか知らんけれど此の辺にあったという「ガリバー王国」に行けるのならちょっと事故ってみてもいい。
でっかいガリバーが大地に寝ていて、それをただ「でっかいなー、ガリバーの奴。」つって観てるだけのレジャー施設らしいが、オウム事件のあと閉鎖されたとかされないとか・・・。(事件のせいでというより単純に業績の問題っぽいけど。)
「サイレントヒル」の30年前の謎って、「実は昔、ここはガリバー王国だった」みたいなピースフルな話だったらいいのにな。
ホラー映画はそんなに甘くなさそうですけれど・・・・。          (マエカワ)

『初恋』の宮崎あおいちゃん、いいっ!

2006-07-06 23:53:48 | Weblog
このところ「ジャッピー!」も大きな動きがないせいで、ブログも滞りがちです。
しかし先日、とある読者の方から・・・『書店に問い合わせたら「休刊したらしいよ」と言われたのですが、ホントはどうなんでしょうか?』・・・というメールをいただきました。
うわーっ!ちょっ、ちょっと休んでるったって、そこまで休んでませんから!全国の書店の皆様!ならびに読者の皆様!もう、今だって頭の中は「ジャッピー!」次号のことで頭がいっぱいですから!

こないだやっと『初恋』を観てきました。宮崎あおいちゃんの。いやあ、良かった!みなさん、もう観ましたか?何がイイって、あおいちゃんがイイ。あおいちゃんなら目に入れても痛くないです。三億円事件なんて3日くらいで時効にします。
これは、昭和の大事件をふり返ると必ず出てくる「三億円事件」をモチーフにしていますが、決して「三億円事件の真相」を描こうとした映画じゃないんですね。あの事件を起こしたのが、もしも若者だったら、という仮説を立てて、そして、ある女子高生の「初恋」が動機だったら、という大胆にして実に魅力的な物語でした。
1960年代後半の新宿。煙草の煙で噎せ返るようなジャズ喫茶に集まる若者たち。彼らは学生運動とは一歩はなれたスタンスでいるけど、時代の空気は共有して、反権力という思いは持っている。
あおいちゃんは兄を慕ってそのジャズ喫茶に入るが、高校生なので、まだちょっと、おっかなびっくり。でも、自分を仲間だと認めてくれるのが嬉しくて店に入り浸るようになり、やがて岸という青年に惹かれていく・・・。

あおいちゃんの60年代ファッション。バイクに跨り開放感を見つける笑顔。ラブホテル街に連れていかれて困惑する表情。岸に意外とグラマーだなと言われて怒ったり喜んだりする姿。そして岸の書いた日記を見つけて零す涙。もうね、素晴らしいですよ、あおいちゃん。

ラストは若者たちのその後を『アメリカン・グラフィティ』風に綴る。なるほど、この映画もまた60年代の青春グラフィティなんですね。そして、この映画は「事件」を成功させたにもかかわらず、どうしようもない挫折感が漂っていて、それがせつない余韻を残します。
まだ上映している映画館がありますので、みなさんぜひ。(池田)