山椒は小粒でもピリリと辛い というが 13
どんな産業でも似たようなものであるが、諸々の経費の中で一番大きな
問題となるのが人件費である。
だから何かの商売を経験された方から、協力をいただくと「コスト」に
ついてお話しいただくことがある。
こちらは余り採算性を言わなくても、一生懸命に作業を進めてくれる。
ところが、多くの方の中には「山椒は非常に効率よいさんぶつ」とでも
思っているのか、とんでもないことをおっしゃる方がいる。
つまり、山椒栽培は出来栄えが少し悪いと、赤字であるのだが、それに
ついて一切お構いなしで、農家にとって嬉しくないことも沢山ある。
収穫が一時に集中するのでどうしても人手不足になる。
結果は人件費の高騰となる。出来栄えが良くない、取り手の問題も
あって収量が少ないと、見事に赤字経営となるのである。
固定費が高騰するばかりで、売値が下がる一方なら当然のことである。
栽培農家の絶対数が減少する中、高齢化と承継者がいないという
悪条件に加え、地力が低下してくると投げ出したくなるのが現状である。
旧来の栽培方法に甘んじてきたわけではないが、いくつかの問題を
クリアしなければならないことは事実である。
椅子を温めるホワイトカラー族に農家の悲哀は理解できないだろうし、
ノウハウもデスク論で割り切れない所がある。
JAの研究と指導に大きな期待が寄せられているが、こちらも十分では
ない。
どんな産業でも似たようなものであるが、諸々の経費の中で一番大きな
問題となるのが人件費である。
だから何かの商売を経験された方から、協力をいただくと「コスト」に
ついてお話しいただくことがある。
こちらは余り採算性を言わなくても、一生懸命に作業を進めてくれる。
ところが、多くの方の中には「山椒は非常に効率よいさんぶつ」とでも
思っているのか、とんでもないことをおっしゃる方がいる。
つまり、山椒栽培は出来栄えが少し悪いと、赤字であるのだが、それに
ついて一切お構いなしで、農家にとって嬉しくないことも沢山ある。
収穫が一時に集中するのでどうしても人手不足になる。
結果は人件費の高騰となる。出来栄えが良くない、取り手の問題も
あって収量が少ないと、見事に赤字経営となるのである。
固定費が高騰するばかりで、売値が下がる一方なら当然のことである。
栽培農家の絶対数が減少する中、高齢化と承継者がいないという
悪条件に加え、地力が低下してくると投げ出したくなるのが現状である。
旧来の栽培方法に甘んじてきたわけではないが、いくつかの問題を
クリアしなければならないことは事実である。
椅子を温めるホワイトカラー族に農家の悲哀は理解できないだろうし、
ノウハウもデスク論で割り切れない所がある。
JAの研究と指導に大きな期待が寄せられているが、こちらも十分では
ない。