愛大将棋部雑記

日々の日記。いわゆる雑記。当番の人は書くよーに。書かないと・・・・(¬ω¬)ニヤリ

中四国大会の振り返り 個人戦本戦編(井上)

2022-10-18 12:21:35 | 自戦記
このブログは後編です。
前編もぜひご覧ください。

まずは本戦1回戦。
後輩の雑記にもありましたが、対局前「お菓子を大量に持ち込んでいる不審者」の隣で突っ込んでました。
見たこと自体は2回目とかですが、やっぱり異様すぎて面白い。
対局は愛大生対決となり、こちらも相振り飛車。
仕掛けが早いのを咎めきり、ここは完勝といっていい内容でした。

本戦2回戦、、、の前に


????????
隣の席にいたのは山大生。
ハロウィンかと思いましたよ…

対局はまたまた相振り飛車。
駒組みはだいぶ苦しい感じでしたが無理矢理打開にいったのが功を奏しました
大駒を攻める受けができたのは自分の理想の将棋にも近く、
内容も伴ってのベスト16初進出でした。

いよいよ初の3日目。
相手は中四国名人ということで前日から気合い入っていました。
というのもこれには伏線があり、
大会前日のTwitterで煽られていたことで一発勝ちたいという思いがありました。

戦型は中飛車穴熊に自分が三間飛車+矢倉という珍しい陣形。


少し苦しい駒組みを強いられ、時間も使わされる展開。

このままじりじりといかれるとまずいと思い、堅さに差こそあるものの開戦。

どうもこの局面で4一竜(図は以降先後逆)とした手が悪手で、4六馬と急所に利かすことができて
形勢が戻り、互角になりました。


少し進み、6六歩と再び6筋の垂れ歩から攻めようとした局面。
本譜は6八香でしたがどうも6五に打つのが良く、以下6四香くらいですが、
6六歩~6五歩と拠点ができる展開が見えています。


なぜ先ほどの手が疑問手なのかというと、この端攻めの時に香車を持っているのが
大きく、威力が増しているからです。
これでも優位は500点ほどではありますが指しやすい展開になったのは間違いありません。


そして端の1点突破でいったこの局面、ここで勝ちが近いのではないかと感じました。


そして166手目、9九歩成で相手が投了。
自分にとっては秒読みで大きな間違いをしなかったこともあり、自信になる1局でした。
対局後は何人もの先輩方に褒めていただき、こんな嬉しいことはありませんでした。

中でも愛大Twitterで先輩から「勝ち切った!!!井上勝ち!!!素晴らしい勝利です!!!」って
書かれてたのは何か特別嬉しかったですね。
ほんとなんでかは分からないんですけど。

という訳で準々決勝に進出したわけですが、相手も何となく雰囲気から
分かっていたこともありまたまたきついぞ…と思っていました。

まあ生意気な道場の後輩でほんと世話を焼くヤツなんですが、
将棋だけは強いからどうしようにもできない。

対局は相振りの意向を示した自分に拒否をさせるような戦法に。
2局くらい同じ局面になったことがあったので驚きはしませんでしたが
正直無茶苦茶嫌なのをぶつけてきたなと。


苦しい駒組みをここでも強いられ、無理に仕掛けたところから何とか形勢を戻そうとした局面ですが
ここで何となくの感じで4五桂(図は以降先後逆)と跳ねたのがさらなる悪手でした。


数手進んだこの局面、3七角成と8六角成の両狙いが受かりません。
これが6五桂と跳ねたのが悪手の理由で、馬を作らすだけになりました。


以降、端を破られて厳しい局面に。
しかしここでとんでもないうっかりがあり、チャンスが回ってきます。
5四金。当然6三竜がありこれは来た!と思いました。


しかし、それも束の間の出来事でした。
竜に当てられた手に6三竜と行けず、弱気に3四竜としてしまったのが悪手。
7五桂に期待した手でしたが、いざ上部を厚くされると全く捕まりません。

さすがに2回は間違えてくれません。
以下、綺麗に寄せられて大会が終わりました。

ここら辺が上に行けない理由なんでしょうね。

まあベスト8という結果だけ見るとよくやった方なのではないかなと思います。
来年は理事長兼中四国名人みたいな快挙を当然目指していくつもりですが、
それにはもっと研究と実戦が必要ですね。
頑張っていきます。









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