前回のあらすじ
平成ライダーシリーズの好発進! 2作目 3作目と視聴率もグッズ売上げも上昇
好調ながらも 4作目で少々下降気味となりました。
05. 仮面ライダー剣 ( ブレイド )
「 今、その力が全開する。運命の切札をつかみ取れ! 」
平成ライダーシリーズ企画会議では、こんな意見でも出たのでしょうか?
「イケメンヒーローブームで女性層を取り込み、
変身ベルトのギミックを増やし、子供からの支持も取り付けました。
残るは、男性層です。キリッ!」
本作の仮面ライダーは会社員です。サラリーマンの共感を狙ったのか
「これで、給料アップどぅあぁぁ!!」とか、仮面ライダーになりたいという意見に
「バカ言うなよ!メチャクチャ大変なんだぞ......給料は安いし、残業手当は出ないし」
というセリフも出て来ます。
でも、あれ?あれれっ?仮面ライダーというコンテンツというだけで、既に男性層は獲得できているのでは?
変身ベルトもトランプのポーカーをモチーフにしたものです。
トレーディングカード ( 2作目 仮面ライダー龍騎 )
↓
携帯電話 ( 3作目 仮面ライダー555 )
↓
トランプのポーカーでは、時代的にもギミック的にも後退していると言っても良いでしょう。
・平均視聴率 7.90%
・商品売上げ 79億円
やってしまいました。大失敗です。視聴率も売上げもガタ落ちです。
次作で立て直さなければならない所ですが、一度道を外れたら、なかなか戻れないものです。
迷走が続きます。
06. 仮面ライダー響鬼 「 ぼくたちには、ヒーローがいる 」
男性層に受ける為には、どうすればよいのか?
方向性が、指針が間違っているよ!という事に気付くことなく企画会議は進められたのでしょうか?
「今の、お父さん達はバンドブーム世代ですよ。」とばかりに
本作の仮面ライダーは太鼓、トランペット、ギターと楽器を使って音楽で敵と戦います。
更には、家電俳優として有名な細川茂樹を主役にしたり
エンディングテーマを布施明が歌う「少年よ」にしたりと、年長男性向けの努力がうかがえます。
しかしながら、もともとの方向性が間違っているうえに
「 プロデューサー交代騒動 」 等のトラブルも有り、混迷を極めます。
・平均視聴率 8.18%
・商品売上げ 65億円
視聴率こそ微増でしたが、売上は更に下落。キャラクター商品購買層の子供そっちのけですから
予想できた結果です。
07. 仮面ライダーカブト 「 天の道を往き、総てを司る!俺が正義 」
2作続けての大失敗に、行う事は決まっています。
「初心に帰ろう!」原点回帰です。
もともと仮面ライダーはバッタの能力を持つ改造人間です。
子供に人気の昆虫をモチーフに戻し、かつ主人公は昆虫の王者カブトムシです。
イケメン路線へ戻し、後にポプラ社小説大賞を受賞する水島ヒロを主役に登用。
仮面ライダーなので、ちゃんとバイクに乗って戦い、ライダーキックも使います。
・平均視聴率 7.72%
・商品売上げ 71億円
原点回帰が功を奏し、視聴率こそ低迷を続けますが
本作の昆虫を装着する変身ベルトは好評で、商品売上げは持ち直しました。
08. 仮面ライダー電王
「 時を超えて 俺、参上!時の列車デンライナー、次の駅は過去か?未来か? 」
子供に人気の昆虫で成功したので、次も子供に人気の「電車」です。
仮面ライダーなのにバイクではなく電車?という意見もありましたが
電車の運転席がバイクという斬新なアイディアで押し切ります。
ベルトに非接触型ICカード(まぁSuicaですね) をかざして変身するこの変身ベルトも好評で
・平均視聴率 6.90%
・商品売上げ 115億円
久々に売上げ 100億円を超えました。。
この電王は視聴率こそ低かったものの、テレビ放送終了後も映画やDVDで息の長い人気を誇った作品で
日本オタク大賞2007で倉田真澄賞を受賞しています。
混迷を極めた平成ライダーシリーズですが、苦労して回復基調になってきました。
そんな回復基調に水を差すやつが...
次回 仮面ライダー考 ( 副題:仮面ライダーウィザード予想 ) その03に続きます。
平成ライダーシリーズの好発進! 2作目 3作目と視聴率もグッズ売上げも上昇
好調ながらも 4作目で少々下降気味となりました。
05. 仮面ライダー剣 ( ブレイド )
「 今、その力が全開する。運命の切札をつかみ取れ! 」
平成ライダーシリーズ企画会議では、こんな意見でも出たのでしょうか?
「イケメンヒーローブームで女性層を取り込み、
変身ベルトのギミックを増やし、子供からの支持も取り付けました。
残るは、男性層です。キリッ!」
本作の仮面ライダーは会社員です。サラリーマンの共感を狙ったのか
「これで、給料アップどぅあぁぁ!!」とか、仮面ライダーになりたいという意見に
「バカ言うなよ!メチャクチャ大変なんだぞ......給料は安いし、残業手当は出ないし」
というセリフも出て来ます。
でも、あれ?あれれっ?仮面ライダーというコンテンツというだけで、既に男性層は獲得できているのでは?
変身ベルトもトランプのポーカーをモチーフにしたものです。
トレーディングカード ( 2作目 仮面ライダー龍騎 )
↓
携帯電話 ( 3作目 仮面ライダー555 )
↓
トランプのポーカーでは、時代的にもギミック的にも後退していると言っても良いでしょう。
・平均視聴率 7.90%
・商品売上げ 79億円
やってしまいました。大失敗です。視聴率も売上げもガタ落ちです。
次作で立て直さなければならない所ですが、一度道を外れたら、なかなか戻れないものです。
迷走が続きます。
06. 仮面ライダー響鬼 「 ぼくたちには、ヒーローがいる 」
男性層に受ける為には、どうすればよいのか?
方向性が、指針が間違っているよ!という事に気付くことなく企画会議は進められたのでしょうか?
「今の、お父さん達はバンドブーム世代ですよ。」とばかりに
本作の仮面ライダーは太鼓、トランペット、ギターと楽器を使って音楽で敵と戦います。
更には、家電俳優として有名な細川茂樹を主役にしたり
エンディングテーマを布施明が歌う「少年よ」にしたりと、年長男性向けの努力がうかがえます。
しかしながら、もともとの方向性が間違っているうえに
「 プロデューサー交代騒動 」 等のトラブルも有り、混迷を極めます。
・平均視聴率 8.18%
・商品売上げ 65億円
視聴率こそ微増でしたが、売上は更に下落。キャラクター商品購買層の子供そっちのけですから
予想できた結果です。
07. 仮面ライダーカブト 「 天の道を往き、総てを司る!俺が正義 」
2作続けての大失敗に、行う事は決まっています。
「初心に帰ろう!」原点回帰です。
もともと仮面ライダーはバッタの能力を持つ改造人間です。
子供に人気の昆虫をモチーフに戻し、かつ主人公は昆虫の王者カブトムシです。
イケメン路線へ戻し、後にポプラ社小説大賞を受賞する水島ヒロを主役に登用。
仮面ライダーなので、ちゃんとバイクに乗って戦い、ライダーキックも使います。
・平均視聴率 7.72%
・商品売上げ 71億円
原点回帰が功を奏し、視聴率こそ低迷を続けますが
本作の昆虫を装着する変身ベルトは好評で、商品売上げは持ち直しました。
08. 仮面ライダー電王
「 時を超えて 俺、参上!時の列車デンライナー、次の駅は過去か?未来か? 」
子供に人気の昆虫で成功したので、次も子供に人気の「電車」です。
仮面ライダーなのにバイクではなく電車?という意見もありましたが
電車の運転席がバイクという斬新なアイディアで押し切ります。
ベルトに非接触型ICカード(まぁSuicaですね) をかざして変身するこの変身ベルトも好評で
・平均視聴率 6.90%
・商品売上げ 115億円
久々に売上げ 100億円を超えました。。
この電王は視聴率こそ低かったものの、テレビ放送終了後も映画やDVDで息の長い人気を誇った作品で
日本オタク大賞2007で倉田真澄賞を受賞しています。
混迷を極めた平成ライダーシリーズですが、苦労して回復基調になってきました。
そんな回復基調に水を差すやつが...
次回 仮面ライダー考 ( 副題:仮面ライダーウィザード予想 ) その03に続きます。