タニシの水質浄化能力を証明する実験として
緑色に濁った水槽にタニシを入れる
↓
翌日には透明な水になる
みたいな実験は見かけるのですが、実際の濾過能力はどうなのかなと思いまして
弊社の太鼓鉢で飼っているタニシを例に概算してみました
被検体は生後約6ヵ月 全幅約20mmのオオタニシです。
被検体の体長20mmをもとに概算測量すると
こんな感じの概算となりました。
水の排出孔の直径が約3mmで
1秒間の水質浄化・濾過能力は 半径×半径×3.14×距離 だから
1.5mm × 1.5mm × 3.14 × 18mm = 127.17mm3/s
アクアリスト的にはSI単位系ではなくて
やっぱりリットルと時間が分かり易いかな?
127.17mm3/s × 60s × 60m × 1/1,000,000 = 0.46l/h
標準的な60cm水槽の容量は54リットルなので
54l ÷ 0.46l/h = 117.39h
117.39h ÷ 24h = 4.89day 5日弱くらいで1循環させる事ができるので
標準的60cm水槽の場合、全幅20mmのタニシ5匹くらいいると
1日で全ての水をタニシ濾過できそうです。
しかしながら、冬はほとんど動かないし、基本的にタニシは夜行性だし
タニシにも休息は必要だしで、この計算は参考値という事で!