先日VMware Playerのみで仮想マシンを作ってみた。
前回のは、種となるファイルをダウンロードして行ったが、そファイルはLinux用のフォーマットなので、Windowsをインストールできなかった。
さらに、種とした仮想ドライブは、SCSIドライブだった。
また、ドライブの容量は決まってしまっていた。
今回は、
http://yamashita.dyndns.org/blog/343を参考にした。
これによって、WindowsやLinuxを簡単にインストールできるだけでなく、ドライブの容量を自由に決めることが出来るようになる。
手順1:
まずは、VMware Playerをダウンロードして、インストールを行う。
http://www.vmware.com/download/player/
手順2:
QEMU on Windowsで「qemu-0.7.2-windows.zip」をダウンロードする。
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html
手順3:
ダウンロードした「qemu-0.7.2-windows.zip」を解凍する。
手順4:
解凍したフォルダーの中のqemu-img.exeを
コマンドプロンプトで実行する。
ファイルの格納場所や名前、仮想ドライブのサイズ(ここでは10G)は適当に変更してください。
コマンドプロンプトでの実行は、cdコマンドでqemu-img.exeのあるフォルダーを選択してもいいし、フルパスで指定してもよい。
qemu-img.exe create -f vmdk d:¥vmwareplayer¥filename.vmdk 10G
フルパスの例
d:¥qemu-0.7.2-windows¥qemu-img.exe create -f vmdk d:¥vmwareplayer¥filename.vmdk 10G
手順5:
filename.vmxファイルをメモ帳等で作成する。
前回のBrowser-Appliance.vmxの変更点のみを列挙する。
virtualHW.version = "4"
↓
virtualHW.version = "3"
displayName = "Browser-Appliance 1.0.0b2"
↓
displayName = "WindowsXPなどOS名"
guestOS = "ubuntu"
↓
guestOS = "other26xlinux"
nvram = "Browser-Appliance.nvram"
↓
nvram = "filename.nvram"
floppy0.present = "FALSE"
↓
floppy0.present = "TRUE"
floppy0.startConnected = "False"
floppy0.fileName = "a:"
以下の2行追加
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "filename.vmdk"
以下の5行削除
scsi0.present = "TRUE"
scsi0.virtualDev = "lsilogic"
scsi0:0.present = "TRUE"
scsi0:0.fileName = "Browser-Appliance.vmdk"
scsi0:0.redo = ""
checkpoint.vmState = "Browser-Appliance.vmss"
↓
checkpoint.vmState = "filename.vmss"
手順6:
ファイルを保存したら、インストールCDをPCに挿入する。
「VMware Player」を起動し、さっき編集した「filename.vmx」を開く。
開くと「Starting」という進行表示バーが出るので、画面をクリックし、「Esc」を押す。
すると、ブートメニューが出てくるので、CDからブートを選ぶ。
後は、インストーラーの指示に従えばインストールできる。
備考
qemuで仮想ドライブを作成しているので、ライセンスに抵触しているかはわかりません。
先に紹介したサイトによれば、ライセンスには書いてないから大丈夫なはずということでした。
使用の際は、自己責任ということになるかと思います。