風に吹かれても!雨にうたれても!

桜田淳子さんの幸せを願うとともに、良き70年代の心を少しでも残したいと思います。

プリーズ・ミスター・ポストマン~前略桜田淳子様

2012-10-25 15:30:51 | 日記
前略 桜田淳子様

1975年のことでした。
中学3年の3学期を迎え、高校受験を間近に控えていました。

学校で、英語の授業中、『プリーズミスターポストマン』を薦められたことがあり、親にお金をもらい、近所のレコード店にいって、レコードを手にしました。

何気に店内を見渡すと、淳子さんの『はじめての出来事』が目に留まりました。

この時非常に悩み、その末、ぼくは、決断して、急いで、レコード店を逃げるように出て、自転車で家に帰って、レコードを聴きました。

カーペンターズの『プリーズミスターポストマン』でした。
今も、この曲を聴くと、あの時の選択を思い出します。

ユーチューブで、淳子さんがカバーされているのをみると、懐かしく思い出します。
草々

Please Mr. Postmanは、単語もわかりやすいし、カレンの澄んだ歌声で、より聞きやすい。英語の教材としては非常によかった。

今回は、英語の教材として紹介します。
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Please Mr. Postman

  ( Stop )
  Oh yes, wait a minute
  Mr Postman
  ( Wait )
  Wait Mr Postman

  Please Mr Postman look and see
  ( Oh yeah )
  If there's a letter in your bag for me
  ( Please, Please, Mr Postman )
  Why's it takin' such a long time
  ( Oh yeah )
  For me to hear from that boy of mine

  There must be
  Some word today
  From my boyfriend
  So far away
  Please Mr Postman
  Look and see
  If there's a letter
  A letter for me

  I've been standin' here
  Waitin' Mr Postman
  So patiently
  For just a card
  Or just a letter
  Sayin' he's returning'
  Home to me

  Repeat (*)

  So many days
  You passed me by
  See the tears
  Standin' in my eyes
  You didn't stop
  To make me feel better
  By leavin' me
  A card or a letter

  Repeat (*)

  ( Why don't you check it and see one more time
  for me you gotta )
  Wait a minute, wait a minute...
  ( Mr Postman )
  Mr Postman look and see

  ( C'mon deliver the letter, the sooner, the better )
  Mr Postman

和訳

プリーズ・ミスター・ポストマン

ちょっと待ってよ,郵便屋さん
待ってよ,郵便屋さん
よく見て,郵便屋さん
袋の中に私あての手紙はないの
お願い,郵便屋さん
どうしてこんなに長く待つの
あの人から私への便り
今日こそ便りがあるはずよ
遠く離れたあの人から
郵便屋さん,よく見てよ
私あての手紙はないの
私は,ここでずっと郵便屋さんを待ってたのよ
はがきでも手紙でもいいわ
あの人は,私の元に帰ると言ってたの
郵便屋さん
郵便屋さん,よく見てね
袋の中に私あての手紙はないの
お願い,郵便屋さん
どうしてこんなに長く待つの
あの人からの便りを聞きたいの
いつも私のそばを素通りなんて
私は目に涙を貯めて待っているの
私の気持ちを晴らしてくれないの
私の下にはがきか手紙を残してよ
郵便屋さん
郵便屋さん,よく見てよ
袋の中に私あての手紙はないかしら
お願い,郵便屋さん
どうしてこんなに長く待つの

もう一度,袋の中を調べてよ
ちょっと待って,待ってよ
ちょっと待って,待ってよ
郵便屋さん
郵便屋さん,よく見てよ
一日も早く彼の手紙を届けてよ
郵便屋さん

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本来、Please Mr. Postmanは、ビートルズのナンバーで、1974年カーペンターズがカバーし、全米ビルボードの1位を獲得している。

よどみのない声とさらっとした曲調がとてもいい。
歌詞そのものも、若い女性の気持ちを素直に表現しており、60年代を髣髴させ、とてもいい。

もちろん、日本でも75年2月オリコンで11位を記録している。
やはり、購入の動機は、私と同じ人も多いのかもしれない。

そのときのシングルチャートが公開されているので、紹介します。

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【 オリコン週間シングルチャート 】1975年2月17日付
01.私鉄沿線/野口五郎
02.愛の迷い子/アグネス・チャン
03.はじめての出来事/桜田淳子
04.さらばハイセイコー/増沢末夫
05.おんなの夢/八代亜紀
06.木枯しの二人/伊藤咲子
07.22才の別れ/風
08.冬の色/山口百恵
09.初めてのひと/西川峰子
10.学校の先生/坂上二郎
11.プリーズ・ミスター・ポストマン/カーペンターズ
12.華麗なうわさ/フィンガー5

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この順位に一喜一憂するのは、どうかと思うが、なんとも、懐かしい顔ぶれである。特に『22才の別れ』は、深夜放送で良く聞いた。

そんなことを思いながら、淳子さんの動画に触れたい。

セミロング時代のものだが、『無敵』と『面白顔(ファニーフェイス)』が同居するこの時代の表情はとても楽しい。

一番好きなシーンは、これだ。

飛び出せ歌謡ショーより
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お手紙だしたことがありますか。
お手紙だしたことあります。

(はい、何度も、出しました)

そうですか、羨ましいですね。
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オイルショックの影響の残る暗い世相を忘れさせる会話だ。

見ていて、ほのぼのした、そして、ささやかだが確かな幸せを感じさせる、そんないいシーンだと思う。

歌謡曲、芸能に力があるとすれば、時代を映し出すことも大事なことかもしれない。
時代をリードしていくことも大事かもしれない。
しかし、時代を忘れさせるつかの間の安らぎが、明日への活力を生むことを忘れてはいけないと思う。

今を思うとき、活力を何に求めるか、改めて感じさせる。そんなシーンだ。

追伸
別ブログ、攻防の光と影の第二弾を予定していたが、先週から、週刊誌の報道の在り方、差別問題の在り方、個人攻撃の在り方が問題になっている。

淳子さんの傷跡を語る上で、どうしても避けて通れないが、今回の騒動の評価が定着するまで待ちたいと思う。





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