Tracy Anne Warren. 2007. His Favorite Mistress. Ballentine Books.
Mistress Trilogyの最終巻。期待を裏切らないものになってます。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
1作目のH/HであるRafe PendragonとJulianaを悩ませた悪者St.Georgeという貴族がいたのですが、その娘Gabriellaがこのトリロジー最終巻のヒロインです。
ヒーローは1、2作目のヒーロー達と友達のTony Black、Wyvern公爵です。
何も知らず父親を尊敬して育ったGabriellaは一方的にPendragonが自分の家庭を破壊したと思い込んでいたので、復讐心に燃えていました。
母親が亡くなりついに一文無しになってしまうと、これも全部Pendragonのせいだと信じ、Pendragon暗殺を企み彼の邸宅へ侵入。
が、Pendragonだと思い込んで銃口を向けたのは彼の親友であるTonyでした。
当然おどろいたTonyですが、冷静になんとかかんとかGabriellaを説得し、Pendragonの二人でGabriellaに真実を話します。
Gabriellaは混乱した気持ちのまま一旦は昔の生活に戻りますが、しばらくすると、とうとうお金も住む場所もなくなってしまいます。そして当初の(実は叔父である)Pendragonの申し出を受け、彼に引き取られることになります。
親友二人が次々と結婚し子供ができて幸せな様子を見てちょっとうらやましい感じもするTonyですが、それでもまだまだ独身の生活を満喫していて結婚なんてする気はさらさらありません。
初めて会った瞬間からGabriellaの勇気と明るさと美しさの虜になってしまったのですが、でも親友の姪でもあるGabriellaを自分のものにするということは、結婚しかありません。なのでなるべく距離をおくようにするのですが、彼女の愛くるしさに抗えずキスをしてしまうと、Tonyの心のガードは緩み始めます…。
最初の展開がどんなのかをどこかのレビューで読んで、「殺す!」と意気込むヒロインってどうなの?と思いましたけどね。 勘違いがわかったら、ちゃんと健全なヒロインになってました。父親の犯した罪を聞くと、すぐに自分が間違ってたことが分かりGabriellaのPendragonに対する復讐心は消え去ります。よかったよかった。
でもあれだけ「大好きだった」父親の罪業を聞かされても、Gabriellaのこころの傷などは結構あっさりと済まされています。
後半はおもしろくなるから「別にいいか」とも思いますが。
ただ、この後半もTonyとGabriellaのコミュニケーション不足でちょっとダラダラしてしまっていると感じるかもしれませんが、それでも全体的には飽きさせず楽しめるお話に仕上がっています。
Book1. My Fair Mistress
Book2. The Accidental Mistress
T.A.Warrenは前回作のTrap Trilogyでも人気を得ました:
Book1. The Husband Trap
Book2. The Wife Trap
Book3. The Wedding Trap
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