評価:★★★★☆【4.5点】
ウィル・スミス10年ぶりのヒット作!(ワタシ的に)^^
◇
ナイジェリア移民の医師、ベネット・オマル。
法医学の免許を持ち、検死官として働く彼は、
“ピッツバーグ・スティーラーズ”の花形選手だった
マイク・ウェブスターの解剖を担当する。
その死に不審を抱いた彼は、脳の詳しい検査を実行し、
ついにはそれまで知られていなかった新たな疾患
“CTE(慢性外傷性脳症)”を発見する。
それは、タックルによる脳への激しいダメージが蓄積することで
引き起こされる脳の障害だった。
さっそく論文を発表し警鐘を鳴らすオマルだったが、
NFLはこれを即座に否定、様々な形で彼に圧力をかけてくる。
それでも信念を曲げることなく、
巨大組織に敢然と立ち向かっていくオマルだったが…。
<allcinema>
◇
全米ではMLBよりも人気があるNFLというスポーツ。
現役時代、誰もが認める花形選手が不可解な死を遂げる。
偶然、男の検死をしたのがベネット医師であったことが
この物語の始まりであり、探求心の強い彼は
謎の病について、自費を使ってまで研究を重ねていく。
そしてNFL選手の2割が引退後、うつ病によく似た病で
精神的疾患から自殺に及ぶという異様なデータを掴むわけだが、
実話に添っているだけに、その事実がとても怖く思えてしまう。
実際、現役のプロ選手に限らず、アマチュア選手でも
今後同じような症状を起こす可能性を秘めているわけで
彼が主張するCTE(慢性外傷性脳症)が公表されては困る団体が
当然のように圧力をかけてくる。
まさに真実の社会派サスペンスとしてしっかり描かれている。
巨大組織の陰謀に一人の男が立ち上がるという
映画によくある話をそのままやっちゃった男の感動ストーリー。
【今週のツッコミ】
・異国の地からアメリカにやって来た女性の宿を提供したときに
この男にはかなりの幸運があると感じてしまった。
もしかして黒人系で今いちばん可愛いんとちゃう(笑)
・最初の変死男マイク・ウェブスターを演じたデヴィッド・モース。
額を盛る特殊メイクのせいでフランケンシュタインみたいだった。
・この新たな病気を発見したことで全米が震撼したことは確か。
まだわずか、数年前のホットな話だったことにビックリ!
・嫁の車を尾行してきた不審車両が怖すぎる。
ルームミラー越しに映る映像は『激突!』の恐怖度と同じ。
・タバコ問題と同じで、危険性を知ったうえでフットボールを
するのと知らないままするのとではまったく違う。
・事実、スポーツそのもののルールは変えられないので
頭部への損傷を軽減する新しい保護具など開発されたのかもね。
ならば、打撃系格闘技はどうなるんだろう^^;
・これほどの良作なのに、なぜ公開館がこんなに少ないの?
これもNFLの圧力じゃないよね(←おい)
・ウィル・スミス、先回のアカデミー賞ボイコット事件は
この映画がまったく評価されなかったことへの不満から?^^;
---------------------------------------------------
監督:ピーター・ランデズマン
脚本:ピーター・ランデズマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ウィル・スミス/アレック・ボールドウィン/ググ・ンバータ=ロー
『コンカッション』
ウィル・スミス10年ぶりのヒット作!(ワタシ的に)^^
◇
ナイジェリア移民の医師、ベネット・オマル。
法医学の免許を持ち、検死官として働く彼は、
“ピッツバーグ・スティーラーズ”の花形選手だった
マイク・ウェブスターの解剖を担当する。
その死に不審を抱いた彼は、脳の詳しい検査を実行し、
ついにはそれまで知られていなかった新たな疾患
“CTE(慢性外傷性脳症)”を発見する。
それは、タックルによる脳への激しいダメージが蓄積することで
引き起こされる脳の障害だった。
さっそく論文を発表し警鐘を鳴らすオマルだったが、
NFLはこれを即座に否定、様々な形で彼に圧力をかけてくる。
それでも信念を曲げることなく、
巨大組織に敢然と立ち向かっていくオマルだったが…。
<allcinema>
◇
全米ではMLBよりも人気があるNFLというスポーツ。
現役時代、誰もが認める花形選手が不可解な死を遂げる。
偶然、男の検死をしたのがベネット医師であったことが
この物語の始まりであり、探求心の強い彼は
謎の病について、自費を使ってまで研究を重ねていく。
そしてNFL選手の2割が引退後、うつ病によく似た病で
精神的疾患から自殺に及ぶという異様なデータを掴むわけだが、
実話に添っているだけに、その事実がとても怖く思えてしまう。
実際、現役のプロ選手に限らず、アマチュア選手でも
今後同じような症状を起こす可能性を秘めているわけで
彼が主張するCTE(慢性外傷性脳症)が公表されては困る団体が
当然のように圧力をかけてくる。
まさに真実の社会派サスペンスとしてしっかり描かれている。
巨大組織の陰謀に一人の男が立ち上がるという
映画によくある話をそのままやっちゃった男の感動ストーリー。
【今週のツッコミ】
・異国の地からアメリカにやって来た女性の宿を提供したときに
この男にはかなりの幸運があると感じてしまった。
もしかして黒人系で今いちばん可愛いんとちゃう(笑)
・最初の変死男マイク・ウェブスターを演じたデヴィッド・モース。
額を盛る特殊メイクのせいでフランケンシュタインみたいだった。
・この新たな病気を発見したことで全米が震撼したことは確か。
まだわずか、数年前のホットな話だったことにビックリ!
・嫁の車を尾行してきた不審車両が怖すぎる。
ルームミラー越しに映る映像は『激突!』の恐怖度と同じ。
・タバコ問題と同じで、危険性を知ったうえでフットボールを
するのと知らないままするのとではまったく違う。
・事実、スポーツそのもののルールは変えられないので
頭部への損傷を軽減する新しい保護具など開発されたのかもね。
ならば、打撃系格闘技はどうなるんだろう^^;
・これほどの良作なのに、なぜ公開館がこんなに少ないの?
これもNFLの圧力じゃないよね(←おい)
・ウィル・スミス、先回のアカデミー賞ボイコット事件は
この映画がまったく評価されなかったことへの不満から?^^;
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監督:ピーター・ランデズマン
脚本:ピーター・ランデズマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ウィル・スミス/アレック・ボールドウィン/ググ・ンバータ=ロー
『コンカッション』
ググ・バサ=ローはこれまで映画やドラマの脇で見て、
可愛い子だな~と思っていましたが、
個人的には骨太に徹して欲しかったので
ラブストーリー部分は無くてもよかったのでは?と思っています。
それから本作の特殊メイク技術にも違和感が。
デヴィッド・モースもアルバート・ブルックスも
演技は素晴らしいのに、ついつい額に目が行ってしまいました^^;
オスカーボイコットの後遺症なのか元気がなかったですよね(←違うから)
>ググ・バサ=ローはこれまで映画やドラマの脇で見て
お~!さすがはamiさん!すでに彼女をご存じだったとは
“端っこami”にまつわる論説から納得です(笑)
うんうん、もっと骨太な社会派ドラマにしてほしかったですよね!
>特殊メイク技術
御大映画じゃないんだから、あそこまで極端にしなくてもね~^^;
マイク・ウェブスターの遺族が抗議しそうです(爆)