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秒速5センチメートル

2016年10月15日 19時25分56秒 | 映画 は行
評価:★★★★【4点】



『君の名は。』の記録的大ヒットがあったからこそ
今このように新海監督作品が注目され始めたってことか。



小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。
二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、
時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く…。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、
その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、
そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」の
3編を収録した連作短編アニメーション。
監督は「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」の新海誠。
ありふれた日常の中で繰り広げられる男女の心の機微を
美しい映像でリリカルかつノスタルジックに綴る。
<allcinema>



新海監督の名前すら知らなかった無知なワタシ。

夏からのロングランヒットでお馴染みの『君の名は。』のお陰で
監督の表現センスに今回の映画も強く心打たれたものだった。

そんなところに地元弐番館でまさかの新海作品上映!
これは観に行くしかない!ということで
今週は新作映画の谷間でもあるし、来週からフリーパス期間に
入ってやろうかと画策中なのでTOHO上映作品はひとまずお預け(笑)

いいですね~。
さすがに小学生の男女が主人公の一話目は「え?」であったが
卒業式以降の話が中心なので、そこは救われた^^;
物語が進むにつれ全3話中、この第1話が最も面白かった。
主人公の心の揺れ動きや緊張感など普通に感情移入できるし
表現方法が本当に上手いなーと感じた。

第1話★4つ、第2話★3.5、第3話★3つと
徐々にワクワク感や感動が薄れていってしまうが
これも、全話に登場する主人公の遠野貴樹の最初の彼女への
強い想いをいつまでも引きずり
年齢を重ねていくたびに亡霊化しているからであろうか。

第3話のその後が気になって仕方ないのだが。。。(笑)


【今週のツッコミ】

・遮断機の向こうに彼女は振り返って待っているのかいないのか。
 これで居たのが『君の名は。』だった^^;

・『君の名は。』で何度も出てきた引き戸レールのアップ。
 本作品もワンシーンだけありました!
 新海監督って何気ないガジェットをアップにする確率が高い。

・互いに気になっていたのに中学進学と同時に
 離ればなれになってしまい定期的な手紙のやりとりで
 気持ちを通じ合わせていたところから、携帯電話やSNSのない時代って
 今思うと本当に不便だったんだなーと恐怖さえ覚えてしまう。

・遠く離れた彼女に会うため電車を乗り継いで向かうのだが
 大雪のせいで約束の時間に間に合わないと知ったとき
 彼女は待ち続けるのかどうなのか、こんなシンプルなことで
 ドキドキできてしまう新海監督の表現方法に脱帽するしかない。
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監督:新海誠
脚本:新海誠
音楽:天門


出演:水橋研二/近藤好美/花村怜美/尾上綾華/


『秒速5センチメートル』

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