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複製された男

2014年07月19日 21時16分18秒 | 映画 は行
評価:★★★☆【3,5点】


深層心理、心の闇、極端に少ない台詞。

映画の答えは十人十色。
誰が合ってて誰が間違っているという判断はしない方がいい^^;




ある日、大学の歴史講師アダムは、
同僚から薦められた映画を鑑賞していたとき、
端役の中に自分と瓜二つの俳優を発見する。
あまりに似すぎていることに驚愕し、
取り憑かれたようにその俳優のことを調べ始めるアダム。
やがてアンソニーという名前を突き止め、ついに2人は対面する。
彼らは、後天的に出来た傷跡を含め、服装以外のすべてが一緒だった。
まったく同じもう一人の自分の存在に気づいてしまったアダムとアンソニー。
彼らの運命は、互いの恋人と妻をも巻き込み、
思いも寄らぬ方向へと向かっていくが…。
<allcinema>




【ネタバレあります。要注意!】

近未来SF映画にしておけばこんなに悩むこともなかった(笑)
そうです。クローン人間でいいじゃないかとも(爆)

ありがたいことに、公式サイトに袋とじネタバレコーナーが!
こんなの過去を探ってもみたことない(笑)

それだけ反響が大きいってことなんだろうけど(笑)

さて、チョイ前の『プリズナーズ』で
一気にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督をお気に入りに!
その監督の作品ということ、さらにワタシの好きな
ジェイクが主演ってことで自然と期待値も上がってしまった。

冒頭からセピア調のくすんだ映像は、どこか和製ホラーのよう。
主人公は大学の講師をつとめ、その日もいつもと同じように
歴史講義を説いているのだが、どこか空虚で重い空気感は
彼の普段の生活に於ける病的匂いが漂っている。

ある日、同僚から薦められた1本のビデオを観たことから
物語は一気に加速することに。

人間の心の闇を独特の映像表現によって演出。
自分の犯した過ちを末梢するためにアンソニーという人格が現れ
現実の自分と対峙し相手を封印させることで納得しようとする。

通常なら現実社会でいくらでも作品として成り立つはずだが
これを潜在意識のなかにある部分として描いているところが
非常に興味深いところであった。

ミステリー要素はふんだんにあるものの
恐怖の象徴として登場する蜘蛛の見せ方は賛否の分かれるところ。
特にラストのアレはチョット強烈でした^^;



【今週のツッコミ】
・とりあえず、答えを見せない演出は興行収入を絡めた
 完全なるリピーターネライのなにものでもない(そうなのか)

・浮気して妊婦の妻のもとへ戻った大学講師アダム。
 妻への謝罪を込め、悪の自分と浮気相手を一瞬で抹殺するくだり
 本作で唯一、映画的シーンだと思った。

 
・妊婦がアンソニーになり済ましたアダムを見る目線が
 疑いの眼でなく、どこか微笑んで見えたのは気のせいか^^;

・結局、これってどこから脳内意識に移行していったのか
 そこをもういちど確認する意味で再見したいものだ。
 映画の半券持っていけば次回は1000円鑑賞らしいけど
 たぶん、テレビ放送まで観ないかも(おいおい)

・ちなみにブルーベリーは何の象徴だったのだろう。

・天井を歩く全裸の女性、ワタシの目線は一点にクギ付けだった(こら)

・Q:入れ替わるためアンソニーにジャケットを貸したが
   ベージュのチノパンツはそのままだったのは何故?

 A:パンツも貸したが同じパンツをすぐまた履いたか
   パンツまで貸すと、まるで強盗被害に遭遇した哀れな自分のようで
   客観的にみて、すごく嫌だったのでは?(爆)

・外国の個人情報ってネットで簡単に検索出来てしまうから怖い。

・秘密の大人クラブといえば思い出すのが『アイズ ワイド シャット』。

・難解映画であり、監督からのヒントがある似たような映画といえば
 ずばり『ダイアナの選択』があったね〜(笑)

・この映画を見て『マルホランド・ドライブ』を再見したくなった。
 (ってまたかよ)こういうミステリーものってホント好きだわ(笑)
---------------------------------------------------------------
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ハビエル・グヨン
音楽:ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ

出演:ジェイク・ギレンホール/メラニー・ロラン/サラ・ガドン/
    イザベラ・ロッセリーニ 


『複製された男』
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6 コメント

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Unknown (えふ)
2014-07-21 14:59:02
クローン人間的な話かとおもったら・・・(汗
蜘蛛が特別に関係するのかともったら・・・(汗
???で席を立ちました(汗
ネタバレ読んでなんとなく理解したものの・・・
なんで蜘蛛が出てくるのかさっぱりです(苦笑
確かに、ラストは衝撃的でしたが。。。
えふさんへ (ituka)
2014-07-21 22:29:01
こんばんは。
クローン人間とオリジナルが対峙する映画って過去にいろいろありましたよね。
で、いつも疑問に思うのが、オリジナルに追い付くクローンって犬や猫のように成長が早いのでしょうか(爆)

蜘蛛の登場は単なるアダムの脳内に潜むイメージとでもいいましょうか
映画自体のメタファーと言われてますが、蛇でもサソリでもよかったですよね。
ワタシは蜘蛛がいちばん気持ち悪いのよ(爆)
Unknown (オリーブリー)
2014-08-01 13:56:46
ネタバレ知っていろいろと思い出してみたけど、もう考えるのが面倒になりました。
結局、回りくどい映画だったような、、、(汗)
あのオチはいかん(苦笑)

虫系、全てダメダメで、ここ数日、ベランダ出ると弱ったセミが飛び込んできて、人迷惑な悲鳴を上げています(滝汗)
オリーブリーさんへ (ituka)
2014-08-01 20:03:10
これだけ蒸し暑いと思考回路も麻痺してきますよね(爆)
本作、公開日を秋冬にした方がよかったのかもしれませんね。
そうそう、回りくどい演出、やみくもに難解にして混乱させようとしてるとしか思えない製作スタッフ。

あのオチでびっくりして体が浮きませんでしたか(爆)

>ベランダ出ると弱ったセミが飛び込んできて、人迷惑な悲鳴を

蝉の死骸は誤って踏むと大変なことになるから困ったものです。
こどものころ、虫の標本作るのが気持ち悪かった記憶があります^^;
ご無沙汰しております (ami)
2014-10-11 19:37:19
原作は映画の何倍も回りくどくて、複雑かつ難解だった為、
この映画のオチ(浮気した夫が妻の元へ戻る話)に
えーー!そんな単純な話だったのーーー!?とビックリし
あわてて原作を読み直しました^^;

映画のラストに関してはアレに驚くよりむしろ
「やっぱ今夜出かけるわ」と言うアダムに
全くアンタも懲りない男だねぇ...突っ込み入れてました(笑)
amiさんへ (ituka)
2014-10-12 00:21:20
お久です^^
原作から映画に興味を持った方々からすると「なにこれ?」っぽくなってしまうんですね(笑)
amiさんのレビューで、そこで反省してろ!(● ̄´3 ̄)σ ¨¨¨( _ _)ノ|(監督)な感じを受けましたよ(爆)

アダムは何回も失敗を繰り返す常習犯なんでしょうね。
おそらく、このキャラでいくなら続編も、いやシリーズ化も夢でないかも(笑)

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