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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

エル ELLE

2017年08月27日 20時42分59秒 | 映画 あ行
評価:★★★【3点】




このヒロイン、少女時代のトラウマから何かしらの精神疾患に
侵されているのではないか。



新鋭ゲーム会社で敏腕女社長として辣腕を振るうミシェル。
彼女はある日、ひとり暮らしをしている自宅で
覆面をした男に襲われる。
男が去ると、何事もなかったかのように振る舞い、
訪ねてきた息子を迎える。
その後、ミシェルの行動を監視していると思われる嫌がらせメールなどから、
レイプ犯が彼女の身近にいると確信するミシェル。
それでも幼いときのトラウマから、決して警察に頼ろうとしない彼女は、
自ら犯人探しを始める。
そんなミシェルの周囲には、
犯人になりうる動機を持つ怪しげな人物が何人もいたのだったが…。
<allcinema>



鬼才ポール・ヴァーホーヴェンが贈る第二の『氷の微笑』か^^;

新鋭ゲーム会社の社長という肩書の裏で
私生活ではことごとく謎めいているミッシェル(イザベル・ユベール)。

ある日、自宅で覆面男にレイプされるのだが何故か警察に通報しない。
彼女の中では少女時代に経験した重要事件のトラウマから
レイプされたにも拘らず本能的に悦びに近い感覚があったのではないか。

物語が進むにつれ、彼女の取る行動の異常性に気づき
それが一般人の感覚と大きくズレていることが分かる。
彼女は、性欲に関しアブノーマルな嗜好性をもっているのか否か。

物語はテンポこそ悪いものの予測できない結末に最後まで見入ってしまう。



【今週のツッコミ】

・63歳のヒロインが演じるからこそ常軌を逸しているようにみえる。
 監督のキャスティングは大成功なのだろう。

・原題の「ELLE」このフランス語を訳すと“彼女”なのだそう。
 なので彼女自身を嘗め回すように拝んでくださいと解釈(爆)

・でも、ワタシ的にはもうちょっと肌に艶のある女優さんがよかった。
 あ、でもでもオッパイは年齢に似合わずいい形をしてましたな~(おい)

・レイプ犯は誰だ!最初に思うのが近しい人間が怪しいというのが一般的。
 但し、何度も彼女の中でレイプシーンを回想するものだから
 犯人の体格などから大体の目星が付いてしまうのが痛いといえば痛い^^;

・下半身を見せて留まるか、人としての尊厳(あの場合チョット)を守り抜くのか!
 あの社員はまだ割礼を受けていなかった?(字幕見逃したわ)^^;

・イザベル・ユベールさんの名前こそ知ってはいたものの
 彼女の映画は本作がお初かも知れない。
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監督:ポール・ヴァーホーヴェン
脚本:デヴィッド・バーク
音楽:アン・ダッドリー
出演:イザベル・ユペール/ロラン・ラフィット/アンヌ・コンシニ

『エル ELLE』





コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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ELLE, フランス語で「彼女」を意味 (もののはじめのiina)
2017-09-14 10:58:47
> 下半身を見せて留まるか、人としての尊厳(あの場合チョット)を守り抜くのか!
犯人をユダヤ人だと疑っていたのですね。

少女時代のトラウマから警察に通報しないのは、なんとなく理解できますが、・・・あるいは、そういう性向があるとも いえるのでしようか・・・。

iinaさんへ (ituka)
2017-09-14 15:41:20
結局はあの時が初めてではなく、もうすでに数年前からの
レイプごっこだったのではないでしょうか。
なので真犯人が分かったときも彼女に驚きの表情はなかったですからね。
ある意味、クールなのか、人としての感性が可なり歪んでいたのかは
謎の部分として大事にしておきたいです(←なにそれ)^^;
こんにちは! (ここなつ)
2017-09-21 12:43:00
こんにちは。
「犯人の体格などから大体の目星はついて」いたのですか?す、すごい。私、全然判りませんでした。あ、ハサミ刺したから、これで明日外出したら誰が犯人か探せるわね!良かった良かった!ぐらいの低レベルさ(笑)。
しかし、社員のパンツを下ろせ、って命じるなんざセクハラ・パワハラの極致ですよね~?
ここなつさんへ (ituka)
2017-09-21 21:53:09
犯人さんの大柄でガッチリした筋肉質な体格の登場人物が他に居なかったことが
キャスティングミスといえばそうなのかもしれませんね^^;
それにしても、フランス人全般なのか彼女特有の性癖なのか
結構、エロ満載な感じでワタシには刺激が強すぎました(笑)

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