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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

さざなみ

2016年08月03日 21時43分40秒 | 映画 さ行
評価:★★★【3点】



イベント開催までの5日間で徐々に変貌していく妻が怖い!^^;



イギリスの片田舎で穏やかな毎日を送る老夫婦のジェフとケイト。
5日後に結婚45周年の記念パーティを控える中、
スイスの警察から1通の手紙が届く。
それは、50年前にジェフと登山中にクレパスに転落して亡くなった
当時の恋人カチャの遺体が、
昔のままの状態で発見されたことを知らせるものだった。
以来、ジェフはカチャへの愛の記憶に浸っていく。
最初は自分と出会う前の話と平静を装っていたケイトも、
“彼女と結婚するつもりだった”と悪びれることなく口にする夫に
次第に不信感を募らせ、
いつしかそれはこれまで積み重ねてきた
45年間の結婚生活にも向けられていくのだったが…。
<allcinema>



50年前に事故で無くなった元恋人が当時のままの姿で発見される。
急速冷凍のすごいところは高級な衣装もふくめ劣化や退化しないところ。
今回、夫の元恋人が雪山登山中にクレパスに落下し消息不明のまま
50年の歳月が流れている。

いくら死体と言っても20代の時のままで現れるなんて
ケイトにとって現在70歳の自分と比べハンデあり過ぎじゃん!
なんてことを心の中で叫んでいたことだろう。

夫も過去の記憶がよみがえって元恋人の存在が
今の妻より大きくなってきていることは禁煙中だったタバコを
いつしか吸い始めることで表されている。

日々、穏やかに暮らしていると、こういうチョットしたことで
夫婦仲が崩壊していくものなんだろうか。

夫の心変わりというよりも妻が抱き始めた元恋人への嫉妬が
ここまで大きくなっていくこと自体ホラー話だが
シャーロット・ランプリングの眼光も合わせワタシは怖かった。





【今週のツッコミ】

・ある意味、ゆっくりゾンビ化するホラー映画のよう(笑)

・妻が何気に尋ねても、過去は一切否定してください^^;
 50年前だからと油断してはいけないのです。

・前半の展開は老夫婦の穏やかな生活ぶり見せられるだけで
 退屈極まりない^^;品があって知的な印象はあるけど、
 カツオの出てこない「サザエさん」観てるみたいだった。

・シャーロット・ランプリングのスタイルの良さはモデル並み。
 もっさりした髪型変えればまだまだ現役でいられそう(←なんの?)

・ラストカット、修復不可能な夫婦生活になりそう。
 チョイと後味の悪さが残ってしまう。

・そうそう!元恋人の昔の写真にショックを受けた妻は
 妊娠した経験がなかったから一層の衝撃を受けたのね。

・てっきり出てくるものと思われた凍り付けの死体を
 一切見せてくれないのは大きな減点対象となりました(笑)
-----------------------------------------------
監督:アンドリュー・ヘイ
脚本:アンドリュー・ヘイ
音楽:


出演:シャーロット・ランプリング/トム・コートネイ/ジェラルディン・ジェームズ/


『さざなみ』

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4 コメント

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こんばんは~☆ (kira)
2016-08-04 22:16:00
今週のツッコミ!まるっと同館よ~

〉カツオの出てこない「サザエさん」観てるみたい
あはは!!
ホント、平穏そうで面白くもない、知的老夫婦の生活、、、
珍しく何度も睡魔に襲われました(笑)

これって、夫婦で観に行くとキケンよね~~
「50年前だから」といいいつつの
現在もこっそり屋根裏デ浮気してるみたいな感じを受けたしぃ~
kiraさんへ (ituka)
2016-08-04 23:00:44
妻が苦しんでいることを夫がまったく気づいてないし
そもそも気づくような気配りの出来る夫なら
「結婚を決めていた」とか「僕のカチャ」なんて言わないですよね^^;

当時はそう思っていたかもしれないけど
45年も生活を共にしてきた妻に絶対言ってはいけないと
この映画で学びましたよ(←学んだのかよ)
独自のイメージ統計では7割の夫はこんな感じかも(笑)

こういう映画は夫婦で観るものじゃないね^^;
油断大敵 (ami)
2016-08-05 08:12:20
>50年前だからと油断してはいけないのです。

その通り!!
夫にしてみれば若き日の美しい思い出を
ちょっぴり自慢したかっただけかもしれませんが
「ぼくのカチャ」だの「君にはわからない」と言った日にゃ
「アンタ、終わったね...」と思いましたよ。
ラストのあのスピーチも関係修復どころか妻の怒りに火を注ぐ様なもので、
ホントとことん空気の読めない男だわ~と呆れました。
しかしitukaさんも仰っている通り
世の夫の大半はこの手のタイプでしょうから、どうかご注意を!(笑)
amiさんへ (ituka)
2016-08-05 21:35:22
>ちょっぴり自慢したかっただけかもしれませんが

言ってる本人にすれば
それってすごく控えめな自慢なんですけど
絶対言ったらダメなんですね(怖)

思えば、ワタシ自身も墓穴を掘ったような記憶がありますが
さすがに「君にはわからない」というような暴挙には出なかったです(爆)

あのスピーチも“アンタ泣くんかい”と妻は思っていたんでしょうね。
しかも自分に対してでなく“思い出のカチャ”へみたいな^^;
ほんと!火に油状態でしたね(笑)

>世の夫の大半はこの手のタイプでしょうから、どうかご注意を!(笑)

この映画のお陰で失言にだけは要注意と心に誓いました(笑)

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