
評価:★★★★☆【4.5点】
思い切ってアレンジした本格ゴジラ映画ここに見参!
◇
東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが
崩落する重大事故が発生する。
すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、
地震や火山などの原因が議論される中、
内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、
上官にたしなめられてしまう。
しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、
政府関係者を愕然とさせる。
のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、
逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。
やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。
一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、
世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。
そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、
ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。
<allcinema>
◇
子供のころテレビ放映で観た『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』の
あの恐怖に可なり近いものになっていたことは確か。
東宝のロゴからタイトル表記まで昔のオリジナルのままで
しかもそこで使われる音楽が伊福部昭のスコアをそのまま流用って!
ファンとして、これほど嬉しいものはない(笑)
ストーリーも今の時代にマッチしていて大人の映画になっていた。
脚本の段階で今も解決されていない福島原発事故が見本になっていて
今回、劇中で福島原発事故には一切触れなかったものの
こういった未曽有の災害が発生した時の政府のドタバタ劇が垣間見れて
その緊張感やらバカげた思惑などリアルに描かれ結構惹きこまれる。
過去に米国ハリウッドまでが“ゴジラ”を作り直しているわけだが
日本を含め本作ほどオリジナルをリスペクトしている作品はなかった。
海からの謎の巨大生物出現から街中の破壊まで
近代VFXを駆使しこれほどまでに疑似体験できるのは流石で
「白組」万歳!である(笑)
またそれに輪をかける形で陸海空すべての自衛隊全面協力が凄い!
過去にも協力してもらっているが大概はひとつであったからね。
あ~!自衛隊出動といえば、ここでも伊福部昭の例のスコア!
あれは『トップガン』に続きアドレナリンマックス状態のワタシ(笑)
今回の“ゴジラ”もダメかな~と期待値下げての鑑賞だったので
ここまで完成度が高く面白くなっていたことに驚いた。
【今週のツッコミ】
・ひとつだけ引っかかったのは米国大統領特使役の石原さとみ。
カヨコ・アン・パタースンのツンデレ系キャラがイマイチ。
っていうか必要だったか?普通に米国大使館員で事足りそう^^;
・短時間で進化する発想は想定外だった!(笑)
ウルトラマンに出てきた落書き怪獣ガヴァドンに似ていると思ったが
アレはアレで受け入れることができたワタシ。
・進化と言えばいろいろ手を加えてきましたね。
背びれ(?)がレーダーの役割してるとか漫画っぽいが
あのキレイな映像で許すことが出来た(笑)
・ゴジラ造形に関してはどう攻めてくるのかと期待していた。
いや、その前にゴジラ独特の咆哮が第一作のモノと同じであることと
下を向いてる目の形がオリジナルのままで、これだけで
監督さんの本気度が分かった。(特技監督の方でいいの?)
・この映画は海外進出するのだろうか。
日本の自衛隊軍事力をお隣の中国がスロー逆再生して
適当なコピーを製造しかねないというのは思い過ごしか^^;
・次回作は“実はもう一頭いた”という過去ネタで勝負?(笑)
・この映画で唯一、涙が溢れそうになったシーンが
清掃員の片桐はいりが差し出すおにぎりとお茶のところ(おい)
・内閣が全滅になるときは残った大臣が一時的に総理大臣になる。
農林水産大臣が言う「総理って大変だな~」にやっぱり?だった(笑)
・余貴美子の防衛大臣の迫力は流石の貫禄である。
・伊福部昭の音楽は偉大である。
イタリアのエンニオ・モリコーネと双璧に位置するワタシ(笑)
次点は今は亡きジェームズ・ホーナー^^;
---------------------------------------------------
監督:庵野秀明/樋口真嗣/
脚本:庵野秀明
音楽:鷺巣詩郎
出演:長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ/高良健吾/余貴美子/國村隼/
平泉成/柄本明/大杉漣/
『シン・ゴジラ』
思い切ってアレンジした本格ゴジラ映画ここに見参!
◇
東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが
崩落する重大事故が発生する。
すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、
地震や火山などの原因が議論される中、
内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、
上官にたしなめられてしまう。
しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、
政府関係者を愕然とさせる。
のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、
逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。
やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。
一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、
世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。
そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、
ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。
<allcinema>
◇
子供のころテレビ放映で観た『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』の
あの恐怖に可なり近いものになっていたことは確か。
東宝のロゴからタイトル表記まで昔のオリジナルのままで
しかもそこで使われる音楽が伊福部昭のスコアをそのまま流用って!
ファンとして、これほど嬉しいものはない(笑)
ストーリーも今の時代にマッチしていて大人の映画になっていた。
脚本の段階で今も解決されていない福島原発事故が見本になっていて
今回、劇中で福島原発事故には一切触れなかったものの
こういった未曽有の災害が発生した時の政府のドタバタ劇が垣間見れて
その緊張感やらバカげた思惑などリアルに描かれ結構惹きこまれる。
過去に米国ハリウッドまでが“ゴジラ”を作り直しているわけだが
日本を含め本作ほどオリジナルをリスペクトしている作品はなかった。
海からの謎の巨大生物出現から街中の破壊まで
近代VFXを駆使しこれほどまでに疑似体験できるのは流石で
「白組」万歳!である(笑)
またそれに輪をかける形で陸海空すべての自衛隊全面協力が凄い!
過去にも協力してもらっているが大概はひとつであったからね。
あ~!自衛隊出動といえば、ここでも伊福部昭の例のスコア!
あれは『トップガン』に続きアドレナリンマックス状態のワタシ(笑)
今回の“ゴジラ”もダメかな~と期待値下げての鑑賞だったので
ここまで完成度が高く面白くなっていたことに驚いた。
【今週のツッコミ】
・ひとつだけ引っかかったのは米国大統領特使役の石原さとみ。
カヨコ・アン・パタースンのツンデレ系キャラがイマイチ。
っていうか必要だったか?普通に米国大使館員で事足りそう^^;
・短時間で進化する発想は想定外だった!(笑)
ウルトラマンに出てきた落書き怪獣ガヴァドンに似ていると思ったが
アレはアレで受け入れることができたワタシ。
・進化と言えばいろいろ手を加えてきましたね。
背びれ(?)がレーダーの役割してるとか漫画っぽいが
あのキレイな映像で許すことが出来た(笑)
・ゴジラ造形に関してはどう攻めてくるのかと期待していた。
いや、その前にゴジラ独特の咆哮が第一作のモノと同じであることと
下を向いてる目の形がオリジナルのままで、これだけで
監督さんの本気度が分かった。(特技監督の方でいいの?)
・この映画は海外進出するのだろうか。
日本の自衛隊軍事力をお隣の中国がスロー逆再生して
適当なコピーを製造しかねないというのは思い過ごしか^^;
・次回作は“実はもう一頭いた”という過去ネタで勝負?(笑)
・この映画で唯一、涙が溢れそうになったシーンが
清掃員の片桐はいりが差し出すおにぎりとお茶のところ(おい)
・内閣が全滅になるときは残った大臣が一時的に総理大臣になる。
農林水産大臣が言う「総理って大変だな~」にやっぱり?だった(笑)
・余貴美子の防衛大臣の迫力は流石の貫禄である。
・伊福部昭の音楽は偉大である。
イタリアのエンニオ・モリコーネと双璧に位置するワタシ(笑)
次点は今は亡きジェームズ・ホーナー^^;
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監督:庵野秀明/樋口真嗣/
脚本:庵野秀明
音楽:鷺巣詩郎
出演:長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ/高良健吾/余貴美子/國村隼/
平泉成/柄本明/大杉漣/
『シン・ゴジラ』
災害時の政府官邸のドタバタ会議、
どれもよかったっすねー!
背びれ?から光線だす姿もすげー!と感動(爆
ただ某女優の役柄が・・・
お美しい容姿は文句いいませんが、
若すぎて浮いていたわ(苦笑
タイトル出たときのゴジラの咆哮もオリジナルの
おどろおどろしい感じもよかった(笑)
最初の怪獣がけっこう気味悪くて「なにこれ?」でした。
あの女優さん、チョイと気取り過ぎですよね!
若いのもイマイチ。あれはないわ~^^;
☆3。
最初のエラありのbody、なんか下手なぬいぐるみみたいでがっかり。
その他何か所もがっかり有りでした。
くっ付けたようなストーリーでした。
311の経験を踏まえ国家としてどう対応していくのか
何が最善なのかをみんなで考えるという意味では
結構面白いなと思いました。
で、ゴジラは円谷英二亡き後、初めて本格ゴジラを見た感じでした。
造形も懐かしく、それでいて近代的要素も盛り込んでいるところは
庵野監督のセンスなんでしょうね。
エラ有り、上肢のない目ん玉魚風の生物は気味悪さで言えば
結構お気に入りでしたよ(笑)
私も石原さとみだけちょっと浮いてたなあというか、あれだけアニメのキャラっぽいんですよね(^_^;)
でも、まあああいうインチキ外国人も昔の特撮ではよくいたから、あえて、なのかもしれませんが・・・
でも個人的にはやっぱりいらないw
ですよねー!石原さとみは強引に作った人物みたいでした。
対岸の火事を野次馬根性で尚且つ上から目線で接触してくる態度が気に入らない(笑)
大惨事の中、微笑みながら会話するってありえないですよね。
>未曽有の災害が発生した時の政府のドタバタ劇が垣間見れ・・・
ちょっぴり心配になりました。
エヴァンゲリオンを特撮博物館で見学しましたよ。それまでは、その巨神兵のことは全く知らなかったです。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/649d3d5b5de62b7bb2cefc29d45d0afd
怖い特撮映画で言えば「大魔神」なんかも入りますかね(笑)
そういえば、ゴジラの出てこない未曽有の災害映画
「太陽の蓋」観ましたが政府の混乱ぶりは同じでしたよ。
>エヴァンゲリオンを特撮博物館で見学しましたよ
お~!ワタシはエヴァにまったく関心がないのですが
特撮と聞けばなぜかワナワナしてきます(笑)
なにより、リアルな感じが最後まで薄れない。
有事のドタバタ劇と、VFXのすごさ。脚本いいですよね~~。
個人的には、鎌倉の海岸がいまいち作り物で残念でした。
配役では、防衛大臣もよかったけど、無表情な市川実日子の生物課長補佐?。最後に東京の放射能が解除できると知って笑顔になるシーンが、素敵でした。
なんとなく目に浮かびます(笑)
今回のゴジラは脚本段階で相当考え抜かれた感ありますよね。
福島第一原発をモチーフにしているとはいえ
首相官邸などの混乱ぶりはよく描けてました、
そうそう!市川実日子のキャラは結構お気に入り(笑)
ワタシ個人的には自衛隊陸海空全面協力に鳥肌立ちました^^