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藁の楯 わらのたて

2013年04月29日 19時24分45秒 | 映画 わ行
評価:★★【2点】


ズバリ言ってリアル感まったくなくて退屈だった。

あらすじにある48時間というタイムリミット?
そもそも劇中にそんなことが存在してたことすら知らなかった。
要は緊張感がほとんど伝わってこないのが痛恨の痛手。



日本の財界を牛耳る大物・蜷川隆興の孫娘が惨殺された。
容疑者は8年前にも少女を殺害し、
釈放されたばかりの清丸国秀。
警察の懸命の捜査が続く中、全国紙に
“清丸を殺害すれば10億円を支払う”との蜷川による
全面広告が掲載される。
日本中がにわかに色めき立ち、観念した清丸は潜伏先から
福岡県警に自首することに。
さっそく清丸を警視庁に移送するため、
SPの銘苅一基をリーダーとする5人の精鋭が集められる。
タイムリミットは送検までの48時間。
だがその行く手には、ありとあらゆる所に潜み、
“クズ”を仕留めて10億円をいただこうと
殺気立つ日本全国民が待ち構えていた。
<allcinema>



申し訳ないけど、10億円の報酬求めて
全国から民衆が獲物目掛けて集まってくること自体ウソ臭い。
もしかして、反日感情持ってるどこぞのお国の物語り?^^;

イメージ的には黒澤映画の『天国と地獄』を僅かながら
連想させるが、どうみてもこれは違うぞ!みたいな。

猟奇犯人清丸の人間的欠陥がもうひとつ描ききれてないのと
SP役の大沢、松嶋のワザとらしい演技にもちょっとね。
これは監督の演出の問題だとは思うけど^^;
この辺りは猟奇犯罪映画を得意とする韓国映画を見習ってほしい。

まぁでも、ひとつだけ良いところを言うなら
彼らと一緒のチームとなった若手刑事の永山絢斗くんかな。
彼の刑事としてのプライドをこき下ろす清丸のひとことに
キレてしまう辺り、その後の展開に期待感あったんですが
結局、清丸の護送中に次々起こる難題をクリアするだけの
ただのゲーム感覚映画になってしまっていることが残念。


【今週のツッコミ】
・都合よくあそこで前被害者の父が車で通りがかることにびっくり^^;

・列車での護送中に民衆にも面が割れているはずなのに
 タクシー運転手と乗客になりすます必要性がどこに?
 単に清丸だけトランク詰めりゃ良い話と思うけど。

・トレーラーの運転手、単に金目当てではなく
 普通の自爆テロにしか見えなかった。

・手首にチップって『トータルリコール』の誰かさんみたい(笑)

・案外、清丸本人が送信してた方が意外性あって面白いのに^^
 ちなみに劇中、ずっとそう思ってたんだけどね。

・あのサイトを簡単に作成してしまう財界を牛耳る大物・蜷川隆興。
 彼自身がこれをやっている方がよほど興味深いが。

・松嶋さん、安直に目を離した瞬間、チェーンで頭部を。
 しかしながら、路上に倒れ込んだとき頭からの出血まったくなし。

・唯一、泣かせるシーンといえば清丸や若い刑事の母への想いか。
 “昨日のカレーをチンして食べてね”これもいいね。
 でも、 大沢さんの妻への想いはワザとらしくてチョイ辛かった^^;

・って、最初の声「和菓子にはお茶でしょ」これは空耳だったのね。
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監督:三池崇史
脚本:林民夫
撮影:北信康
音楽:遠藤浩二


出演:大沢たかお/松嶋菜々子/岸谷五朗/伊武雅刀/永山絢斗/
    余貴美子/藤原竜也/山崎努/


『藁の楯 わらのたて』

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6 コメント

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こんばんはー☆ (kira)
2013-04-29 21:08:31
あらら~~っ
退屈だったのですね?
私はこの漫画みたいな設定に、意外にも愉しんでついていくことが出来ましたよん

今週のツッコミ。
ノレない時はそんなもんだわ~と
特に手首のチップには私もアレを思い出しましたし、
ナナコさんのところもね
もしかして清丸本人が?も、同感でしたよ~~~
ただ、、被害者の父親は「都合よく」通りかかったのではないですよね~。
サイトをみていたんでしょう?時間はたっぷりあったようですし。

永山絢斗くんはヨカッタですよねー♪
私もホロリときました
kiraさんへ (ituka)
2013-04-29 22:17:08
こんばんは。
そうなんですよ~、これはノレませんでした^^;
たぶん、凶悪犯の藤原くんのイメージがワタシ的に違和感あったのかも(笑)
若い刑事に高卒だからって見下す発言するなら、もっとIQの高いところを見せるよう仕掛けとか出頭前にしておくとか
なんとでもやり方があったように思ったんですけどね^^;
結局、なにもなかった。

ワタシとしては前半の大掛かりな護送シーンよりも、後半の行き当たりばったりの護送の方がよかったです。

被害者のお父さんはそういうことだったのね^^

全体的にテンポがイマイチでダダッ子と旅するロードムービーに見えましたよ~(笑)
 (とらねこ)
2013-04-30 00:53:28
itukaさん、こんばんは。
あれれ、退屈だったんですねー
私は結構楽しめてしまったんですよ。
でも10億もらえるとしたら、私も命狙いに行くので、それほど現実とかけ離れてるとも思わなかったりして

>・手首にチップって『トータルリコール』の誰かさんみたい(笑)
そうそう!新しい方のトータル・リコールw

>・案外、清丸本人が送信してた方が意外性あって面白いのに^^
>ちなみに劇中、ずっとそう思ってたんだけどね。

私も絶対オチはここだ!と思ったー。二度目の「スパイは誰だ争い」が出てから、清春をすぐに調べて、その後争えば良かったのにナ、て思ってましたw
とらねこさんへ (ituka)
2013-04-30 10:03:39
おはようございます。
GW真っ最中なのでのんびり寝ていられてほんと幸せです(笑)
この映画ならちょっとお金を掛けた2時間ドラマレベルと勝手に思ってしまいました^^;

え~、とらねこさん10億狙いに行くのですか。
もしそうなら武器はぜったいにナタか斧がホラーファンにとってはお薦めですよ(笑)
それがなかったら、両手にカマでもいいかも^^;

この映画にノレなかったのは主演の大沢たかおさんの一本調子の演技というのもあったし
もしも、これを湾岸署の織田さんが演じてたら、、、なんてことを思う今日この頃なんです(笑)
そうそう! (ひろちゃん)
2013-05-05 01:12:31
48時間というタイムリミットって私も後で知りました(苦笑)緊迫感とかは私も全然感じませんでしたし(^^ゞ

予告編では、もっと面白そうに見えたのですが、itukaさんが言われてるように、リアル感なかったですよね。
お話的には、リアルじゃないことだからこそ、映画では
リアルに見せてほしかったです(^^ゞ

とは言え、私はitukaさんほどつまらなくはなく、
それなりには楽しめました^^

私も多々ツッコミどころがありましたが、
>都合よくあそこで前被害者の父が車で通りがかることにびっくり

これ書くの忘れた(笑)
ひろちゃんへ (ituka)
2013-05-05 11:12:13
おはようございます。
もうすぐお昼ですね。今頃起きてます(笑)

48時間、これたぶん、お互い聞き逃していたんでしょうね^^;

リアル感なかったですよね~(笑)
貧困層というか、その時点でお金に困ってる人たちがまるでゾンビのように見えてしまいましたけど
彼らが押し迫ってくる恐怖感が今ひとつだったんです^^;
おそらくココが致命傷だったかもしれません。

あのエピ書き忘れましたか!(笑)
ワタシなんか、いつもそうですよ。でも、後でこっそり追記しちゃったりってことしますよ。
どうぞ、加筆してくださいね(笑)

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