アイアンマン３

評価：★★★★【４点】


『アベンジャーズ』のあのラストシーンが伏線だったとは
戦い終わって疲れ果て、ヒーロー全員で無言の食事会。。。
あれは単なる小ネタではなかったのですね（笑）

◇

“アベンジャーズ”としてソー、キャプテン・アメリカ、
ハルクらヒーローたちと手を組み、
人類滅亡の危機を回避することには成功したものの、
この戦いはトニー・スタークの心に大きな影を落としてしまう。
彼は何かに取り憑かれたように
新型アイアンマン・スーツの開発に没頭していく。
一方、合衆国政府も圧倒的な力を持つ個人に頼ることに
危機感を強めていく。
次第に心身共に追い詰められていくトニーだったが、
そんな時、最愛のパートナー、ペッパーと暮らす自宅が
凶悪テロリスト“マンダリン”によって襲撃されてしまう。
もはやヒーローとしての意味を見失っていたトニーだったが、
大切な人たちを守りたいという気持ちは、
彼をアイアンマンの最後の戦いへと突き動かすのだった。
＜allcinema＞

◇

ヒーローがパニック障害という発想も斬新で面白い。
鋼鉄のスーツ着てても中身は生身の人間ということなんだ。

昔のヒーロー物では、まずあり得ないシチュエーション。
本作はそういうヒーローであるからこそ
感情移入してしまうのでしょうか＾＾；

今回は前作『アベンジャーズ』の戦いの後に全員集合し
精根尽き果てた御一行様は食事も喉を通らないほどの
お疲れのご様子でした。
アイアンマンもご多分に漏れずそんななかのひとり（笑）

でもまさか、こんなに深刻な状態だったとは驚くばかりです。

心身ともに障害を持っているということは
冷静な判断さえ鈍らせてしまうんですね。
路上記者会見で先走ったばかりに自宅を失ってしまう。

この襲撃シーンは本作最大のド派手破壊シーンでした。
もう少しで愛するペッパー・ポッツまで失うところ。
でも、こういうVFX見てると日本の映画と雲泥の差です。
お金の掛け方がまるで違う。
ヒットする資質があれば底なしに湧いてくる予算。
思わず、北米に旅行した時のこと思い出します。
バーガーショップのコーラがバケツのようで
座布団のようなピザとかね（例えが変？）（爆）


ま、しかし終わってみればすべてがハッピーエンドで
次回に続くってところは楽しみです（笑）


【今週のツッコミ】
・アイアンスーツ作り過ぎて、なかには不細工でお茶目なモノも。
　あれはもしかしてハルク用なのか？（笑）

・よく分からないのが、アイアン戦隊のみなさん
　あれって、皆スーツなんですよね。
　中身は空っぽでもコンピューター制御で勝手に動くってやつ？

・ま、とくにアイアンマンのファンでもないので
　いずれ分かる時が来るのを待っててもいいか（笑）

・序盤のスターク邸破壊シーンも凄いが飛行機から落下する
　キャビンクルーらのスタントには女性もいたのだろうか。

・本作、まったく予備知識なしの鑑賞なのに
　冒頭のパーティーでロン毛メガネの薄汚いお兄さんを
　ガイ・ピアースと一瞬で見抜いた自分に驚いた＾＾

・キリアンの手下で燃える女を演じたステファニー・ショスタク。
　あの切れ味鋭い打撃アクションに今後の映画に期待したい。

・ドン・チードルが思いのほかマッチョになっていた。
　
・ベン・キングスレーの扱いはアレでいいのだろうか（笑）

・6年前（？）から単身生活の小学生。
　彼の普段の生活が大統領の生死よりも気になったんですけど＾＾；

・どんどん太ってきているジョン・ファヴロー氏。
　よっぽど儲かっているんですね（笑）

・ポテトガンって小型の玩具から大きくなると
　キャノン砲クラスまであるらしい。一見、笑えるが
　使い手によっては殺傷能力もあるようで危ないらしい。　

・そろそろ愛車のアウディR8を変えてもいいんじゃない。
　ドイツのモーターショーで初披露されてから10年経つんだし＾＾

・今回、おまけの映像が2段階と結構長くて、いちどは席を立って
　危うく「ソーの予告編」を見逃すところ（爆）
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監督：シェーン・ブラック
脚本：ドリュー・ピアース/シェーン・ブラック
撮影：ジョン・トール
音楽：ブライアン・タイラー


出演：ロバート・ダウニー・Ｊｒ/グウィネス・パルトロー/ドン・チードル/
　　　　ガイ・ピアース/レベッカ・ホール/ベン・キングズレー



『アイアンマン３』