一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

一郷一会が威信をかけて ^^: 選定。センター系、スパ銭・・・ お湯さえよければどこでもOK! 料金上限1,200円也。

33.湯宿温泉 「共同浴場」

2005-10-02 00:32:36 | 群馬
湯宿温泉は、古くからの三国街道沿いに佇む8軒の宿と4軒の共同湯がある1300年の歴史の長い温泉郷であります。現在でも国道17号線が湯宿温泉の脇を通り、名前を知っている方も多いと思う。しかしながらその温泉に入浴したかたといえば、なかなかいないと思われる程静かな佇まいである。
 通りの多い国道より、1本温泉街の道を歩くとその光景が一遍する、石畳の道や人の幅で通行する大通りの広さとも相成って、車で通行するのがはばかれるように、歩きたくなる道である。
 昔の多くの旅人が投宿したのであろうか、小さな街なのに多くの商店が軒をつなれていて、街道の面影を現代に色濃く残している情景に郷愁を覚える。

 湯宿温泉は、赤谷ダムの影響で、温泉地そのものが移転した、猿が京温泉と違い赤谷川の谷間で、大規模な開発が行われなかったためか小中規模の旅館が多い、そのためお湯の分量が旅館の身の丈にあった量が確保され、共同浴場だけでなく湯宿温泉の旅館のお風呂も鮮度感もありお勧めでき、比較的低料金のお宿も多く、湯治客でに結構ぎわっている。

 湯宿温泉の共同浴場は、この小規模な温泉郷には珍しく、4軒の共同浴場があり一番大きな「窪湯」そして「小滝湯」「竹の湯」「松の湯」がありますが外来用として「窪湯」と「小滝湯」が開放されているが、管理人の方曰く、ここ湯宿温泉も一部の心無い入浴客のために地元のかたが迷惑しているという、閉鎖される可能性もあるのでここの温泉に限らず、共同浴場のルールを見につけて入浴したい。

 湯宿温泉は、これまで数多くの入浴してきたが、土曜日ということもあって、小滝湯に入浴する、窪湯の半分位の、5から6人くらい狭い浴場で、50℃位の源泉が少し絞り気味で掛け流しで投入されており、今日1番風呂なので、やや熱い湯であった。湯は、表面が熱く下にしたがって、温くなるので十分な湯もみを行うと、適温になることがある。(それでもダメなら加水するが)
 準備体操も兼ねて10分位の湯もみで、大分適温になってきたので、入浴する。

 硫酸塩泉らしくちょっと屈折率の高いお湯に入ると、香りが漂う、石膏臭交じりの芒硝泉の香りであり、温泉らしさが感じられる香りである。味は、薄い塩味が感じられる石膏味で、硫酸塩マニアには堪らないものであり、その温泉の濃さに益々期待が高まる。硫酸塩泉系は、炭酸水素塩系に比べ、無色的なものが多いが、その温泉には計り知れないパワーを感じる。入浴中より入浴後に汗が止まらないといった現象が度々起こる。特に芒硝泉系のお湯はそれがよりいっそう増す。
 そのお湯を求めて、私は日本各地の温泉に行くといっても過言ではない。

 さて横道にそれてしまったが、ここ湯宿温泉は残念ながら、露天風呂が少ない、ここの100名湯ブログもお湯のよさなら、他は問わないと潔さ的なものを感じる。ここの湯宿温泉そのものに、お湯さえよければ的なものを感じる。是非、温泉のお湯だけのよさがどれだけよいかが解っていただきたい。

源泉名 窪湯(湯宿温泉) ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 泉温 59.1℃ PH8.0
Na=227 K=4.6 Mg=0.5 Ca=156 Al=0.2 F=4.1 Cl=120 SO4=693 HCO3=20.4 メタケイ=60.6 メタホウ=6.1 成分総量 1.31g/Kg 平成5年8月分析

文/画 ガメラちゃん@takayama 

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1 コメント

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湯元館もいいだす (別働隊@実は硫酸塩泉マニア ^^;)
2005-10-03 23:56:55
湯宿はいいですね。国道からもう少し離れていれば云うことないのですが・・・。

共同浴場ももちろんグレートですが、旅館「湯元館」もなかなかです。

ここは浴場のよこに自家源泉があって、湯口はものすごい石膏の析出で覆われています。

ほの暗い円形浴槽に浸かっていると、石膏泉らしい滋味のある浴感がじわじわと伝わってきます。

おすすめです。