興味があったので、講演会に行って来ました。
39歳で、若年認知症になった丹野智文さんの講演。
見た目にも、話しぶりも、そんなふうには見えません。
トヨタで営業。妻と子供2人。
聞いたことが、記憶しにくくなり、病院へ。
それを受け入れるのは大変だったと思います。
家族や会社に話し、今の生活が出来ているとの事。
家族の協力や支えが大きいような気がします。
今は、これ以上、進まないようにと頑張っています。
そのうち、いい薬が出来て治るという希望を持っています。
講演を聴いて思った事。(もし、知人がそうなったら)
・ 任せるのは心配かもしれないけれど、何でもやってあげる、
やりたい事を止めてしまう、守り過ぎは当事者をダメにしてしまう。
・ 良きパートナーとは、出来ない事だけをサポートしてくれて
一緒に楽しんでくれる人だそうです。(怒らない事)
・ 進行していったらという不安もあり、これからのことは、
あまり考えないことにしている。
少しでも長く一日一日を笑顔で楽しく過ごして行く事。
・ 本音を言える相手が、いてくれるといい。
・ わからなくなってきたら、自分なりに工夫をする。
(周囲が教えるのではなく、自分で工夫)
・ 基本は、人と人との関係が大事。一緒に関係性を作る。
会話をすれば、何かが残る。
・ 認知症になっても、その人らしさは残っている。
・ 「何も分からない、出来ない」のではなく、わかる事とわからない事、
出来る事と出来ない事があるということ。
いずれ私も老いて、発症するかもしれない。
そして、回りに発症する人がいるかもしれない。
今日の講演を聴いて、少しでも心に残っている気持ちを大事にして
いきたいと思います。