国際演劇協会 事務局通信

社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センターの主催するイベントの情報などをお知らせします。

「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」 チケット発売は7月2日開始です。

2012-06-28 | 事業のご紹介

   

 「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」公演のご案内です。

東京公演は8月18日(土)13時/17時、19日(日)14時開演です。

【構成・演出】木村光一

【出演者】かとうかず子、古村比呂、高橋礼恵、床嶋佳子、西山水木、原日出子、ほか

【スタッフ】装置:石井強司、照明:古宮俊昭、効果:深川定次、舞台監督:浅沼一彦、

    企画制作:渡辺江美(地人会新社)

【会場】世田谷パブリックシアター

【料金】一般:3,000円、U24:1,500円、高校生以下:1,500円、ファミリー割引(保護者同伴の中学生以下):1,000円、アーツカード会員:2,900円(前売りのみ)、友の会会員2,900円(前売りのみ)

【お問い合わせ・前売お取扱い】世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10時~19時)

【ITI会員の方】ITI事務局 03-3478-2189までご連絡ください。

【前売取扱い】  世田谷パブリックシアターオンラインチケット(要事前登録)

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/08/_1945_1.html#

 [一般料金のみ] 電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード420-767)

         イープラス http://eplus.jp(PC・携帯共通)

東京公演は7月2日(月)前売り開始です!

今年は他に

8月10日(金)  佐賀県鹿島市民会館ホール

8月12日(日)  滋賀県草津市しが県民芸術創造館ホール

8月22日(火)  新潟県佐渡市アミューズメント佐渡

でも公演がございます。お近くの方ぜひ、足をお運びください。お待ちしております!

☆渡辺江美さんの制作ブログ http://earth-h.at.webry.info/

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6月26日「ケベック舞台芸術の現在」レポート

2012-06-28 | Weblog

5月から始まったレクチャーシリーズ『世界の同時代演劇を知る!」』も、いよいよVlo.2のケベック編に入りました。講師は藤井慎太郎先生です。6月26日のレクチャーは「ケベック舞台芸術の現在—演劇・ダンス・サーカス」と題して開かれました。

カナダ・ケベックの歴史を織り交ぜながらのお話しは、ケベックという州・都市とケベックが育んだ芸術について、まったく新たな一面を見せて下さるものでした。

 まず、ケベックがフランスからイギリスの植民地へと代わったことによって、経済を動かしているイギリス系のカナダ人にくらべ、フランス語を話す人々が差別をされていたという事実。そのフランス語は、ケベックのフランス語とでもいうべき独特のもので、長い間演劇作品の中で、使われていなかったそうです。日本でも馴染みのある演出家の一人であるロベール・ルパージュの「自分たちの演劇は(フランス)の借り物である」という言葉は、その歴史の背景がにじみ出ていると感じました。そして、1968年、ミシェル・トランブレの『義姉妹』によって、ケベックのフランス語での上演が果たされます。

映像資料もダンス・演劇・サーカスとそれぞれのジャンルを見せて頂きました。ケベックの演劇は、アクロバティクな要素が強く、それを見事に演じきる俳優の力も相当なものだなと思いました。

特に興味深かったのは、ケベックの演劇は即興が大変盛んだということです。1977年にはインプロビゼーションの団体が作られ、インプロの大会が催され、それがテレビで中継されるということでした。ルパージュも即興を大切にしているそうです。他の俳優たちと共に即興を重ねながらシーンを作り、戯曲がまるで記録のようにして生まれ、そういう即興性が俳優の自由度を広げていくとのことでした。 

次回は、7月4日19時より「ケベック舞台芸術—ナショナリズムと文化政策」と題して開かれます。ご興味のある方、是非ご参加下さい

文責 壱岐照美

 

 



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「ケベック舞台芸術の現在-演劇・ダンス・サーカス」は明日19時~です。

2012-06-25 | 事業のご紹介

5月から始まった世田谷パブリックシアターとの共催事業「世界の同時代演劇を知る!レクチャーシリーズ」ですが、明日はケベック演劇を藤井慎太郎先生にお話しいただきます。

以下は藤井先生のコメントです。

●レクチャー 
 1980年代以降、世界的に知られることになったケベックの舞台芸術(演劇、ダンス、サーカス)について、代表的なアーティストを映像を用いながら紹介し、その大きな特徴を考えてみたいと思います。ロベール・ルパージュ(演劇)、ドゥニ・マルロー(演劇)、ワジディ・ムワワド(演劇)、エドワール・ロック(ダンス)、シルク・デュ・ソレイユ(サーカス)などを考えています(が、変わるかもしれません)。

 

レクチャーは明日26日(火)午後7時より世田谷文化生活情報センター セミナールーム(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)にて。

続いて7月4日(水)午後7時から勉強会が企画されています。

詳細はこちら

http://setagaya-pt.jp/workshop/2012/06/sptiti.html#mce_temp_url#

皆様のご参加、お待ちしております!

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世界の同時代演劇を知る!ルーマニア演劇の勉強会が開催されました。

2012-06-20 | Weblog

6月16日、ルーマニア演劇の勉強会(1回目)が、開催されました。前回のレクチャーに続いて、講師は七字英輔さんです。

今回のタイトルは「ルーマニアの『演出家の時代』」でした。

現代のルーマニア演劇を牽引する3人の演出家シルヴィウ・プルカレーテ、ミハウ・マニチウ、ガボル・トンパを中心にしての講義でした。今回は、七字さんが持っていらっしゃる貴重な映像資料を見せて頂き、演出家の何よりの力とされるテキストの読解力と独創力が、こういう風に作品として結実していくんだと感嘆するばかりでした。

映像の一つは、ラドゥ・スタンカ劇場公演、プルカレーテ演出の『ファウスト』。廃工場の大きな空間を大胆に使った空間演出は、映像からも熱気と迫力が伝わってきました。ファウストを引きずるようにして現れる本物の黒犬が、引き綱をピンとはったまま、上手の崩れかかった壁の中に消えたかと思うと、次に現れた時には黒犬に扮した女優へと変身します。そして、これがメフィストフェレスなのです。黒犬のイメージが、観客の想像力を駆り立て、俳優自身の身体と精神に直接影響をあたえ、今、そこにメフィストフェレスが存在するという奇跡を生むのだと実感させらるものでした。「マジック・リアリズム」と呼ばれる由来は、こんな瞬間にあるのだろうと思いました。

これを実現する俳優の力、アイディアとイメージに、自らの精神と肉体をもってして生きた血を通わせることができる俳優の力があるからこそ、このような舞台が実現するのだろう思わせるものでした。(メフィストフェレスを演じたオフェーリア・ポッピーは、『ルル』という作品で来日予定だそうです。)それも一人の天才がいるのではなく、ルーマニアにはこんな力をもった俳優がたくさんいるとのことでした。

この勉強会の第2回目「ロシア演劇とルーマニア演劇の折衷ーモルドヴァ」が、今日の19時より世田谷パブリックシアターのセミナールームで開かれます。ご興味のある方、是非ご参加下さい。

文責:壱岐照美

 

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平成25年度 新進芸術家海外研修制度募集案内についてのお知らせです。

2012-06-19 | お知らせ

今年度募集の平成25年度新進芸術家海外研修制度についての詳細が、文化庁のホームページ上に発表になりましたので、お知らせ致します。

http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/05kenshu/h25_shinshin.html

当協会は、応募書類の提出先団体の一つになっています。

ITIに書類の提出を希望される方は、まずiti[a]topaz.dti.ne.jpまでご連絡ください。

([a]を@に打ち直してください)

当協会への提出期限は8月1日(水)とします。

ご不明の点がありましたら、上記メールアドレスにお問い合わせください。

 

 

 

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理事会、総会が開催されました。

2012-06-18 | Weblog

6月16日(土)に、平成24年度第1回理事会と通常総会が松竹株式会社大会議室(東劇ビル10階)で開催されました。

第1回 理事会 (10:00~)

理事現在数20名 出席理事15名 委任状提出3名 欠席2名 (定足数14名を充足)

出席監事2名

・議案

平成23年度事業報告、平成23年度決算報告、平成24年度事業計画、平成24年度収支予算、役員(理事・監事)の任期延長について、会員の異動について

このうち、平成24年度事業計画については、一部変更( 第一回アジア演劇祭への参加、話劇人社、ITIの共催事業)を含め、了承されました。また、他の議案については、原案通り可決されました。

今後、議事録を作成、公開します(議長 永井会長、議事録署名人 伊藤理事、大笹理事)

通常総会 (13:00~)

会員数282名(2012年3月31日現在)

出席153名 出席21名、委任状提出132名 (定足数142名を充足)

・議案

平成23年度事業報告、平成23年度決算報告、平成24年度事業計画、平成24年度収支予算、役員(理事・監事)の任期延長について、会員の資格停止(除名)について

以上の議案について、出席の会員間で活発な意見交換があり、採決の結果、いずれの議案も原案通り可決されました。

今後、議事録を作成し、公開します。(議長 吉岩理事、議事録署名人 真藤理事、曽田理事)

 

以上 文責 曽田(事務局長)

 

 

 

 

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レクチャー「世界の同時代演劇を知る」~ルーマニア演劇

2012-06-10 | Weblog

去る6月7日(木)、世田谷パブリックシアター5階セミナールームにて、SPT x ITIレクチャー「世界の同時代演劇を知る」の第1弾として、ルーマニア演劇のレクチャーが行われました。

講師の七字英輔さんは、この20年間欠かさずルーマニアを訪れているとのことです。

今回のレクチャーも、ルーマニア訪問から前日に帰国したばかりというタイミングで、ルーマニア演劇のすばらしさを語っていただきました。

ルーマニアはチャウシェスク政権時代から演劇がさかんで、国内各地の主要各都市には、国立劇場、州立劇場、市立劇場がそれぞれに活動しているところもあります。

ルーマニアは、近隣をほぼスラブ民族による国家に囲まれた非スラブ国家ですが、ラテン(古代ローマ)系のルーマニア人の他、周辺諸国との位置関係により、ハンガリー系やドイツ系の住民が多い都市もあり、同じ国立劇場の中に、言語による複数部門が並立している状況だそうです。

この日の七字さんのお話では、私たちにも馴染みの深いルーマニアの演出家の名前が次々に出て来ました。たとえば、いまではシニア世代になりつつある、アンドレイ・シェルバン、シルヴィウ・プルカレーテ、アレクサンドル・ダリエなどから、最近注目を集めている若手の演出家までです。日本でも彼らの名前に馴染みがあるのは、七字さんたちが中心となって、これまでルーマニアの劇団を何度も日本に招いた実績があるからだということを改めて確認することができました。

最後の質疑応答で、何故、東欧革命(1989年~)以前からルーマニアで演劇が盛んだったのかという質問が出されましたが、それに対する答えは、民衆向けの娯楽として保護されていたからというものでした。

当時の独裁政権にとって、映画は情報統制上非常に危険なものであったのに対して、演劇はもともと民衆娯楽的な面が強いのに加え、仮に体制にとって不適切な作品が作られたなら、そういう作品は直ちに上演禁止にしてしまえばよいという考えが当局の側にはあったからだ、とのことです。

演劇の場合は、台本の検閲がなされていても、作品の作りようによっては同じ台本を使っていくらでも体制批判の演劇をつくることは可能だという側面があります。その意味で権力とのせめぎ合いが体制のあらたまる以前から常になされてきたということもルーマニア演劇の基本的なことがらとして留意しておくことが必要だと感じました。

このあと、16日(土)と20日(水)に、より個別的なテーマで少人数の勉強会を実施する予定です。勉強会のみの参加も可能ですので、ぜひ、ご参加下さい。

(文責:国際演劇協会事務局長 曽田修司)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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6月7日19時~、世田谷で「ルーマニア演劇」レクチャー

2012-06-06 | Weblog
世田谷パブリックシアターとの共催でスタートした、「世界の同時代演劇を知る」
レクチャーシリーズの「ルーマニア演劇」編が明日、世田谷パブリックシアターで
行われます。
講師は、七字英輔さんです。(19:00~ 世田谷パブリックシアター)
「ルーマニア演劇」は、驚くほどパワフルで、いまや世界中から注目される存在です。
日本でも、その魅力に惹かれて、毎年ルーマニアの都市シビウで開かれる
シビウ国際芸術祭に参加する演劇人が増えています。
ヨーロッパを席巻するルーマニア演劇の魅力にぜひ触れてみてください。
 
七字氏コメント
 1989年の「民主革命」でチャウセスク独裁体制が倒されるまで、ルーマニア演劇界は
 西欧との交流が閉ざされ、西側からは「陸の孤島」と見なされてきました。
しかし、69年 にアメリカに亡命し、かの地で花開いた演出家のアンドレイ・シェルバンが
証明するよう に、当時から優れた俳優や演出家を擁する「演劇立国」でした。
現在では、独自に発展 遂げたルーマニア演劇の面白さは人口に膾炙し、
ヨーロッパでも有数のクライオーヴァ国 際シェイクスピア演劇祭、
シビウ国際演劇祭の開催国として知られていますが、
そこに至るまでの道のりを具体的な例とともに辿ります。
また、かつてはルーマニア領でありなが ら、第2次大戦後、ソ連に編入され、91年に独
立した、日本とはより縁が深いモルドヴ ァ共和国の演劇についても触れたいと思ってい
ます。  
 
 
より詳しい内容は、以下のウェブサイトをご覧ください。

国際演劇協会のブログ

世田谷パブリックシアター「世界の同時代演劇を知る」

ITI会員は500円、一般の方は1,000円です。
 
会員、あるいは会員以外でも、興味をお持ちいただけそうな方にお声がけいただけると
幸いです。よろしくお願い致します。
 
(国際演劇協会 事務局長 曽田修司)
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SPT x ITI レクチャーシリーズ開催中。7日(木)はルーマニア演劇です。

2012-06-04 | お知らせ

先月24日、第1回の講師小川絵梨子さんのレクチャーが好評のうちに修了しました。

この日は、50名以上の参加があり、盛況でした。

小川さんからはアクターズスタジオ・ドラマスクールの3年間の授業の様子や、ニューヨークでの演出家としての活動について、自然体のソフトな語り口でたくさんのエピソードをお話ししていただきました。

ニューヨークの演劇状況がどうなっているのか、その一端をうかがい知ることもでき、興味深かったです。

今回のレクチャーは、聞き手である七字英輔さんのポイントを押さえた質問にストレートに答えていただくシンプルな構成でしたが、養成所の稽古の話だけでもぐんぐん引き込まれてしまうくらいですから、やはり、演劇の魅力は特別なものだと再認識しました。

 

次は「世界の同時代演劇」をテーマにルーマニア演劇を七字英輔さんにお話しいただきます。

    ☆レクチャー 6月7日(木)19時~21時

     「ルーマニア語圏演劇の現在―民主革命とソ連解体後のルーマニアとモルドヴァから」

    ☆勉強会 6月16日(土)14時~16時「ルーマニアの『演出家の時代』」

    ☆勉強会 6月20日(水)19時~21時「ロシア演劇とルーマニア演劇の折衷-モルドヴァ」

今月は藤井慎太郎さんのケベック演劇のレクチャーもあります。予定は、下記ホームページをご確認ください。

どうぞお楽しみに!!

お申し込み・お問い合わせは

世田谷パブリックシアター 

TEL:03-5432-1526 FAX:03-5432-1559

ホームページ:http://setagaya-pt.jp/workshop/2012/06/sptiti.html

 

 

 

 

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平成25年度新進芸術家海外研修制度の募集期間についてのお知らせです。

2012-06-04 | お知らせ

文化庁の「新進芸術家海外研修制度」については、当国際演劇協会日本センターも推薦団体のひとつとなっております。


先頃、文化庁から通知があり、今年度より募集期間が変更になるそうです。今までは、7月上旬から9月上旬でしたが、今年度より6月の中旬から8月中旬になりました。


これは、申し込みに際し、受入先団体からの受入承諾書が必要とされているにも関わらず、7月から9月の期間では受入承諾書の入手が困難である(研修受け入れ先が長期休暇に入ることが多いため)との応募者からの声に応えて期間を変更したものだそうです。


申請をお考えの方で、当センターに推薦を依頼される方は、まず、事務局までご相談ください。


メール iti@topaz.dti.ne.jp

 


 

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