国際演劇協会 事務局通信

社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センターの主催するイベントの情報などをお知らせします。

【アジアダンス会議】記録集ができました!

2007-04-03 | アジアダンス会議
お待たせしました!
アジアダンス会議の内容を採録した
「アジアダンス会議2007」記録集が(定価1000円)が出来上がりました。

いわゆる、開催した事実だけを記録する論文集ではなく、その場で起こった議論などをなるべくライブ感を残しつつ採録しました。
ダンスを考える上で、たくさんのヒントが詰まったものになりましたので、ぜひご覧ください。


主な内容
▼コンセプト「流れる 切る つながる 重なる」(武藤大祐)
▼進化するアジアダンス会議~これまでの経緯
▼参加者プロフィール
▼オープニングセッション:パドミニ・チェター(振付家、インド)
▼オーバービュー 概観 日本のダンス:國吉和子
▼私のダンス:新鋪美佳、常樂泰、ピチェ・クランチェン(タイ)、手塚夏子、ジョヴィアン・ン(シンガポール)、鈴木ユキオ、ジェコ・シオンポ(インドネシア)
▼アジアのダンス:
ヘリー・ミナルティ(インドネシア)「1998年の改革以後、ほぼ10年――アイデンティティ・ポリティクスと(踊る)想像の未来」
武藤大祐「グローバル資本主義と「日本」のコンテンポラリーダンスについて」
古後奈緒子「京阪神から見た日本のコンテンポラリーダンス」
ズルキフリ・モハマド(マレーシア)「マレー人として、コンテンポラリーダンスの振付家であるということ」
桜井圭介「「ダンス」という「コドモ」身体」
下山浩一「日本のコミュニティにおけるアーツ」
タン・フクワン(シンガポール)「言説としての身体(Discursive Body)」
▼コラム「<コントロール>をめぐるランチタイム」:新鋪+ピチェ+手塚
▼エクスチェンジワークショップ
▼ファイナルセッション:ゲスト/森山直人、前田比呂也
▼終了後のアンケートから
▼Report: The 3rd Asian Dance Conference, Helly Minarti, The Jakarta Post, Feb 25, 2007
▼後藤美紀子「芸術と言説の蜜月の関係を探して~あとがきにかえて」

購入方法は、以下の通りです。
1 通信販売
  メール(iti@topaz.dti.ne.jp)あてに、メールのタイトルを「アジアダンス会議記録集購入希望」として、
  郵便番号、住所、名前、電話、メールアドレス、所属団体または職業を明記の上、メールでお申し込み下さい。
  電話でのお申し込みも受け付けています。(03-3478-2189)
  折り返し、郵便振替用紙を同封して、記録集をお送りいたします。
  なお、代金1000円のほか、配送手数料として300円を申し受けますのでご了承下さい。(郵便振替手数料はITI負担)

2 直販
  世田谷パブリックシアターのブックスペースで手にとってごらんいただけます。
  今後、劇場などでの販売を広げていきますので、随時このブログでお知らせします。
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【アジアダンス会議】終了しました!

2007-02-16 | アジアダンス会議
アジアダンス会議が無事終了いたしました。

さまざまな価値観がぶつかり、あるいはすれ違っていき、
大きなカオスが渦巻いているような時間を
参加者のみなさんと共有することができました。
ご協力をいただいたみなさまに、
心より御礼申し上げます。

今回は、参加者本位という趣旨のもと、
セッションの時間変更などが重なり、
ご来場いただくお客さまには
大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

参加者の下山浩一さんが、ご自身のブログ
会議のレポートを掲載してくださっています。
ぜひご覧ください。

また、3月末には会議の記録集を発行し、販売する予定です。
こちらのブログでも、お知らせいたします。
引き続き、ブログのチェックをお願いします。(G)

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【アジアダンス会議】最新スケジュールはここ!

2007-02-04 | アジアダンス会議
2月4日段階の最新スケジュールはここです。
会期も迫り、お申込みが増えていますが、
一部チラシのスケジュールに変更が出ていますので、
事前に、こちらでご確認をお願いします。
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【アジアダンス会議】重要!スケジュール変更!

2007-02-01 | アジアダンス会議
チラシに掲載しているタイムスケジュールに変更がありました。
おでかけの前に必ずご確認ください。



8日18:30からのジョビアン・ンの「私のダンス」→10日14:00に
9日14:00からのジョビアン・ンのワークショップ→10日18:30に
9日14:00からのタン・フクワンの「アジアのダンス」→11日18:30に

すでに上記のセッションの申し込まれた方は、
事務局から個別にご連絡させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。





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【アジアダンス会議】4つの質問 下山さんの答え

2007-01-31 | アジアダンス会議
参加者への4つの質問の回答を
下山さんがウェブ上で公開しています。

ここです。

ぜひ、鈴木ユキオさんの回答もあわせてご覧ください。(G)
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【アジアダンス会議】「アジアのダンス」ではこんな話をします

2007-01-31 | アジアダンス会議
今回の会議のファシリテーターの武藤大祐さんが、
ご自分のサイトで、「アジアのダンス」のセッションについて、
ひとりひとりのトピックを紹介してくれました。

「アジア」というのは、日本とアジアという言い方が
違和感なくされてきたように、
日本の外にあるものと考えられていますが、
それがそもそも、外にあるのか、中にあるのか、
と考えていくと、
アジアという鏡を使って、今、ここにある状況を考えることになるのです。

私は、アジアには興味はないから~、という方も、
自分のダンスをどう創っていくかということには興味があるはずです。
そのために「アジアダンス会議」という鏡を
大いに利用してください。
(G)


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【お知らせ】ワークショップは見学も出来ます!

2007-01-29 | アジアダンス会議
アジアダンス会議の「エクスチェンジワークショップ」とパドミニ・チェターさんのワークショップは、見学も出来ます。

料金は、ダンス会議は1コマ(90分)500円、パドミニさんは1日500円です。

ワンコインで、WSが見られるなんて、とってもお得ですよね。

特に「私のダンス」に出られる方は、やはり振付家の考えていることは、
身体を動かしてみてはじめて理解できると思うので、
ぜひ、ご利用ください。
(G)
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【アジアダンス会議】4つの質問

2007-01-28 | アジアダンス会議
参加者の投げた4つの質問というのは
以下の通りです。

みなさんも、考えてみてくださいね。(G)


1)あなたがはじめて出会ったダンスはどんなものでしたか?
2)あなたのダンス人生の中で、重要だと思う出来事を3つあげてください。
3)あなたがダンスを創る上で、あるいはダンスにかかわる上で一番大事なことはなんですか?
4)ダンスを創る上で、あるいはダンスにかかわる上でアジアということを意識するときがありますか?それはどんなときですか?
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【アジアダンス会議】参加者へのアンケート

2007-01-26 | アジアダンス会議
今回、参加者同士が事前により多くの情報を交換できるよう、
4つの質問を考え、
みなさんに答えていただいています。

答え方にもそれぞれ特徴があって、
とてもおもしろいのですが、
鈴木ユキオさんが、ブログ上で公開しています。
ここです

この4つの質問、「自分はどうだろう?」と
改めて考えてみると、
けっこう、答えるのは大変なんです。

会議という名前ですが、
とにかくダンスについて徹底的に話そうという場になりそうです。
ぜひ、いらしてください。(G)
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【アジアダンス会議】海外の批評家/研究者/プレゼンター

2007-01-14 | アジアダンス会議
前回の更新から、日があいてしまいました。
現場は、会期まで1ヶ月を切り、
カウントダウン状態になっています。

さて、今日は海外の批評家/研究者/プレゼンターのご紹介をしましょう。
実は、前回国内の方のご紹介をアップしたとき、
武藤さんから、「ひとりひとりについて、なにかコメントをつけてください」
というリクエストを速攻いただきました。

今回、海外の方をご紹介すると、
国内の布陣が、どうしてこうなったのかというご説明がつくと思いますので、
それはまた次回にしましょう。

今回は、ITIの意向として、
インドシナ半島を中心とした地域からの招聘ということがありました。
けれども、リサーチをしていくうちに、
日本のコンテンポラリーダンスの振付家の問題意識と
接点を持てるアーティストがいる国、
という基準で絞っていくと、
やはり、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポールあたりに
落ち着きました。

ズルは、現在も現役のダンサーでもあります。
理論家、実務家、実演家という3つの顔を持っていますが、
専門はイスラム教におけるダンスです。
「イスラミック・ダンス」って、どういうものでしょう?
女性が人前で肌を見せることさえ禁じられている宗教のなかで、
人の前で踊るというのは、どういう意味があるでしょう?
非常に興味がそそられます。

ヘリーは、実務家タイプです。
中国のコンテンポラリーダンスについてのリサーチをしていて、
その論文は、彼女のウェブで読むことが出来ます。
(非常に貴重なレポートです)
中国なの?ということをぜひ聞いてみたいです。
ちなみに、もともと「武藤さん推薦リスト」に入っていたのですが、
それと気付かず、彼女のウェブを読んでいて、
その充実振りに、「この人を呼びたい!」と思ったところ、
なんと当初からの候補の一人だった、といういきさつもあります。

フクワンは、元々シンガポールのシアターワークスという劇団にいました。
2002年ごろまでは、頻繁に来日していたので、
日本の状況にも詳しく、
また、現在では世界を駆け回っているので視野が広く、
そういう視点からシンガポール、タイの事情について
話を聞いてみたいと思いました。
2004年には、バンコク・フリンジ・フェスティバルに
黒沢美香さんを呼んでくれました。

3人ともが、批評家とも研究者とも現場の制作ともいえる活動をしており、
こういった現実を「迎えうつための布陣」として、
日本側のメンバーが決まったわけです。
というわけで、次回の更新をお楽しみに!

◆ズルキフリ・モハマド(アーツマネージャー/ダンサー)
‘64年マレーシア生まれ。9歳からマレー伝統舞踊を学ぶ。大学で経営学を専攻した後、’91年からはクアラルンプールの〈SUASANA DANCE THEATRE COMPANY〉に所属し、ダンサーとしてアメリカや日本のツアーに参加。タイ・バンコクの「SEAMEO-SPAFA」 (Regional Centre for Archaeology and Fine Arts)勤務を経て、’02年まで「ASEAN」の観光・コミュニケーション・経済局に勤務。現在は、マレーシアやタイの大学で、アーツマネジメント、マレーシアの現代演劇、東南アジアの映画と演劇、広報戦略などについて教鞭をとっている。http://svarnabhumi.blogspot.com

◆タン・フクワン(ドラマトゥルグ/批評家/フェスティバルオーガナイザー)
‘72年シンガポール生まれ。タイ・バンコクの「SEAMEO-SPAFA」(Regional Centre for Archaeology and Fine Arts)勤務し、東南アジアの文化遺産を発展させるアーツプログラムの開発、実施している。シンガポール国立大学で文学を学んだ後、ロンドン大学で「メディア・文化論」を専攻。現在は、現職のほかバンコク・フジンジ・フェスティバルのキュレーションに関わり、ドラマトゥルグ、批評、フェスティバル・オーガナイザーとして、コンテンポラリーダンスのアジアとヨーロッパでの振興に携わっている。

◆ヘリー・ミナルティ(アーツマネージャー)
‘68年インドネシア・ジャカルタ生まれ。インドネシア大学でマスコミュニケーション論を専攻し、ロンドン・シティ大学でアーツジャーナリズムでMA取得。インドネシアの「ブリティッシュ・カウンシル」の文化部長を経て、「Asia-Europe Dance Forum」の共同キュレーターを務めるなどダンス関係の制作に多くかかわる。 ‘03-’04年には中国におけるコンテンポラリーダンスのリサーチを実施(ASFのフェロー)。現在は、フリーのアーツマネージャーとして活躍する傍ら、イギリスの大学でダンスのPhD取得を目指している。http://tubuhtarikontemporer.multiply.com/
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