TPP参加で「聖域」を守るのは絶望的、安倍晋三首相は「ウソつき首相」となるか

2013年05月27日 07時08分32秒 | 政治
◆「日本の交渉、実質2日 TPP初参加の次回会合」(朝日新聞5月25日付夕刊「1面」)「TPP日本参加は最大3日 次回会合1日延長 交渉出遅れ明確」(埼玉新聞5月26日付朝刊「2面」)などと、マスメディアが一斉に報じた。
 わずか2~3日の交渉でどれだけ日本の要求を受け入れてもらえるかと言えば、限りなく絶望的である。実はこのことは十分予想できたにもかかわらず、安倍晋三首相はじめ、自民党首脳陣は、いかにも交渉できるかの如く「詐術」を用いて、TPP交渉参加に反対する勢力を押さえつけて、米国オバマ大統領に「TPP参加」を約束してしまった。これは国際公約であるから、もはや撤回できない。
◆TPP交渉はずっと前から参加国である11ヶ月の中で行われてきた。
 ペルーの首都リマでの交渉は5月24日に終わり、次回はマレーシアで開かれる。日程は7月15日~25日とされ、日本の出遅れに配慮して、1日延長されているのだが、米国議会で日本の参加を承認する手続きが終わるのが7月23日と言われているので、日本が交渉参加できるのは、実質わずか2回、あるいは3日だけという厳しい状況にある。
 これだけの短い時間で、安倍晋三首相はじめ自民党首脳陣が、「TPP交渉参加反対派」に約束したことを実現するのは極めて困難なのだ。
 約束とは、「米、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源作物」の5つの品目について、「聖域」として関税を維持し、「ゼロ」にしないということだ。
 日本は本格交渉が可能となる9月から始める方針できたが、11カ国はすでに「例外を認めない」ということで合意しているため、日本の要求が受け入れられる余地はほとんどないのが実情だ。
◆こうなると、安倍晋三首相はじめ自民党首脳陣は、事実上「TPP交渉参加反対派をだました」ということになり、7月21日の参院議員選挙では、「ウソつき首相」という汚名をかぶり、党内に亀裂生じさせたまま、選挙戦に突入しなくてはならない苦しい立場に追い込まれる。野田佳彦前首相が「消費税増税」により「マニフェスト違反」を犯して「ウソつき首相」と呼ばれて、自滅したように、今度は、安倍晋三首相が「ウソつき首相の汚名」と戦わざるを得なくなってくる。どう切り抜けるか?

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2 コメント

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嘘つき?笑かす ()
2013-05-28 18:45:03
売国奴は早くTPP撤回を!
返信する
TPPはレントシーキングの一環ですね (らまい)
2013-06-22 12:53:05
レントシーキングによる富の収奪として行われているのがTPPですね。新自由主義政策の一環ですが安倍総理は気がついていないようですね。
返信する

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